もしかして妊娠？診断に必要な診察や検査

　はじめて産婦人科にいくという人も多いでしょう。ちょっと緊張してしまいますが、待合室にはプレママがたくさんいて、スタッフや看護師や助産師がやさしく応対してくれます。

• 問診
  最終月経の日や、月経周期、現在の健康状態、これまでの病歴などを簡単に尋ねられます。
• 尿検査
  尿糖・尿たんぱく検査をします。初診では妊娠反応を調べることも。
• 超音波検査
  まずは正常妊娠かどうかを診て、それ以降は赤ちゃんが入っている袋（胎嚢）や胎児心拍の確認をします。
• 内診
  膣鏡を使って分泌物の状態などを調べ、子宮や卵巣の大きさ、かたさなどを触診します。
• 身長、体重測定
• 血圧検査
• むくみ検査

　内診をいやだなと感じる人は少なくありません。これまで産婦人科にかかったことがない人ならなおさらです。

　内診は、診察室と別のコーナーになっていて、下着やストッキングをとって内診台に上がります。医師や看護師と目が合うのが気になる場合は、カーテンで仕切ることができます。時間は短くすむ場合がほとんどです。

　おすすめの服装は、着替えがしやすいワンピースやジャンパースカートで、トップスは、血圧が測りやすいよう腕まくりのしやすいものを。

　内診台では靴を脱いで（靴下ははいたままでOK）上がるので、ブーツなど脱ぎはきに手間どるものは避けたほうがよいかも。下着をとった状態になりますが、バスタオルが用意されているので恥ずかしがらないで。

　最近では、ほとんどの病院に超音波検査装置が設置されており、検診のたびに赤ちゃんの様子を見ることができます。

　妊娠7週までの小さな胎芽も画像にとらえることができるので、その大きさから、予定日が正確に割り出せるようになりました。

　週数が進むと画像にはっきりと、羊水の中でスイスイ泳いだり、指しゃぶりしたり、かわいらしいしぐさをする胎児が見えることもあります。

　胎児の大きさ、健康状態、胎盤の位置、羊水の量なども、超音波検査でかなり正確にわかります。しかし胎児に異常が起こっていたりしても必ずしも診断できるとは限りません。

　施設や病院によっては、よりリアルな3Dの超音波写真が見られるところもあります。赤ちゃんの成長をリアルに感じられ、健診にいくことを心待ちにするようになるでしょう。

　妊娠がわかったら、住んでいる市区役所、町村役場へ妊娠届を提出して、母子健康手帳をもらいましょう。

　母子健康手帳は、妊娠中だけでなく、赤ちゃんが生まれてから就学前までの育児の記録になるものです。健診のたびに忘れずに持参して、子宮底長や腹囲、血液などの健診の記録や検査の結果を記録します。

　初診では、人工妊娠中絶をしたことがあるか尋ねられます。パートナーや家族に知られたくないなどの理由から、つい隠したくなるかもしれませんが、医師には正直に伝えましょう。まれですが、胎盤の形成に影響したりすることもあります。

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