低出生体重児の病気
未熟児網膜症
ふつうでは胎内で発達する網膜が、低出生体重児の場合は、出生後に発達します。胎内とはちがう環境で発達するため、網膜の血管が異常に発育することがあり、ときには網膜剥離などになったりして重症化することも。
無呼吸発作
生後順調に始まった呼吸が、突然一時的に止まってしまうもので、放っておくとチアノーゼを起こします。呼吸を助ける、酸素濃度を上げるなどの処置をします。
呼吸窮迫症候群
肺胞の内側をおおっている表面活性物質が十分につくられないため、自力で呼吸できず酸素不足になることがあります。
酸素吸入や、人工的につくった表面活性物質を補充して治療します。
未熟児貧血
低出生体重児は、血液をつくる機能も十分でないため、貧血を起こしやすくなります。輸血などにより治療します。
壊死性腸炎
腸管の壁に炎症が起き、症状が重くなると、腹膜炎、敗血症を起こすといった危険があります。無呼吸発作、吐くなどの症状が見られることも。手術が必要になります。
育て方で気をつけること
新生児科からの注意を守り、定期的にチェックを受けましょう。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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