日本の子どもは貧血が多い?うちの子の「鉄不足」をカンタンにチェックする方法【管理栄養士監修】
約3,900人分の測定データで分かった!日本の子どもは鉄不足!
2022年11月から、お子さまたちの「鉄チェック活動」を実施している「ほほえみ」「ステップ」でおなじみ株式会社 明治さん。
2023年7月時点で約4,000人の測定が完了し、これまでの約3,900人分の中間集計結果が出たらしい!そこには驚きのデータが…。さっそく見ていきましょう。
「鉄チェック」でわかった、1歳〜5歳の「貧血傾向割合」
調査対象は、1歳〜5歳のお子さま3,855人(2023年7月現在)。脳の活動に大切な「ヘモグロビン」の基準値から算出した「貧血傾向割合」が「5.6%」であるということが判明しました。
この割合は、はたして高いのでしょうか?それとも低いのでしょうか?オーストラリアとアメリカの数値と比較してみましょう。
日本の子どもはアメリカ・オーストラリアに比べて2〜3倍も貧血が多い
この表は、日本とオーストラリア、アメリカの「鉄摂取量」「貧血割合」を比べたものです。「中央値」と「平均値」の直接の比較はできませんが、「鉄チェック活動」の中間集計から、日本では、諸外国に比べて子どもの貧血割合が高い可能性のあることが明らかになってきました。
赤枠で囲った部分、日本の「貧血割合」を見ると、アメリカの約2倍、オーストラリアの約3倍という結果に。幼いうちから「鉄」をとることの大切さが広く知られている海外に比べて、日本は遅れをとっている状況なのです。
では、なぜ幼いうちに「鉄」をとる必要があるのでしょうか?その理由を株式会社 明治の管理栄養士さんに聞いてみました!
「鉄」は、脳の成長に必要不可欠!
「1〜3歳の幼児期の脳は、活動量にともない大人の数倍もの酸素が必要になります。*1 そして、脳に酸素を運ぶ働きをするのがヘモグロビンと呼ばれる物質。このヘモグロビンの材料となるのが「鉄」なのです。つまり、この時期の子どもの成長に「鉄」がとても重要な役割を果たしているんです。」(株式会社明治 管理栄養士・林さん)
お話を伺ったのは 株式会社明治 管理栄養士・林さん
なるほど、「鉄」というと、「貧血」のイメージがありますが子どもの「成長」に大きな関係があるのですね。
「そんな中、日本では、1〜3歳のお子さんの2人に1人は鉄不足と言われています。*2 1日に摂取したい量の鉄の摂取量を、ふだんの食事だけでまかなうのはとても大変なのです。」(同・林さん)
これはたしかに、今までの食生活を見直したほうがいいかも?「うちの子は大丈夫かな?」そう思ったママとパパに朗報です!
全国のアカチャンホンポ、トイザらス、ベビーザらス(一部店舗を除く)で、簡単に「鉄チェック」ができるイベントを開催しています。その詳細をご紹介します。
*1:Kuzawa CW. Proc Natl Acad Sci USA.111.13010-13015.2014、厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2020年版)脳の酸素消費量 体重あたりで大人の約7倍
*2:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の推奨量(12~36ヵ月)と「国民健康・栄養調査(平成28年)」の摂取量中央値(12~36ヵ月)の比較
採血不要!約30秒で鉄不足がチェックできるイベントって?
全国のアカチャンホンポ、トイザらス、ベビーザらス(一部店舗を除く)では、お子さんの「鉄不足」を気軽にチェックできる「鉄チェック活動」を実施中!もちろん無料なので、お買い物のついでに気軽に立ち寄れそうですね。
クリップに指先をはさんで約30秒待つだけだからとっても簡単!その場ですぐに鉄不足かどうかがわかります。採血不要だからお子さまも痛くないし、安心ですね。
さらに、栄養士による無料相談もできるのだそう。鉄不足について不安なことや、毎日の離乳食や育児について気になることがあれば気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
来場者には、家族で鉄不足について考えるきっかけになりそうですね。
店舗ごとに実施日が異なるのでご注意!以下のサイトからお近くの店舗を探してみてくださいね。
鉄をおいしく簡単にとる方法!フォローアップミルク
幼児期の脳の成長に「鉄」が重要な役割を担っていることがわかりました。でも、ふだんの食事で足りない鉄を補うのは大変…。そう思ったママやパパにおすすめしたいのが、フォローアップミルクです。
明治ステップは鉄・DHAの配合量がNo.1*。鉄・DHA以外にも、ビタミンC、カルシウム、ビタミンD、フラクトオリゴ糖などで栄養素サポートしてくれます。
*2022年9月時点当社調べ/明治ステップ らくらくミルクを除く