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【管理栄養士監修】離乳食の桜えび|いつから始める?

【管理栄養士監修】離乳食の桜えび|いつから始める?

桜えびはカルシウムをはじめ、たんぱく質やカリウムなど多くの栄養素が含まれています。また、ほかのえび同様にうまみ成分を含み、殻ごと食べることで香ばしさが感じられます。今回は、赤ちゃんに桜えびを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
桜えびはカルシウムをはじめ、たんぱく質やカリウムなど多くの栄養素が含まれています。また、ほかのえび同様にうまみ成分を含み、殻ごと食べることで香ばしさが感じられます。今回は、赤ちゃんに桜えびを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。

桜えびはいつから食べられる?

桜えびは少量を後期から。水で戻してやわらかく

小さいえびはすべて桜えびと思われていますが、桜えびは1種類のみ。
水揚げすると桜色になるため、この名がつきました。

一般的には、生桜えびや干しえびとして流通しています。
産地近くでは、軽く塩ゆでした釜揚げ桜えびとして出ることもあります。
調理法として、素干し、釜揚げ、煮干し等、料理の色合いとして利用されることが多い食材です。

離乳食に桜えびを取り入れる場合、離乳後期の生後9〜11ヶ月頃から使用できます。
ただし、本格的に料理に使用するのは、1歳~1歳6ヶ月頃の離乳完了期からにしましょう。

水に戻してやわらかくして使用します。
塩味と風味が強いので、離乳食には少量のみ使用するようにしましょう。
また、食物アレルギーにも注意しましょう。

桜えびはカルシウム含有量が多く、たんぱく質、カリウムなど栄養成分も含まれています。
長期保存できる乾物なので、栄養バランスが気になるときに重宝する食材です。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

桜えびは、調理前に水や湯に浸して戻し、やわらかくなったものを細かく刻んで使用しましょう。
炊き込みご飯やかき揚げなら、少量をそのまま混ぜ込んでも大丈夫です。
かき揚げ等の具に使うときは、フライパンで軽く炒ると香りがぐっと増しますよ。

食物アレルギーについて

桜えびは、特に食物アレルギーが出やすい食品です。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

どのくらいの量を与えたらよい?

桜えびは塩分が多く含まれているため、風味づけ程度に少量のみ使います。
料理に少量を混ぜて与えましょう。

一緒に調理する食材の栄養成分も考慮しながら、量を調整してください。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

素干しの桜えびは、炒め物などの風味付けに使われます。
たとえば、さつまいもの混ぜご飯に刻んだ桜えびを少量加えると、風味が出ます。
ご飯の固さは月齢に合わせましょう。

桜えびの量の目安

子どもの成長に合わせて、食材を与える量を変えます。

桜えびの時期別・1回あたりの目安量

桜えびの時期別の1回あたりの目安量/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • 軽く水洗いして、お湯に10~30分浸す

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

乾燥桜えびはお湯に浸して戻すことで食感がよくなりますし、戻したお湯はだし汁としても活用できます。
必要な分だけ戻せばいいので便利です。レシピによっては、戻さずに調理できます。
また、通常のえびの下処理にある、背わた取りは必要ありません。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] 卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、 ごま、カシューナッツ

必ず「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」を事前にご確認の上ご利用をお願いいたします。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。

  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。

  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。

  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。

  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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