【保育士監修】生後2ヶ月の赤ちゃんとどんな遊びをすればいい?発達のポイントは?
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生後2ヶ月の赤ちゃんと遊ぶときの3つのポイント
赤ちゃんとの遊びは、難しく考えなくても大丈夫。
- 笑顔で
- 話しかけながら
- たくさん触れ合う
この3つのポイントを常に意識した上で、生後2ヶ月ならではの発達の特徴を知っておくと、「どんな遊びをしてあげれば喜んでくれるのか」が分かりやすくなります。
生後2ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴
個人差はありますが、生後2ヶ月の赤ちゃんと遊ぶときに、押さえておきたい発達の特徴をみていきましょう。
少しずつ視力が発達してくる
少しずつ視力が発達し、生後3ヶ月にかけて徐々に動くものを目で追えるようになります。
それにより興味の対象が広がっていきます。
ただし、単純な色や形がなんとなく分かる程度です。
人の声を区別したり音に反応を示すようになる
大好きなママやパパの声を聞き分けたり、音が鳴ると興味を示したりします。
クーイングで音を出すことを楽しむ
喉の奥から声を出すような、クーイングが見られます。
音を出すこと自体を楽しんだり、それに大人が気づいて反応すると喜びます。
身体の発達
手足の動きが活発になってきて、少しずつ自分の意志で体を動かせるようになってきますが、まだ思い通りに動かすことは出来ません。
上記を意識しながら、遊びを考えていきましょう。
生後2ヶ月の特徴を踏まえた遊び
赤ちゃんにとっては、目に見える身の周りのこと全てが刺激・興味の対象です。関わり合うこと、触れ合うことがなんでも遊びになります。
赤ちゃんとのコミュニケーションの基盤となる信頼関係を作っていくことを大事にしつつ、いろんな刺激や興味を与えることを意識しましょう。
その上で、どんな遊びをすればいいのかを考えると、大まかに下記のように分類されます。
- ふれあい遊び
- 体を動かす遊び
- 自然遊び
- 素材(おもちゃ)遊び
上記の要素を満たす遊びをご紹介します。
ふれあい遊び
生後2ヶ月の遊びで、特に大切にしたいのは触れ合い遊びです。
赤ちゃんにとってふれあい遊びはコミュニケーションの一つ。
ママやパパが受け入れて、応えてくれると感じることで、赤ちゃんは安心して自分の気持ちを伝えることを学んでいきます。
赤ちゃんの顔を見て話しかける遊び
赤ちゃんの「くー」「うー」といったクーイングなどに対して、「そう、楽しいの」「気持ちいいね」と笑顔で声をかけてあげましょう。大好きなママやパパが反応すると、赤ちゃんはとても喜びます。
声をかけながら・歌いながら体を触る遊び
ママやパパが手や足、体を触って刺激することで、赤ちゃんはそれが自分の体だと認識していきます。
自分の体を動かそうとする意欲にも繋がり、赤ちゃんにとって楽しいコミュニケーションになります。
くすぐり遊び
赤ちゃんの体の色んな所を、くすぐったり、つまんだりします。
歌に合わせたり、指をあおむしのようにはわせたり、たくさん刺激してあげましょう。
手足ぽんぽん・おなかポンポン
赤ちゃんの手のひらと手のひらを、ポンポンと合わせたり、
足の裏と足の裏を、ポンポンと合わせて遊んであげることで、
自分の体に興味を持ち、感覚が分かってきます。
手のひらにお絵かき
声を掛けながら、手のひらにお絵かきをしたり、絵を描いてあげる遊びです。
いずれも赤ちゃんの顔を見て、歌ったり笑いかけたりしながら、遊ぶことが大切ですよ。
体を動かす遊び
うつぶせ遊び
赤ちゃんを丁寧にうつぶせにしてあげましょう。
まずは大人が声をかけてあげましょう。
「○○ちゃん、うつぶせになってみよっか!」などの声がけをしたあと、足から先にひっくり返していきます。
そのあと、上半身をやさしくひっくり返してあげましょう。
そのとき、手は前に出せるようにしてあげてください。
うつぶせにして終わりにするのではなく、大人は赤ちゃんの正面にまわって、お互いしっかり顔が見えるようにして遊んであげたり、おもちゃを置いてあげたりしましょう。
うつぶせのメリット
生後2ヶ月の赤ちゃんは、普段は横になって常に上を見ていますが、うつ伏せになって、体勢を変えると赤ちゃんの視点が変わります。
