産後の食事のポイント

　産後は赤ちゃんの世話に毎日追われ、なかなか落ち着いて食事もできないでしょうが、時間が多少ずれても1日3食はとるようにしましょう。産後、ダイエットを行う人がいますが、食事を抜くなどはせず、バランスのとれた食事を心がけます。妊娠中の体重増加には母乳育児に必要なエネルギーの備蓄が含まれています。したがって、母乳育児を行えばそれだけでダイエット効果があります。

　栄養のある母乳を赤ちゃんに与えるためにも、たんぱく質をとることが大切です。肉や魚からとる場合は、脂身は除くなどの工夫も必要です。

　また、母乳にはビタミンKが比較的少ないので、ブロッコリーやあさりなどを積極的にとるのがおすすめです。

　母乳を飲む赤ちゃんの成長のためにも、良質なたんぱく質とビタミン、カルシウムの摂取は欠かせません。

　脂肪をとりすぎてしまうと、母乳の質が悪くなるほか、乳管がつまって母乳がスムーズに出なくなります。

　脂肪分の少ない食品をとるようにし、また、鶏肉を使う時に皮を取る、少ない油で蒸し焼きにする、油揚げや肉は使う前に油抜きをするなどして調理方法にも工夫しましょう。

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