【管理栄養士監修】離乳食の牛肉|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
少し加えると料理に深みやうま味をプラスしてくれる牛肉は、鶏肉や魚に慣れた頃から取り入れたい食材です。
今回は離乳食の牛肉はいつから与えられるのか、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
少し加えると料理に深みやうま味をプラスしてくれる牛肉は、鶏肉や魚に慣れた頃から取り入れたい食材です。
今回は離乳食の牛肉はいつから与えられるのか、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
牛肉はいつから食べられる?
離乳食後期からがおすすめ。低脂肪なもも肉やヒレ肉からスタート
肉類は、鶏肉のあとに牛肉や豚肉に進めます。
牛肉は離乳食後期の生後9~11ヶ月頃から与えられます。
最初のうちはひき肉が調理しやすく食べやすいです。
薄切り肉やかたまり肉を与えるときは、まずは脂肪分の少ない、もも肉やヒレ肉などの部位から始めましょう。
スジや脂は取り除き、ゆでてアクをとります。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
牛肉の固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、与える牛肉の大きさや固さを変えます。
牛肉の時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツ
・赤身の薄切り牛肉を用意する
・細かく刻む・脂身がついている場合は取り除く
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
ゆでたときに脂分が白いアクになって浮かんでくるので、しっかり取り除くようにします。
牛肉は下ごしらえの段階で片栗粉をまぶしてから、調理をするのもおすすめです。肉が食べやすくなりますよ。
仕上げに片栗粉でとろみをつけてもよいでしょう。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(生後5~6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
中期(生後7~8ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
後期(生後9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(1~1歳6ヶ月頃)
片栗粉をまぶした赤身の薄切り肉を一口大に切り、ゆでます。肉団子状にする場合は約2〜3cmの大きさにします。
食物アレルギーについて
牛肉は、食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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