赤ちゃんにはうつ伏せの視線は、普段と目に入ってくる世界が違うので、とても新鮮に感じます。
その際、首を持ち上げようとしたり、手足を動かしてみたいという気持ちも生まれることがあります。
いつもは出来ない、体の動かし方をしようとするきっかけになる遊びです。
うつぶせ遊びのポイント
うつぶせは赤ちゃんにとっては楽な姿勢というわけではなく、苦手な子もいます。
ミルクを飲んだ直後は避け、機嫌のよいときにしてあげてくださいね。
注意点
うつぶせ遊びは、やわらかい布団の上ではしないようにしましょう。
顔が埋もれて息が詰まってしまう危険があります。沈み込まない素材の上で行いましょう。
また、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐためにも、赤ちゃんがそのままうつぶせの状態で寝てしまわないように注意してください。
抱っこしながらのお散歩
赤ちゃんは抱っこされながらお散歩をすることで、目に見えない風の心地よさや太陽の暖かさなど、肌で感じることができます。
ずっと部屋の中にいてグズグズが続いてるときなど、赤ちゃんもリフレッシュできるのでおすすめです。
ただ、2ヶ月頃の赤ちゃんにとっては、抱っこでのお散歩も運動のようなものです。あまり長い時間のお散歩は疲れてしまうので、 赤ちゃんの様子を見て調整してあげてくださいね。
5~10分、外の空気を吸うだけでも十分気持ちよく感じますよ。
おもちゃ遊び
おもちゃ選び・遊びを始めるタイミングのポイントは、赤ちゃんがにぎにぎできることと、追視ができるようになったことです。
握れるおもちゃ
まだ思い通りに手を動かすことはできませんが、握ることならできるので、赤ちゃんの手のひらで握れる大きさのおもちゃを用意してあげましょう。
ママやパパが直接握るのを手伝ってあげたり、赤ちゃんの手の届くところに置いてあげてもOKです。
たとえば、握るだけのおもちゃであっても、布製のもの、素材が違うものなど、手触りや重さが違うものを複数用意するとよいでしょう。
ほかにも、
- かたいもの・やわらかいもの
- つめたいもの・つめたくないもの
- 軽いもの・重いもの
- 音の出るもの・音の出ない物
感触、質感の違うおもちゃを与えてみるのもおすすめです。
それぞれ力を入れて握る感覚、重さ、おもちゃの感触などを楽しむことができます。
おもちゃを選ぶときのポイントと注意点
おもちゃを選ぶときは、大きさや形に注意しましょう。
口の中に入ってしまうものや、尖ったもの、破損したものは、ケガや誤飲に繋がる事があります。
また洗えるものなどは、適度に清潔にするように心がけましょう。
目の前でおもちゃを揺らす遊び
ガラガラなど音の鳴るおもちゃを赤ちゃんに見えるように動かしてみましょう。
音に反応して、目で追う事が出来るようになった生後2ヶ月から楽しめる遊びです。
またひもや布などを赤ちゃんの目の前でヒラヒラ、ゆらゆら揺らしたり、声を掛けながら体を撫でたりするのもおすすめです。
モビール、ベッドメリー
天井やベッドに設置する、吊るして揺れるおもちゃです。
揺れるものが目に入ると、赤ちゃんは積極的に手を動かそうとすることも多いです。
赤ちゃんから見えやすい場所に設置しましょう。
赤ちゃんから30cm程度上に吊るすのが目安です。顔の真上よりも少し手に近いほうが赤ちゃんにとって見えやすくなります。
おもちゃの色を選ぶポイント
赤ちゃんには認識しやすい色や形があります。
色のコントラストを見分けるのが得意なので、白や黒のハッキリしたもの、赤や青、黄色などの原色系のわかりやすい色によく反応します。
逆に、淡いの色は違いがまだ分からないことあります。
形は丸やギザギザなど、シンプルではっきりした形が認識しやすいことが多いです。
いろんなおもちゃを試して、赤ちゃんの好みを探ってあげてくださいね。
_______
発達を促す遊びも大切ですが、何よりも大事なことはママやパパと一緒にいて安心できること。
自分の反応に笑顔で応えてくれるという安心感が赤ちゃんにとっては一番大切です。声をかけながら、笑顔を忘れずに赤ちゃんと遊んでみてくださいね。
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