【管理栄養士監修】離乳食のほっけ|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
ほっけはいつから食べられる?
離乳食中期からOK! ほっけの開きは1歳半を過ぎた頃から
ほっけは白身魚に分類されますが、離乳食初期に活躍するひらめやたらなどの白身魚に比べるとやや脂質が多く、消化機能が未発達な赤ちゃんにはあまり向いていません。白身魚に慣れた離乳食中期の7~8ヶ月頃から与えるようにしましょう。
一度ゆでてから調理すると、脂肪分を少し取り除くことができます。
また、鮮魚を見つけたら、しっかりとした弾力があり、お腹がぶよぶよしていない新鮮なものを選びましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
居酒屋の焼き魚メニューの定番として出てくるようなほっけの開きは、塩分が多いため離乳食にはおすすめできません。
どうしても開きを使いたい場合は、必ず熱湯をかけて塩抜きします。
少量をおかゆにまぜたり、野菜と一緒に煮込んだりして使いましょう。また、骨には注意しましょう。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
慣れてきたら、離乳食中期で1回あたり10~15g程度を与えるようにしましょう。
量の目安は、刺身1切れの大きさが約10gと覚えておくと目安になります。
ほっけの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
ほっけの時期別の大きさ・固さの目安
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下ごしらえのコツは?
- しっかり加熱してから骨や皮を取り除く
- 細かい骨に注意する
充分に火を通してから骨や皮を取り除きます。
ゆでるか、耐熱容器に入れ、水を加えてラップをして電子レンジで加熱します。
ほっけは骨が大きく身が離れやすいほうですが、小骨が残っていないか、清潔な手で身をさわりながら丁寧に確認しましょう。
月齢にあわせてすりつぶすか、1~2mm程度にほぐして調理します。
食物アレルギーについて
ほっけは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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