トモニテ
下を向いた赤ちゃん

【小児科医監修】眼瞼下垂(がんけんかすい)

まぶたが垂れ下がったままで上がらない。
【主な症状】まぶたが上がらない
まぶたが垂れ下がったままで上がらない。
【主な症状】まぶたが上がらない

【症状】筋肉の異常で、まぶたが下がっている

まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)が生まれつき弱く、常に上まぶたが垂れ下がったままで、上がりません。片方の目だけに起こる場合と、両目に起こる場合があります。

症状の程度はさまざまです。軽度なら日常生活に支障はありませんが、まぶたが瞳孔にかかっている場合は視力の発達が妨げられ、弱視になることがあります。視力は見ることによって発達するので、瞳孔がまぶたで覆われていると、視覚刺激が遮断されて見ることができないため、視力が弱くなるのです。

【治療】視力に影響があるときは、早めに手術を

まぶたが下がっている程度によって、手術が必要かどうかを決めます。日常生活に差し支えがなければ、ようすを見ます。まぶたが瞳孔にかかっている場合は、まぶたを持ち上げる筋肉の手術をします。視力の発達が損なわれるおそれがあるので、手術は早めに行います。

写真提供:ゲッティイメージズ

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