妊娠中のとまどいQ&A パパのこと
パパが妊娠を喜んでくれません
パパは妊娠をちっとも喜んでいないようです。妊娠したといっても、そのあとと前では何の生活の変化もありません。それどころか、前より忙しそうにしてスケジュールをつめこんでいます。妊娠に関する本や雑誌をいっしょに読もうと誘っても、見向きもしません。
率直に話し合ってみましょう
妊娠したからといって、すぐにママらしい気分になれないように、パパの多くも、心の中にとまどいがあります。赤ちゃんよりも自分をかまってほしいという子どものようなパパもいます。
赤ちゃんが生まれることで経済的な負担や自由がなくなるのではないかといったことで、妊娠を喜ぶママを前にして不安を言い出せないパパは多いものです。パパもライフスタイルの変更を迫られて混乱しているのです。ふたりが感じている混乱、それと別にわき上がる喜びや責任感などについて、率直に話し合ってみましょう。お互いに、誤解し合っていることがあるかもしれません。
妊娠中の約9か月は、赤ちゃんができるまでの心の準備期間でもあります。また、出産する時が準備のタイムリミットというわけでもありません。無理に急激にパパやママらしく振る舞おうとするより、これまでどおりのふたりでよいこと、そういうふたりにできた赤ちゃんを助け合って育てていこうということを確認し合えればよいのです。
パパが立ち会い出産を嫌がります
パパの立ち会い出産を希望しています。そのためにそれが叶う遠い出産施設を選んだのに、彼はしたくなさそうです。どうしたらする気になるでしょうか。
パパもお産がこわい
あなたが内心「お産がこわい」ように、パパのほうも「お産がこわい」のです。血を見るのが苦手というパパもいます。立ち会いについては、始めから積極的なパパのほうが少ないでしょう。
パパにどうしても立ち会いをして欲しいなら「お産は家族の大切なイベントだから、いっしょに参加してほしい」と伝えましょう。
また、パパは自分の気持ちだけでなく、生まれてくる赤ちゃんの気持ちも考えてあげましょう。
赤ちゃんは生まれる時、パパがいてくれたらとてもうれしいでしょうからね。
子育てについて意見がぶつかってしまう…
妊娠してはじめてわかったのですが、パパと私は育てられ方がまったくちがいます。私は溺愛されましたが、パパはとても厳格な親に育てられたそう。私は、やはり母のように甘やかして育ててしまいそうです。
そんな私とパパが子育てについて話すと、食いちがうことばかりで、ぶつかってばかり。どうすればいいでしょう。
ふたりで子ども時代のことを話してみましょう
それまではちがうからこそ引かれ合って結婚したはずなのに、そのちがう点が、パパとママになる時に、重大なすれちがいに感じられることもよくあります。
子育ては、もう一度子ども時代を過ごすことだとたとえられます。
子どもを育てることは、自分の育てられ方とどうしても向き合わないとやっていけない面があります。自分が育てられたように子育てしたい人もいるでしょう。
自分の子ども時代のことを振り返ってみてください。赤ちゃんができると、それまでいやだと思っていた育てられ方にもよさを見つけるものです。できればふたりで子ども時代のことを話してみましょう。お互いの見えなかったことが見えて理解が深まります。
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「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。
写真提供:ゲッティイメージズ
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