里帰り出産のメリットとデメリット
里帰り出産は、実家から離れて暮らしている人が、実家近くの病院や産院などで出産することをいいます。産んだ後すぐ育児のサポートをしてもらえることなどからそうする人が多くいますが、実家が遠いと重いおなかを抱えて長期間移動することに。決める前に里帰り出産のメリット、デメリットを知っておきましょう。
里帰り出産のメリット、デメリットを知る
里帰り出産とは、赤ちゃんのママが一時実家に戻り、実家近くの出産施設でお産をすることです。
メリットとして、出産経験のある実母がそばにいてくれることがあります。実母や家族がいてくれることでリラックスして出産にのぞめますし、妊娠・出産経験がある分、いろいろなサポートをしてもらえて、心強いものです。
出産後、育児で忙しい中、家事のことを考えなくてよいということも大きな利点。出産直後の睡眠不足や体調不良の状態にあって育児に専念できるのは大変ありがたいものです。
デメリットとしては実家の家族が何でもやってくれることで、だんだん「居候」の気持ちになってしまうことです。実家での育児は、実母のサポートを全面的に受けることができるので、里帰りが長引くほどそれがあたり前になり、自宅に戻った時に大変な思いをするかもしれません。
また、パパは長い間、赤ちゃんと離れて暮らすことになります。そのため、パパがなかなか父親としての自覚をもてない、育児に消極的になるなどの影響があるようです。したがって、パパとはひんぱんに連絡をとり合うことが大切です。健診のあとは必ず報告するなどして、密にコミュニケーションをとりましょう。
里帰り出産のスケジュールを立てる
里帰り出産は、出産予定日の1か月前までにと多くの出産施設でいわれています。ふだん健診していた自宅近くの産院とはちがう場所での出産となります。いままでお世話になっていた出産施設の先生や助産師のもととはちがった環境下での出産となるので、出産するところはきちんと選びます。基本、出産施設でのお産は、飛びこみでできません。できるだけ早く、妊娠20週までに予約をしておくと安心です。
移動をスムーズにするために事前に荷物は実家に送っておきましょう。
余裕をもってスケジュールを組みましょう
出産が早まる可能性も十分にあるので、臨月に入る前に余裕をもって里帰りをしましょう。また、自宅へ帰るのはママと赤ちゃんの1か月健診が無事に終わったあとが妥当とされています。帰宅する際は、赤ちゃんに負担がかからないようスケジュールをゆったりと組みましょう。車を使う場合は、ときどき休憩をとって疲れないようにしながら帰宅します。また、渋滞を少しでも避けるために、できれば祝日や休日でない日を選びます。実家から自宅までが5時間以上かかる時は、産後6週め以降の帰省にしたほうがよいでしょう。
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