
【小児科医監修】生後2か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
おとなしすぎて発達が心配です
個性かもしれませんね。
音に対する反応はどうでしょうか。乳児健診で問題がなければ、赤ちゃんの持って生まれた個性かもしれませんね。この月齢は、自分の好きなことに興味を持ちだす時期。何に目を輝かせるか、よく観察してみましょう。興味を示したら「すごいね!」と言葉かけをし、赤ちゃんとたくさんの体験を共有しましょう。
低月齢でもかぜをひく?
ママがかかったことのないかぜウイルスにはかかることも。
「3~4か月くらいまではママからもらった免疫があるから、かぜをひかない」とよくいわれます。逆にいえば、赤ちゃんはママがかかったことのないかぜウイルスには免疫を持っておらず、かかる可能性があるということ。かぜウイルスの数は200種類以上ともいわれます。予防のためにも、人混みには長居しないのが賢明です。
頭皮に湿疹があります
医師に相談しましょう。
乳児湿疹には、乳児脂漏性湿疹やおむつかぶれ、あせも、アトピー性皮膚炎などがあります。赤ちゃんは大人より皮膚が薄いため、バリア機能が弱く、とってもデリケート。大人の肌は弱酸性で菌の繁殖を防げますが、赤ちゃんの肌は中性に近いため細菌が繁殖しやすいので湿疹になりやすいです。
乾燥による湿疹のときはクリームなどをお風呂上がりに塗って、乾燥から守るように保湿しましょう。
寝かしつけても布団におろすと泣きます
布団との温度差を小さくしてみましょう。
寝かしつけは1日の最後の大仕事。赤ちゃんは親から離れると危険を感じる本能があり、どのママも、どんなに赤ちゃんが寝ていても布団におろすと泣く「背中スイッチ」の悩みをかかえています。バスタオルでくるんでから抱っこして布団との温度差を小さくしたり、姿勢の変化を小さくするなどいろいろ試してみましょう。
ママのおなかの上に赤ちゃんをのせて寝ると、ママを感じることができてぐっすり寝てくれることも。
お風呂上がりに白湯や麦茶は?
母乳やミルクで十分です。
お風呂上がりは水分補給をしたほうがいいのでは?と気になるところですね。しかし、2か月の赤ちゃんの水分補給は、母乳やミルクから行えています。ママの母乳やミルクで十分に水分は足りているので、あえてあげなくてもいいでしょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
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連載の目次
【小児科医監修】生後0か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第1回【小児科医監修】生後1か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第2回【小児科医監修】生後2か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第3回【小児科医監修】生後3か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第4回【小児科医監修】生後4か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第5回【小児科医監修】生後5か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第6回【小児科医監修】生後6か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第7回【小児科医監修】生後7か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第8回【小児科医監修】生後8か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第9回【小児科医監修】生後9か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第10回【小児科医監修】生後10か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第11回【小児科医監修】生後11か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第12回【小児科医監修】生後1歳の赤ちゃんの気がかりQ&A
第13回【小児科医監修】生後1歳3か月の赤ちゃんの気がかりQ&A
第14回