【専門家監修】1歳児のしつけのポイントは?場面別の対応法とおすすめしつけ絵本
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場面に適したしつけ方法で対応する
1歳になると、「そろそろしつけが必要かな?」と考えるママやパパもいるのではないでしょうか。しかし一概に「しつけ」と言っても、日常生活の中で、さまざまな場面がありますよね。
そこで今回は家庭教育に関わってきた経験を元に、しつけを必要とする場面をとそれぞれの対応について説明していきます。
ただし個性や発達のスピードは一人ひとり異なりますので、あくまで一つの目安として、子どもの状況をみながら行ってみてくださいね。
厳しく注意したい場面
まずは危険を伴うケースです。
急に道路に飛び出したり、ハサミなど危険な物に触れるなどしたときは、しっかり「ダメ!」と伝えなければなりません。
また、友だちとおもちゃの取り合いなども始まり、自分の思うようにならず子どもが癇癪(かんしゃく)を起こす場面も出てくるでしょう。そのようなとき相手を叩いたり噛んだりすることがあれば、厳しく注意する必要があります。
習慣づけをする場面
これは基本的生活習慣などを身につけていく場合です。
食事のときスプーンを握ることはできますが、まだ上手に使って食べることはできず、手づかみになることもあるかと思います。それは成長の過程で必要なことなので、注意する必要はないでしょう。しかし食事中に遊び始めたり歩き出したりしたら、先に食事を済ませるよう促しましょう。
食事のマナーに関しては、親が横で箸やスプーンを使って、食べ方を見せ、焦らず見守りながらサポートしてあげるとよいでしょう。
またトイレの習慣もしつけとして教えていきたい一つです。まだトイレトレーニングを始めるには早い場合でも、トイレで用を足すことについて、この頃から少しずつ話しておいてもよいでしょう。
そのほか、「いただきます」「ごちそうさま」「おはよう」「おやすみなさい」のあいさつ、「ありがとう」など感謝の言葉を伝えるなど基本的な生活習慣は、日常の生活の中で徐々にしつけとして身につけていきたいことです。
親が配慮する場面
主に公共の場でのマナーについてです。
例えば電車やバスの中では走らない、騒がない、病院の待合室では静かにするなども教えていきましょう。
このような場面では、親が絵本や小さなおもちゃを持参し、できるだけ子どもがおとなしくできるよう働きかけましょう。
とはいえ公共の場での適した態度は1歳児には難しく、おとなしくすることを子どもに強要するよりも、静かにしているように話しかけたり、子どもが興味を示すものを使うなど親が配慮しましょう。
「厳しく注意する」ときの注意点
では、最初に挙げた「厳しく注意する」とは、言葉を完全には理解していない1歳児にどのようにすればよいのでしょうか。
人によっては叩いたり、怒鳴ったり、暗い部屋に閉じ込めたりして分からせようとする方法を考えたことがあるかもしれません。
しかしこれらは即効性はあるものの、子どもの成長にはマイナスの影響を及ぼしかねません。
なぜなら、子どもはただその苦痛や恐怖から逃れたいという気持ちになるだけで、「いけない行動」について考えようとはしないからです。親からの叱責を逃れることを優先し、良心が育ちにくくなる可能性があります。
また、子どもが言うことを聞かない場合、親の言動がエスカレートしてしまう恐れがあります。
「危険」が発生した瞬時に「危ない!ダメ!」や、手をしっかり握って「この手がイタイ!になるのよ!」と言うのは問題ないでしょう。
1歳児のしつけは基本的には親が生活の中でお手本を見せて教えることが大切です。絵本などを上手に活用するとよいでしょう。
絵本を読み聞かせてみよう
最近は、子どものしつけ絵本も多く出版されています。それらを読み聞かせることにより、しつけも教えながら親子のコミュニケーションも深めていけるでしょう。
一緒に絵本を見ながら、日常の生活と照らし合わせ、説明を加えながら読んであげてください。
以下に1歳児のしつけにおすすめの絵本をご紹介します。
生活習慣
あかちゃんのあそびえほん おでかけ版ボードブック
はみがきあそび
ごあいさつあそび
いただきますあそび
いいこでねんね できるかな
いいおへんじできるかな
ひとりでうんちできるかな
- 作・絵:きむら ゆういち
- 出版社:偕成社
あいさつ、排せつ、歯みがき、睡眠など基本的な生活習慣が、親子で楽しく遊びながら身につく絵本。
愛嬌のあるキャラクターが、ページに大きく表現されていて、1歳児にぴったりです。
自分への危険な行為に対する意識
あぶないよ
- 文:フランチェスコ ピトー
- 絵:ベルナデット ジェルベ
- 訳:栗栖 カイ
- 出版社:ブロンズ新社
家の中なの危険を具体的に伝えています。
「危ないね、○○ちゃんは触らないよね」など声をかけながら読んであげましょう。
相手への危険な行為に対する意識
友だちを叩く行為などはいけないことなどを教えるには、仲良くすることで楽しくなる内容の絵本がおすすめです。
1歳児にはまだ少し難しいかもしれませんが、親の愛情が伝わるような絵本を読み聞かせ、「ママが悲しむようなことはしない」という気持ちを育むのもよいでしょう。
あなたがだいすき
- 作:鈴木 まもる
- 出版社:ポプラ社
1歳児対象の基本的な生活習慣を教える絵本は多く出ています。書店や図書館に足を運び、子どものお気に入りを一緒に探すのもいいですね。
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