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入院検査

【小児科医監修】治療? 検査? 赤ちゃんと子どもが入院するのはこんなとき

意外と多い子どもの入院。これにはワケがあります。
意外と多い子どもの入院。これにはワケがあります。

高い熱が続いた場合、検査のため

一般に赤ちゃんは、ママから免疫をもらって生まれてくるので、5~6か月ぐらいまではウイルス性の病気から守られていて、病気にあまりかかりません。にもかかわらず高い熱が出る場合は、重い病気にかかっている可能性があります。念のため入院して検査をし、早く病気を発見して適切な治療を開始します。

脱水症の治療で、点滴のため

赤ちゃんや子どもは大人より多くの水分を必要とします。それだけに、ウイルス性胃腸炎などの嘔吐や下痢で、急速に水分が失われ、しかも飲めない状態が続くと、あっという間に脱水症になってしまいます。この場合、脱水症を防ぐには、点滴による水分補給が必要で、そのために入院することがあります。

合併症を起こした場合に備えて入院治療

赤ちゃんや子どもは、病原体から体を守る機能が未熟です。かぜをひいただけでも長引いて重い中耳炎を併発したり、かぜをこじらせて肺炎などを起こしたりすることがあります。そのため、症状によっては、合併症の治療も含めて入院が必要になります。

全身麻酔による検査のため

検査によっては体を動かしてはいけないもの があります。ところが、赤ちゃんや子どもはじっとしていることが難しいため、麻酔が用いられることもあるのです。多くは全身麻酔で、そのために日帰りができない場合もあり、入院しなければならないことがあります。

入院の流れ

入院の手続き

入院が決まったら、医師や看護師などに用意するものを聞きます。ほとんどの場合、手続きや持ち物、入院中の注意事項を書いたパンフレットなどを渡されます。事務的な手続きとしては、入院申込書と入院保証書などを提出します。

付き添いの確認

看護師による完全看護か、あるいは親の付き添いが必要かを事前に確認します。完全看護の病院でも、病状や希望によって付き添いを許可しているところもあるようです。付き添いをする場合は、身の回りの世話以外に何をしていいのか確認を。

園への連絡

保育園や幼稚園に通っているときは、入院でお休みすることを必ず園に伝えます。その際、入院期間についても、わかる範囲で伝えておきましょう。特にインフルエンザ、百日ぜき、結核など感染症にかかった場合は、必ずそのことを連絡します。

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