【管理栄養士監修】離乳食の豆苗|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
豆苗はいつから食べられる?
離乳中期からOK! 初めは細かく刻んで
豆苗は離乳中期の生後7~8ヶ月頃から与えることができます。
豆苗は茎の部分も与えられますが、繊維質で固く、すりつぶしにくいので赤ちゃんの口の中に残ることがあります。細かく刻んで使用しましょう。
離乳中期の生後7〜8ヶ月頃は、やわらかくゆでたあと、細かく刻んで与えます。
離乳後期の生後9〜11ヶ月頃は、やわらかくゆでたあと、食べやすい長さに切ります。
ゆでる際の水は、ビタミンの流出をなるべく抑えるために、少な目がおすすめです。
鍋にふたをして蒸すようなイメージで加熱するとよいでしょう。
豆苗は、ゆでたときにほとんどアクが出ないので、水にさらさなくても大丈夫です。
また、ゆでたあと冷凍保存も可能です。1食分ずつ小分けにして冷凍保存しておくと便利です。
なお、冷凍後も少しずつ劣化していくため、1週間を目処に使い切れる量にしましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
豆苗はおかゆやうどん、スープなど、さまざまなメニューに使いやすい食材です。
豆苗を選ぶポイントは、緑色が濃く、葉がしっかり開いており、みずみずしいものを選びましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて与える場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
豆苗の固さや大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや量を変えます。
下の表の1回の目安量は、野菜と果物を合わせた全体の量として考えましょう。
豆苗の時期別の大きさ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- 根元を切り落とし、水洗いする
- 少量の水分で蒸すように加熱する
食物アレルギーについて
ほかの食材と比べて食物アレルギーの心配が少ないですが、まれに発症の危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
豆苗は、エンドウ豆の新芽なので、大豆などの豆に食物アレルギーがある場合は、慎重に与えるようにしてください。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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