新生児がかかりやすい病気
新生児黄疸
血液中の赤血球が壊れてできたビリルビンが血液中に残り、皮膚や目が黄色くなる黄疸は、新生児には生理的なものですが、母乳性黄疸、血液不適合による黄疸、病気によって起こるものも。
母乳性黄疸
母乳中の脂肪が分解され、ビリルビンを分解する酵素のはたらきを邪魔するため起こります。生理的な黄疸のあとも続くことはありますが、治療の必要はほぼないでしょう。
血液型不適合のための黄疸
ママと赤ちゃんの血液型が合わない時に起こり、Rh型不適合とABO型不適合があります。強い黄疸の出ることが多いので、必要に応じて治療を行います。
病気による黄疸
頭血腫や新生児メレナ(後述)などで出血があったことや、ビリルビンを分解する酵素が少ないことが原因で、黄疸が長引くことも。ビリルビンが高い状態が続くと脳に障害を残すこともあるので、治療が必要です。
新生児仮死
胎内でストレスがかかり、一時的に酸素が不足したなどの原因が考えられます。軽い場合は、鼻や口の中の粘液をカテーテルという管で吸いとったり、皮膚を刺激して啼泣を促します。重い場合は、人工呼吸や酸素吸入をすることもあります。
出産骨折
巨大児出産などで無理な力がかかり、赤ちゃんが骨折することです。出産の時に肩が引っかかって鎖骨が折れたりすることも。
ただ、新生児は骨がくっつきやすいので、折れた部分を動かさないようにすれば自然に治ります。
新生児メレナ
血液を凝固させる物質の不足で、胃や腸などから出血する病気。生後1~3日後に、赤や茶色の液体を吐いたり、真っ黒な便や赤い血が混じった便が出たりします。ビタミンK²の不足が原因なので、ビタミンK²シロップを投与して治療します。
最近では、誕生後に病院でビタミンK²シロップを与えて予防しています。
産瘤
赤ちゃんは狭い産道を通るときに頭が圧迫され、多少頭が変形するのがふつうで、これが産瘤です。生後数日で吸収されて消えるので、治療の必要はありません。
頭血腫
産道で頭が圧迫され、頭蓋骨とその外側にある骨膜の間に出血が起こり、それがたまってこぶになることがあります。
消失するまでに数か月かかります。出血が広がらなければ、自然に吸収されて治るのを待つことになります。
頭蓋内出血
硬膜下あるいは脳室内で出血することをいいます。
呼吸障害やチアノーゼ(唇やつめの色が紫色になる)、けいれんする、かん高く泣く、元気がないなどの症状が、見られることがあります。
臍肉芽腫
へその緒がとれたあと、感染やおむつのこすれで肉芽腫ができ、時には出血することがあります。
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