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うつ伏せ赤ちゃん

【小児科医監修】水いぼ(伝染性軟属腫)

ウイルスに感染して体中にいぼができる。
【主な症状】いぼ
ウイルスに感染して体中にいぼができる。
【主な症状】いぼ

【症状】感染力の強いウイルスが原因で、いぼが広がる

首やわきの下、胴体、ひじ、ひざの裏側などに、いぼがまとまってできます。いぼは半球状に盛り上がっていて、真ん中が少しへこんでいるのが特徴です。色は、まわりの皮膚と変わりません。痛みやかゆみはほとんどありません。

大きさは直径1〜2㎜程度ですが、3〜4㎜くらいにまで大きくなったり、炎症を起こしてジュクジュクしてきたりすることもあります。

水いぼがうつる理由

原因は、伝染性軟属腫ウイルスという感染力の強いウイルスです。いぼの中に伝染性軟属腫ウイルスが潜んでおり、いぼをかきこわすと、いぼの内容物がほかの部分について広がっていきます。ほかの人にもうつす可能性があるので、注意します。ビート板などを介して、プールでうつることもあります。

アトピー性皮膚炎がある場合

水いぼが特にできやすいのは、アトピー性皮膚炎がある場合です。アトピー性皮膚炎には強いかゆみがあるため、皮膚をひっかいてしまいがちで、その部分がウイルスに感染して水いぼができます。

そして、いったん感染すると、次々に広がってしまいます。

【治療】抗体ができて、自然に治るのを待つ

従来は主に、専用のピンセットでいぼをつぶす治療法がとられていました。しかし、この方法は痛みが伴いますし、あとが残ります。水いぼは特に治療をしなくても、抗体ができれば自然に治ります。そこで現在ではつぶさずに、自然に治るのを待つのが基本になっています。

時々ようすをチェック

体の中に抗体ができるまでには半年〜1年ほどかかるため、その間にいぼが増えたり、炎症を起こしたりすることがあります。感染を広げないためにも時々ようすを確認することが大事です。悪化しないように注意しましょう。

かきこわさないように気をつけて

水いぼは、かきこわすことでどんどん広がり、かいてつぶれたいぼの内容物がほかの子にもうつってしまいます。ですから、子どものつめを短く切り、いぼをかきこわさないように注意します。アトピー性皮膚炎がある場合は、かゆみ止めを処方してもらい、指示どおりに使います。

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