トモニテ
新生児の足

【小児科医監修】先天性内反足・内転足

生まれつき足首から先が内側を向いている。
【主な症状】足の変形
生まれつき足首から先が内側を向いている。
【主な症状】足の変形

【症状】足が変形し、内側を向いている

生まれつき、両足もしくは片足の足首から下が変形しています。骨や靱帯に異常があることが原因です。

先天性内反足は、くるぶしから下全体が内側に曲がり、立たせたときに足の裏全面が床につきません。片足だけの場合もありますが、両足とも内側に向いている場合のほうが多く、女の子より男の子に見られる傾向があります。

内転足は、足の先端だけが内側に歪曲している状態のことです。

【治療】早めに装具をつけて矯正する

先天性内反足の場合は、生後なるべく早く治療を始めます。医師が手で赤ちゃんの足の形を直しながらギプスをつけて固定し、矯正します。軽症ならこれで治りますが、変形がひどい場合は手術を行うこともあります。

内転足の場合は、自然に治ることが多いものです。ただし、変形の程度が強いときは装具で矯正します。

写真提供:ゲッティイメージズ

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