【専門家監修】子どもの習い事、何歳から始める?やる気アップのポイントは?
0歳の赤ちゃんに習い事って効果はあるの?
最近はベビースイミングや英会話、幼児教室など0歳児クラスの習い事も増えてきています。しかし、「まだ言葉も理解できない0歳の赤ちゃんに習い事って、効果はあるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
0歳児の習い事は「親子一緒」が基本です。赤ちゃんの時から水に慣れたり、ネイティブな英語の発音を聞いたり、親子一緒に音楽を聞いたり絵本を見たりするだけでなく、親子のスキンシップやコミュニケーションを深めるという面からもよいですね。
では、次に母子分離してからの習い事について、詳しく説明していきます。
習い始めは「言葉でのやりとり」ができ始め、「興味」を持った頃
今や習い事の種類は、スポーツ系、芸術系、学習系と、多種多様に増えてきています。
きょうだいやお友だちが習っていたり、テレビなどのメディアを見てなど、子どもに習い事を始めさせたいと思うきっかけは各々だと思いますが、子どもが興味を示し始めた頃から始められればよいでしょう。
その頃はちょうどイヤイヤ期も通り過ぎ、大人と言葉でのやりとりが少しできてくる3歳くらいになっているはずです。また、集団での行動もでき始めてきます。
また将来の可能性を広げる為に、親が何か習わせたいと考えることもあるでしょう。プロやオリンピック選手を目指す場合もあれば、子どもの経験の幅を広げることを目的にすることもあると思います。
いずれの場合も、事前に子どもの興味や関心を持たせてから始めることをおすすめします。
その習い事に親子で少し触れておくと、また子どもが「楽しい」と感じる言葉がけをしておくと、意欲を高め、スキルを高めることに繋がります。
習い事を始める前に確認しておきたい3つのポイント
習い事を始める前に、チェックしておきたいポイントが3つあります。
1.子どもの意思
習い始める前に今一度、子どもの意思を確認しておきましょう。親が独りよがりで決めつけていないでしょうか。よい教室やチームを見つけたからと言ってすぐに入れようとし、子どもの気持ちがなおざりになっていないか、気をつけましょう。
年齢的にまだ確かな気持ちを聞くことは難しいです。しかし、親が一方的に決めるのではなく、「楽しそうね、習ってみる?」の言葉がけは、必ず事前にしておきましょう。子ども自身、自分の意思確認ができるようになったり、将来、自分のことは自分で責任を負えるようになるための練習になります。
2. 教室、チーム、指導者の様子
習い始める前に必ず体験や見学に足を運んでおきましょう。そこで習っている子ども達はいきいきと習っているか、指導者は子どもの様子や言葉に配慮しながら、進めているかなど感じ取りましょう。
また教室の備品や掲示物のチェックも忘れずしておくことをおすすめします。季節や時期にあっているかなどから、指導者の熱心さや姿勢が窺えます。
可能であれば、実際に習われている先輩ママからの情報収集もしておくとよいですね。
3. 親の負担
「お金」のことも十分調べておきましょう。月々の月謝や入会金以外に、予想外の費用がかかることがあります。
教室系の習い事
教材費、光熱費、模試費用など。最近は幼児でも夏期講習などの特別クラスを設定している教室もあります。
スポーツ系の習い事
ユニホームや遠征費用が必要です。シューズ、グローブや竹刀などの道具類も消耗が激しく、思ったより頻繁に買い替えが必要なこともあります。
また、お茶当番や試合の車出しなど親のサポートが必要な場合もあります。試合や遠征はそのチームやクラブによって頻度や行き先がさまざまなので、事前に尋ねておくことをおすすめします。
芸術系の習い事
発表会の費用や先生へのお礼が必要なこともあります。
またグレードテストや発表会の写真、衣装などの出費も考えておかなければなりません。
保護者会への入会や役員制度についても調べておくとよいでしょう。
そしていずれの場合も、送迎のことを考えておきましょう。送迎バスがあるところもありますが、年齢的に親の送り迎えが必要なケースが多いです。習い始めたときは送迎が可能でも、クラスが変われば難しいこともあります。親も送迎を続けられるかを考えておきましょう。
習い始めてからの親サポート 3つのポイント
習い事は、続けることが大切です。意欲を持ってより続けられるように親がサポートしてあげましょう。
1. 兄弟、友達と比べない
きょうだいやお友達が習っていると、どうしても人と比べがちです。
「お兄ちゃんは、今頃、〇級だったわよ」など、親は軽い気持ちで言っているかもしれませんが、言われる子どもにすれば「自分はダメなんだ」という気持ちを抱いたり、意欲を低下させます。やる気を持続させるため、兄弟やお友達と比べることはやめましょう。
2. 過度なプレッシャーはかけない
親は励ますつもりで「もっと頑張りなさい」と言うこともあるでしょう。しかし過度な励ましや「頑張れ」の言葉は子どものぺースを認めてないことになり、逆効果になることがあります。
3. 励ましの言葉より、子どもに教えてもらう
習っていることがスキルアップしていけば、楽しくなり、更なる意欲にも繋がります。
そのためには「もっとしっかり練習しなさい」ではなく、「ママにも教えて」「すごい、こんなことできるようになったのね」と、子どもを先生にして教えてもらうようにしましょう。子どもは嬉しそうに教えてくれるはずです。そうすることでスキルアップが期待できるだけでなく、子どもの意欲も高まってくるでしょう。
嫌がる時の対応法 3つのステップ
せっかく始めた習い事も、すぐに嫌がるようになることもあるでしょう。幼児の場合、嫌がる習い事を無理に習わせる必要はないと思います。しかし、「嫌ならやめる」では「やめ癖」がつくことが懸念されます。どうすればよいのでしょうか。
ステップ1. 傾聴する
まずはやめたい理由を尋ねましょう。
まだハッキリした理由を言えない場合も多いと思いますが、親が自分の気持ちを聞いてくれると子どもが思えるように、気持ちに寄り添うことが大切です。
ステップ2. 期間を置く
気持ちを聞いたあとに「もう少し頑張ろう!○○ちゃん、すごく上手になったからびっくりしているの」などの言葉をかけてあげましょう。幼い子どもは、少しのことで気持ちが変わることがあります。少しお休みすれば、また続ける意思を示すこともあるでしょう。
ステップ3. 目標達成後やめる
それでもやめたい気持ちが変わらない場合は、やめればよいと思います。
ただし目標を決めて、達成した時にやめるようにしましょう。例えば、「〇級を取得したらやめましょう」「次の発表会までは続けて、終わったらやめようね」と子どもと約束をして、目標を果たしてからやめるようにするとよいでしょう。
習い事は経験値も将来の可能性も高める
習い事は子どもの経験値や将来の可能性も広げます。習い事のやる気や意欲を引き出し、親は子どもを上手にサポートしてあげましょう。
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