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慣らし保育期間中、仕事はどうする?乗り切るためのポイント

慣らし保育期間中、仕事はどうする?乗り切るためのポイント【専門家監修】

子どもが保育園に入るとき、スムーズに園生活へ入るための「慣らし保育」があります。この期間、仕事へ行けるのか疑問に思うママやパパもいるのではないでしょうか。慣らし保育期間を乗り切るためのアドバイスを家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生に聞きました。
子どもが保育園に入るとき、スムーズに園生活へ入るための「慣らし保育」があります。この期間、仕事へ行けるのか疑問に思うママやパパもいるのではないでしょうか。慣らし保育期間を乗り切るためのアドバイスを家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生に聞きました。

慣らし保育中、仕事は行ける?

慣らし保育が始まってから数日は1~2時間の預かりの場合が多く、送って行ったかと思うと、すぐに迎えに行く生活となります。そのため預かり時間が特に短いこの期間は、仕事に行こうと思っても難しいことが多いでしょう。

慣らし保育が進み、給食を食べたあと午後の帰宅になれば仕事を早退する、またはあらかじめ勤務時間を短くして調整するなどで、対応できるかもしれません。

慣らし保育の期間を乗り切るには?

職種や職場によって、子どもの慣らし保育中の待遇はさまざまです。早退や勤務時間短縮を快く認めてくれるところもあれば、そうでないところもあるでしょう。復職する場合は慣らし期間を見越して、仕事復帰の1~2週間前から入園させるとよいかもしれませんね。

親や周囲の人に相談してみる

日頃から頼れる人間関係を作っておくこともおすすめです。

たとえば親に子どもの送り迎えなどを手伝ってもらえるのなら、お願いするとよいでしょう。

シッターサービスやファミリーサポートを利用する

親が遠方であったりして、手伝ってもらうのが難しい場合は、慣らし保育の期間だけシッターサービスを利用依頼するのも一案です。

ただし民間のシッターサービスは料金が高額になることも多く、躊躇することもあるでしょう。

その場合は、厚生労働省が働く人の仕事と子育ての両立を支援する目的から設立した「ファミリーサポート」を利用するのもよいかもしれません。リーズナブルな料金で利用可能で、取り組みは各市町村で行われています。援助を受けたい人(依頼会員)と援助したい人(援助会員)のマッチングを行い、保育園の送迎や子どもを預けたいときに対応できる人を探してくれます。

慣らし保育前のワンポイントアドバイス

慣らし保育は、子どもが保育園に慣れる早さで期間が変わってきます。1~2週間と説明を受けていても、ずっと泣き続けている、ミルクを飲まない、食事を食べない、お昼寝をまったくしないなどの理由で、慣らし保育の期間延長を提案されることもあります。1ヶ月かかることもあるようです。

また慣らし保育中に、子どもが体調を崩し、休むこともあるかもしれません。その場合も延長となることが多いです。

そのため、余裕のある仕事復帰の予定を組むのがよいでしょう。

入園の前には面接が行われることもあります。園生活についての説明のほか、日頃の子どもの様子や健康状態、また親の勤務状況などを尋ねられたりします。そのタイミングで、もし不安なことや不明な点があれば、園の先生に詳しく聞いておくとよいと思います。

また、慣らし保育の期間にあわせて復帰日を決める場合はよいのですが、転居や諸事情で、保育園を変えなくてはいけない場合、そういう訳にはいきませんよね。通常の勤務をしている状態なので、早退などの融通を効かせてもらう、それが難しい場合は有給休暇扱いにするなどの対応が考えられます。職場とも事前に話し合いをしておきましょう。

ポジティブに考えて、子育てと仕事の両立を目指そう

慣らし保育が始まったときは、親と別れるときに子どもは激しく泣くことが多く、親としても心が痛むこともあるでしょう。

しかし、保育園に預けると決めたのであれば、ネガティブな感情より、前向きにポジティブな面を優先して考えていきましょう。

子どもの適応力は、親の想像以上かもしれません。親の姿が見えなくなると、案外すぐにケロッとして保育士の先生と遊んでいることもよくあります。

保育園での生活は子どもにとって初めてのことが多く、刺激がいっぱいです。友だちとのコミュニケーションの方法を学んだり、食事、トイレ、着換えなどの基本的な生活習慣も自立に向かいます。親も驚くほど、子どもが頼もしく思えることがあるかもしれません。

子どもたちが健やかに育つよう、子育てと仕事の両立を目指し、上手に慣らし保育の期間を乗り切りたいですね。

参考:

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