赤ちゃんの好奇心に寄り添いたい。ピープル農場に潜入して分かった“お米のおもちゃシリーズ”に懸ける思い
お米がおもちゃになるまで。ピープル農場と工場に潜入!
産まれたばかりの赤ちゃんにとって、見るもの・触れるものは初めてづくし。赤ちゃんに安心できるもの、健やかな成長のきっかけとなるようなものを選びたいですよね。そんなママパパたちの思いに寄り添って日々、商品開発をしているのが赤ちゃんや子どもたちのおもちゃ作りをしているピープル。
産まれてすぐの赤ちゃんが安心して舐めて遊べる「ピープルの純国産 お米のおもちゃ」シリーズが来年で15周年を迎えます。原料にお米を使用しているのは、赤ちゃんへの思いや安心を追求した結果からとのこと。安心はもちろん、おもちゃに触れることで育まれる好奇心を思う存分満たせるのがこのお米のおもちゃの魅力。
そんな、“おもちゃ作りの素材”からこだわるピープルは、「まずはお米のおもちゃの原料を詳しく知ることから始めよう」と考えたそう。
そしてそのために、なんとピープルでは新潟に田んぼを借り「ピープル農場」を開始したんだとか。
「トモニテでも是非その様子を見てみたい」ということで今回、トモニテ編集部でピープル農場に行き、その様子やピープルのおもちゃ作りへの思いを聞いてきました!
ピープル農場に潜入!
東京 六本木にあるトモニテ編集部を飛び出し、新潟 南魚沼にあるピープル農場に着いてまず思ったこと。「空気の心地よさ、清々しさが全然違う…!」
この自然の中で育ったお米で作られる“お米のおもちゃ”。実はこの記事の筆者の子どもも、赤ちゃんの時に“お米のおもちゃ”で遊んでいたことがありましたが、そのおもちゃを作っている土地、環境を目の当たりにし、感慨深さとともに、安心感のようなものを覚えました。
今回、ピープル農場ではトモニテ編集部員だけでなく、ピープルの社員さんやお子さんたちと一緒に田植え体験をしました。
体験してみてわかる、泥の感触
赤ちゃんの頃にお米のおもちゃで遊んでいたという8歳のななかちゃん。
左:当時0歳のななかちゃん、右:田んぼでのななかちゃん
さっそく田んぼの泥の中に入ると、「やわらかーい!」とはしゃぎながらも、「最初は冷たいけど、だんだん暖かく感じるようになってきた!」と教えてくれました。
このピープル農場の“通称・田んぼ大臣”であるピープル社員の片桐さんとお話する中で、今植えている稲がお米になり、やがて“お米のおもちゃ”になることを知り目をキラキラさせるななかちゃん。「学校でもお米の勉強をしたりもするけど、田植えはなかなか経験できないし、身近に感じるようになった」と話してくれました。
ピープル農場で獲れたお米は「お米のどうぶつつみき」のうち、黄色のつみきに使われています
「好奇心のままに、たくさん遊んで欲しいという思いを込めて作ったおもちゃです」
子どもの“好奇心”を起点におもちゃ作りをしているというピープル。その思いを詳しく聞いてみました。
田んぼ大臣の片桐さん
「今回のような田植え体験は、大人にとっても子どもにとっても好奇心溢れる経験で、またそれが非日常の新鮮な体験だからこそ心を動かすものがあるんじゃないかなと思っています。ただその一方で、日々自然を相手にしながらお米を育てる農家の方の労力は計り知れないなと。そうやってできたお米を使わせてもらう以上、中途半端なものづくりはできないなと強く感じます。」
ご自身が田んぼ大臣としてピープル農場を運営していきながらも、その中で農家さんに対するリスペクトやものづくりへの思いがどんどん高まっていったという片桐さん。
子どもの好奇心を満たすおもちゃづくりをする上で大切にしていることについても聞いてみました。
「この商品はお米を原料にしているという部分だけがどうしてもフォーカスされがちですが、根底には“子どもの好奇心に根差した、お米のおもちゃならではの思い”が込められています。こういったことを我々はもちろん忘れずにいたいですし、使ってくださる赤ちゃんやママパパの方々にも伝わると嬉しいです。田んぼにくると、そのようなことを見つめ直すいいきっかけにもなりますね。うちの社長も今回そのためにわざわざ田植えに来ていますし(笑)。」
黙々と田植えをする桐渕社長
ーーーどういった方々に、ピープルの“お米のおもちゃ”を届けたいですか?
「一人でも多くの赤ちゃんが遊んでくれたらうれしいです。とにかく赤ちゃんのことを考えて、好奇心のままたくさん遊んで欲しいという思いを込めて作ったおもちゃです。また、ピープル農場の活動もその一環なので、思う存分なめて触れて遊んでくれたらそれ以上にうれしいことはないです。」
写真だと一見クールに見える片桐さん。しかしその熱い思いに触れ、いち消費者である筆者自身も、ますますお米のおもちゃのファンになりました。
赤ちゃんの口に入るものだから、品質にはとことんこだわった
ピープルのお米のおもちゃは、原料から製造まで、すべてを純国産で行っているといいます。おもちゃを成型する際の金型は、普通の樹脂とは違う“お米素材特有の性質”に合わせ、専用の金型などを設計しているんだとか。
バイオマスレジン南魚沼工場
また、赤ちゃんが安心して遊べるようなさらりとした優しい手触りを実現するために、特別な機械を使いおもちゃを十分に乾燥させるというひと手間も加えているそう。製品完成後には傷、成型不良、外観不良などがないようにひとつひとつ人の目でも検品するという徹底ぶり。
さらに、試作品段階ではピープルのモニター会員に遊んでもらうことで繰り返しテストをし、サイズや重さなどを設計しているんだそう。赤ちゃんが“なめやすい”、“持ちやすい”形状を目指し、徹底的にこだわっていることが分かります。製品に対するこの追求こそが、“安心してなめられて好奇心を満たせる”おもちゃに繋がっていくんですね。
貴重映像!おもちゃ工場の様子の一部をご紹介
こちらは農場で採れたお米を機械に投入する様子。
お米がプラスチックと合体し、最終的には「ライスレジン」という“お米のおもちゃ”の原材料に変身します。
お米のおもちゃシリーズに、新商品が仲間入り!
2024年7月に、「お米のどうぶつでんしゃセット」が新登場。口に入れても安心などうぶつパーツ、でんしゃなど、赤ちゃんが遊んで楽しいギフトにもぴったりなセット。赤ちゃんの“なめかみ”にはじまり、大きくなってからのごっこ遊びまで。成長にあわせて遊べるおもちゃです!
今までのシリーズにない鮮やかな新色!原色に近いカラーで、視力が発達前の赤ちゃんにも認識しやすい色味になっています。
お米のどうぶつでんしゃセット
“なめる/ふれる好奇心”を満たすおもちゃを。
赤ちゃんが健やかに成長していく中で、日常的にモノにふれたりなめたりすることで赤ちゃんの好奇心が刺激され、感覚的にもさまざまなことを学んでいくのだと思います。
そういった“なめる/ふれる好奇心”を起点に開発された“ピープルのお米のおもちゃシリーズ”。ぜひ赤ちゃんにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
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