どこで産むの?産む場所ってどんな感じ?
どんなお産にしたいかイメージして
出産する施設を決める際は、自分が実際にどんな場所で出産するのか、病室はどんな部屋なのかなどを知っておくことが大切です。
たとえば、病院に到着してから陣痛の間隔が短くなるまでの時間を過ごす陣痛室は、できるだけリラックスできる部屋が望ましいでしょう。病院によってはソファなどがあり、広々とした空間で、付き添いの人もゆったりと過ごせるよう工夫されています。
出産室は、背もたれの角度が自由に変えられる分娩台をはじめとして、さまざまな医療器具がありますが、いわゆる「手術室」のようなところではなく、ママが安心できるよう暖かみのある内装になっています。最近は陣痛から出産までひとつの部屋で過ごせる、LDRルーム(上写真)を取り入れているところもふえています。中には畳付き出産室や水中出産室があるところも。
LDRルーム
陣痛から産後回復までずっと同じ部屋のまま
LDRとは、陣痛(Labor)・出産(Delivery)・回復(Recovery)の略語。LDRルームは陣痛から出産、産後の回復までひとつの部屋にいられるので、移動の手間が省けてからだがラク。
出産室
リラックスして出産できる環境
一般的な設備としては、リクライニング式の分娩台、トイレ、洗面台などがあります。ママは薄暗い部屋のほうがリラックスして出産できることが多いため、部屋の明るさ設定も自由にでき、静かなBGMが流れているなど、快適なお産のための配慮がなされています。
一般室
個室?相部屋?母子同室?別室?
病院によっては4~6人部屋のほか個室を選べるところも。周囲に気がねせず、ゆっくり過ごしたい人には個室がおすすめ。相部屋の場合は、ママ友ができ、その後、赤ちゃんぐるみで付き合えるケースもあるようです。
こんな設備があるところも
水中出産室
約37℃の温水の中で出産する水中出産のための出産室です。写真は出産に立ち会っているパパもいっしょに入ることができる、2人用サイズの浴槽です。
洋風や和風の出産室も
上は奥に畳のある和風の出産室、下は洋風の出産室です。何種類か部屋が用意されていて、好みによって選べるところもあります。
出産後の1日
出産後2時間は出産室で過ごします。母子に異常がなければ早期母子接触をして初回の授乳を行います。ママのからだに問題がない場合は、そのまま一般室へ移動します。ママは出産の疲れはありますが、赤ちゃんといっしょに一般室へ移動。からだを休めたうえで、赤ちゃんの欲しがるサインを見落とさず、頻回におっぱいを吸わせます。
出産当日からさっそく育児の始まりです。授乳やおむつ替えなどは2〜3時間ごとに休息をとりながら行います。はじめてでも大丈夫! 最初に助産師さんや病院スタッフから抱っこの仕方やおむつの替え方、授乳の仕方、げっぷの出し方などを教わります。最初は上手にできなくても、じょじょに慣れてくるのであまり気にしないでください。おっぱいは、赤ちゃんが欲しがるときに与えます。生後1週間は2〜3時間おきに授乳します。
家族や友人が面会に来始めますが、長時間話すのは避けてこの時期はゆっくり休んで。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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