妊娠・出産のしくみ
受精卵が子宮内膜に着床して妊娠となります。このときママはまだ妊娠を意識していないことがほとんどですが、受精卵はめざましい成長を開始します。赤ちゃんはどんな環境で過ごし、どんなふうに成長していくのでしょう。排卵、受精、着床のメカニズムやホルモンのバイオリズムのことも復習しましょう。
基礎体温が教える女性の体のリズム
妊娠が成立するのは、受精卵が子宮内膜に着床したときからですが、妊娠週数は、最終月経の始まりの日を0週1日と数えます。
たいていの人は月経が遅れたことで、もしかして妊娠かと気づきます。ふだんから基礎体温を測っていて、妊娠に気づいた人もいるかもしれません。
基礎体温は、呼吸や消化・吸収、血液循環など、生きていくために使うエネルギーを燃焼するための体温。女性の基礎体温は、月経開始から排卵までの低温期と、排卵から次の月経までの低体温と、排卵から次の月経までの高温期をくり返し、36.5℃を境に、0.4~0.6℃の二相式の体温変化が見られます。
この体温変化は、卵巣から出るふたつのホルモン、体温を下げる働きがある卵胞ホルモンと体温を上げる黄体ホルモンの分泌状況を示しています。月経の前に眠くなる女性が多いのは、黄体ホルモンの分泌が多くなり、体温が上がってからだが温まるからです。また、月経が始まると体温が下がるので、頭がさえてきます。
このように女性のからだは、ふだんからホルモンの影響で体調のリズムに変化が見られます。基礎体温は朝、目覚めてすぐにふとんの中で舌の下に体温計を入れて測りますが、体調のよし悪しでも微妙に変化するものです。
ママは意識していなくても受精卵は驚くほど成長している!
赤ちゃんを育む子宮は、骨盤の真ん中で、膀胱と直腸にはさまれた位置にあります。
妊娠前は鶏卵くらいの大きさで
重さが約40gくらい、容積は1.5~2.5mlですが、出産直前に
は重さは1㎏くらい、容積は4000~5000mlにもなります。子宮は赤ちゃんの大きさに合わせて、2000〜2500倍にまでふくらむのです。大きくなった子宮が膀胱や直腸を圧迫するので、妊娠後期に頻尿や便秘ぎみになることもあります。
また、子宮と外子宮口を結ぶ道、子宮頸管は、妊娠のときには閉じていて、お産のときは開いて産道となります。
ママが意識しなくとも女性のからだは赤ちゃんを育み、スムーズに出産するために、日々変化を続けているのです。
最も大切なのは妊娠初期です!
ママの体調や生活は、赤ちゃんの成長に大きな影響をもたらします。かつては、赤ちゃんの先天異常は遺伝によるものとみなされていましたが、最近の医学では、妊娠中にママのからだを通じ、外からの影響を受けて起こることもいろいろあることがわかってきました。どんなことが赤ちゃんに悪い影響を与えるのかを知って、予防しましょう。
何より最も大事なのは妊娠初期、胎芽と呼ばれる時期です。この時ママが悪い環境に置かれていると器官形成が妨げられてしまい、異常をきたして、子宮内死亡や赤ちゃんに障害が起きることがあります。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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