【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 口の中に異常がある
食欲が落ちたら、口の中に炎症の可能性が
はしかや手足口病、ヘルパンギーナ、アフタ性口内炎など子どもがかかりやすい病気の中には、口の中に発疹ができたり炎症が起きたりする病気があります。口の中に発疹や口内炎ができると、痛みのために食欲が落ちますし、症状がひどいときは水分をとるのもいやがり、脱水症が心配になります。
飲む量や食べる量が落ちたときは口の中をチェックし、口内炎ができていないか、赤くはれたりしていないかなどを確認して、炎症が起きていたら早めに受診しましょう。
ほおの内側や舌が白くなる
低月齢の赤ちゃんでは、ほおの内側や舌の表面に白い斑点ができることがあります。母乳やミルクのかすがついたようにも見えますが、ふき取ろうとしても取れません。これはカンジダという菌が原因の鵞口瘡(がこうそう)という病気。抵抗力が弱っているときなどに発症します。ひどくなると、口の中の痛みのために母乳やミルクを飲むのさえいやがるようになります。
薬で治療すればすぐによくなります。 口の中を見てみて、ミルクのかすのような白い斑点に気がついたら、小児科を受診してください。
舌の異常は病気のサインの場合も
川崎病や溶連菌感染症では、舌に独特の症状が現れます。赤いポツポツができて舌がイチゴのようになるのです。発熱や発疹などほかの症状も伴いますが、イチゴ状の舌に気がついたら、これらの病気の可能性があります。すぐに受診してください。
イチゴ状舌とは異なりますが、舌が赤い部分と白い部分でまだらになり、あたかも舌に地図が描かれているようになることがあります。地図状舌(ちずじょうぜつ)といい、病気の後など体力が落ちているときによく見られます。原因はよくわかっておらず、特に治療の必要はありません。
地図状舌なら心配ないのですが、ほかの病気なら治療が必要なので、一度受診しておくと安心です。
口の中の斑点がはしかの早期発見の決め手
はしかのかかり始めは、まだ体に発疹ができていないため、症状がよく似ているかぜと間違うことがたびたびあります。そんなときは、まず口の中をのぞいてみましょう。
はしかの場合は、ほおの内側にコプリック斑という白いポツポツができています。この斑点が数日後に消えた後、全身に発疹が出始めます。
発熱、せき、鼻水などの症状が出たら、口の中もチェックして、はしかの早期治療に役立てましょう。
受診の目安をチェック
診察時間内に病院へ
□ 口の中に潰瘍や水疱ができて痛がり、食欲が落ちた。
□ 舌に赤いポツポツができてイチゴ状になった。
□ ほおの内側や舌の表面に白い斑点ができた。
□ 舌に赤い部分と白い部分がある。
診察時間外でも病院へ
□ 水分がとれず、グッタリしている。
【受診のポイント】
口内炎の場合は、どこにどんな炎症ができているか、どんなときに痛むか、発熱などの症状も含めて伝えます。
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