【小児科医監修】屈折異常(遠視・近視・乱視)
【主な症状】ものが見えにくい
【主な症状】ものが見えにくい
【症状】光の屈折の仕方に生まれつきの異常がある
網膜上で正しく像を結び、近くも遠くもよく見えます。/イラスト:浅羽ピピ
ものがはっきりと見えるためには、光が目の角膜やレンズの役割をしている水晶体を通るときに正しい角度で屈折し、網膜の上にきちんと像を結ぶ必要があります(この状態を正視といいます)。
ところが、水晶体の屈折力や、眼球の大きさに異常があると、網膜の上に正しく像を結べず、ものが見えにくくなります。これが屈折異常です。屈折異常には症状によって、遠視・近視・乱視の3つのタイプがあります。
いずれの場合も、ものを見るときの姿勢がおかしい、目つきがおかしい、落ち着かない、よくつまずく、転びやすい、などの症状を伴います。
遠視
網膜の後ろで像を結び、遠くも近くもよく見えません。/イラスト:浅羽ピピ
目に入ってきた光が網膜の後ろで像を結ぶために、遠くも近くもよく見えず、ぼんやりしています。網膜上に焦点を合わせる必要があるため、水晶体を調節して常にふくらませていなければならず、目がとても疲れます。
水晶体の屈折力が弱いために起こる場合と、角膜から網膜までの距離が短いために起こる場合があります。
遠視の程度が強い場合は、ものをはっきり見ることができないので視力が発達せず、遠視性の弱視になったり、近くのものをはっきり見ようとして両目が極端に内側に寄る調節性内斜視の原因になることもあります。
近視
網膜の手前で像を結び、近くははっきり見えますが、遠くはぼんやりしています。/イラスト:浅羽ピピ
網膜の手前で像を結ぶために、近くは比較的はっきり見えますが、遠くはぼんやりと見える状態です。
水晶体の屈折力が強いために起こる場合と、角膜から網膜までの距離が長いために起こる場合があります。
乱視
焦点が一致しません。ものがダブって見えます。/イラスト:浅羽ピピ
角膜や水晶体がゆがんでいるために、ものの輪郭がはっきりせず、ぼやけて見えます。目が疲れやすく、弱視の原因になることがあります。
生まれつきの場合と、目のけがや角膜の病気による場合があります。
【治療】めがねを使用して視力を矯正する
遠視の場合は凸レンズ、近視の場合は凹レンズなど、状態に合っためがねで矯正し、目を使う訓練をしながら視力が育つようにしていきます。
医師の指示どおりにめがねをかけさせて
めがねをうっとうしがって外そうとする子どもや、めがねをさせたがらないママもいますが、めがねを使い、網膜上にはっきり像を結んでしっかり見ることができるようにならないと、視力が発達しません。医師の指示に従ってめがねをかけさせましょう。
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