
排卵日はいつくるの?予測方法や周期を安定させる方法も解説
妊活中の人にとって、排卵日がいつなのかを把握することはとても大切です。妊活中ではなくても、排卵のタイミングから自分の生理周期や体のリズムを把握したいと考えている人もいるかもしれませんね。
しかし「正直、排卵日がいつのことを指すのかよくわからない…」「排卵日を把握したいけど、生理周期が不規則で予測できない」といった疑問や不安を感じている人もいるでしょう。そこでこの記事では、排卵日の一般的な時期や予測方法、排卵周期を整えるためのポイントを詳しく解説します。妊娠を希望している人や、自分の体のリズムを知りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
妊活中の人にとって、排卵日がいつなのかを把握することはとても大切です。妊活中ではなくても、排卵のタイミングから自分の生理周期や体のリズムを把握したいと考えている人もいるかもしれませんね。
しかし「正直、排卵日がいつのことを指すのかよくわからない…」「排卵日を把握したいけど、生理周期が不規則で予測できない」といった疑問や不安を感じている人もいるでしょう。そこでこの記事では、排卵日の一般的な時期や予測方法、排卵周期を整えるためのポイントを詳しく解説します。妊娠を希望している人や、自分の体のリズムを知りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
排卵日とは?

排卵日とは、卵胞(卵子を包む袋)が卵巣から排出される日のことです。
卵胞は、生理中に分泌される「卵胞刺激ホルモン(FSH)」の刺激を受けて成長します。そして、成熟すると卵胞の膜が破れ、中に入っていた卵子が卵巣から飛び出す「排卵」が起こります。
排出された卵子の寿命は約24時間と短いですが、精子は女性の体内で72時間程度生き残ることが可能です。そのため、排卵前後の数日間が最も妊娠しやすい時期とされています。
排卵日はいつ起こる?

排卵は、次の生理開始予定日の約14日前に起こるのが一般的です。この考え方を「オギノ式」と呼び、生理周期から14日を引くことで、生理開始日の何日後に排卵が起こるのかを算出します。
たとえば、生理周期が28日の人であれば、28日−14日=14日となるので、生理開始日の14日後が排卵日となります。生理周期が32日の場合は、32日−14日=18日となり、生理開始日の18日目が排卵日と判断されます。
ただし、オギノ式で計算された排卵日はあくまで目安です。実際の排卵日は体調やストレスなどによって変動するため、ズレる可能性があります。また、生理周期がわからないと計算式に当てはめられないので、生理不順の人にはあまり向かないでしょう。
排卵日を予測する方法は?

生理周期が安定している人であれば、オギノ式で排卵日の目安を把握することができます。しかし、排卵日を正確に知ることは難しいうえ、生理不順の人にはあまり向いていません。
それでは、排卵日をより正確に把握するにはどうすればよいのでしょうか?ここからは、排卵日をできるだけ正確に知るための方法を3つ紹介します。
基礎体温を測る
基礎体温とは、起床直後、布団から出る前に測る体温のことです。女性ホルモンの影響で、排卵前は体温が低く、排卵後は体温が上昇するという特徴があります。
そのため、基礎体温を毎日記録することで、排卵のタイミングを把握しやすくなります。長期的に続ければ、過去の基礎体温の周期から次回の排卵の時期をある程度見通すこともできるでしょう。
おりものの状態を観察する
排卵が近づくと、おりものの性状が変化します。よく伸びるゼリー状になり、卵の白身のような色をしているのが特徴です。
排卵期におりものが変化するのは、精子が子宮内に入りやすくするためです。
普段のおりものと比べて粘り気がある、量が増えたなどの変化がみられたら、排卵が近い可能性が高いでしょう。
排卵日予測検査薬を使う
排卵日予測検査薬は、尿中の「LH(黄体形成ホルモン)」の濃度を検出し、排卵のタイミングを予測するものです。
一般的には、排卵日予測検査薬で陽性反応が出てから24〜36時間後に排卵が起こります。そのため、陽性反応が出た日かその翌日が最も妊娠しやすいタイミングといえるでしょう。
排卵の周期を安定させるには?

排卵のタイミングを予測しやすくするためには、体のリズムを整えることが大切です。
ここでは、排卵周期を安定させるために心がけてほしい生活習慣について解説します。
規則正しい生活を心がける
生活リズムが不規則になると、排卵のリズムが乱れやすくなります。そのため、まずは無理のない範囲で生活リズムを整えることを意識しましょう。
毎日同じ時間に起きる、決まった時間に食事や睡眠をとるなど、規則的な生活を送ることで、ホルモンバランスが安定し、排卵のリズムも整いやすくなります。
栄養バランスのよい食事を取る
栄養が偏ると、排卵周期が不規則になったり、排卵がうまく行われなくなったりすることがあります。野菜や魚、大豆製品などさまざまな食材を取り入れ、必要な栄養をバランスよく摂取しましょう。
痩せすぎ・太りすぎはホルモンバランスの乱れにつながるので、適量を食べることが大切です。
定期的に運動する習慣をつける
運動習慣をつけることでホルモンバランスが整い、排卵周期の安定につながります。
過度な運動はかえって逆効果なので、ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、無理なく続けられる運動を日常生活に取り入れましょう。
十分な睡眠をとる
慢性的に寝不足になると、排卵機能に悪影響を及ぼすことがあります。1日6〜8時間程度を目安に、十分な睡眠をとるようにしましょう。
また、睡眠の質を高めることも大切です。夜更かしやスマホの長時間使用を控え、毎晩決まった時間に就寝する習慣をつけましょう。
排卵についてよくある質問

ここでは、排卵に関するよくある質問を紹介します。
妊娠しやすいのは排卵前と排卵後どっち?
排卵前後の数日間が最も妊娠しやすいといわれています
妊娠しやすいのは、排卵日の数日前から排卵後の数日間とされています。卵子の寿命は約24時間と短いですが、精子は体内で3日ほど生存できるので、必ずしも排卵当日でないと妊娠できないわけではありません。妊娠を希望する場合は、基礎体温や排卵日予測検査薬を活用して排卵のタイミングを把握し、その前後数日間に複数回性交渉を行うとよいでしょう。
排卵の時期は生理周期や体調などによって個人差がある

排卵日は、一般的に生理予定日の約14日前に起こります。しかし、排卵のタイミングには個人差があるので、排卵日をより正確に知るためには基礎体温や排卵日予測検査薬などを活用するとよいでしょう。
また、生活習慣を見直すことで、排卵のリズムが整いやすくなり、排卵のタイミングを把握しやすくなります。
適度な運動や十分な睡眠、バランスのよい食事を心がけ、体のリズムを整えていきましょう。
- 排卵日とは、卵子が卵巣から排出される日のこと
- 排卵は次の生理開始日の14日前に起こることが一般的
- 基礎体温や排卵日予測検査薬などによって排卵日をある程度予測できる
- 生活習慣を整えることで排卵周期が安定しやすくなる
- 排卵前後の数日間が最も妊娠しやすいといわれている
出典