【小児科医監修】子どもの病気 1~12か月の受診の目安
症状が軽くても元気がなければ受診を
子どものきげんがよく食欲もあり、よく眠れていたり、遊べていたりするのであれば、たとえ発熱・下痢・嘔吐などの症状があっても、重い病気の可能性は低いと思われます。ところが逆に発熱などの症状が軽くても、不きげんだったり、食欲がなかったりするときは心配です。なるべく早く受診してください。
この時期の子どもは、体調が悪くても自分で言葉で伝えることができませんが、その代わり、すぐにきげんが悪くなる、泣く、食欲がなくなるなどがサインになります。急変しないうちに至急病院に行きます。
寝てもすぐに目覚める
いつもはすぐに眠るのに、お昼寝や夜寝るとき、だるそうでなかなか眠らない。またなんとか寝かしつけても、すぐに目覚めてぐずるようなときは、不調のサインです。
いつもと泣き方が違う
急激に泣く、間隔をおいて激しく泣く、逆に力なく弱々しく泣くなど、いつもと泣き方が違うとき、何をしても泣きやまないときは、ただちに病院へ行ってください。
けいれんが5分以上続く
5分以上続くときは、けいれんの途中でも救急車を。熱がないのにけいれんを起こした、繰り返して起こした、その後グッタリしているなどのときも、ただちに受診します。
顔色や唇が青ざめる
急に顔色が青白くなり、唇やつめなどが紫色のチアノーゼ状態になったりした場合は、のどに異物が詰まっている可能性もあります。ただちにのどを確認します。
呼吸がおかしい
呼吸が速いのはもちろん、呼吸するたびにおなかがペコペコと動く、小鼻をピクピクさせる、肩で息をして苦しそうなときは、大至急受診してください。
熱が38度以上ある
体温調節機能が未熟な子どもはすぐに発熱するもの。高熱でもきげんがよければ、ようすをみても大丈夫。ただ、生後3か月未満なら重大な病気の危険もあります。即病院へ。
食欲がなく、泣きやまない
おっぱいや離乳食を欲しがらない、あやしてもいつものように笑わない、グズグズと泣きやまない、動きが少ないなどのときは、全身の状態が悪いときです。
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