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【管理栄養士監修】離乳食のハム|いつから始める?

【管理栄養士監修】離乳食のハム|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説

ハムは、豚などのもも肉を、かたまりのまま塩漬けにしたものです。
すでに加工されているので生肉よりも使いやすく、大人なら調理しなくてもそのまま食べられます。
今回は、赤ちゃんにハムを与えられる時期や、調理方法なども併せてご紹介します。
ハムは、豚などのもも肉を、かたまりのまま塩漬けにしたものです。
すでに加工されているので生肉よりも使いやすく、大人なら調理しなくてもそのまま食べられます。
今回は、赤ちゃんにハムを与えられる時期や、調理方法なども併せてご紹介します。

ハムはいつから食べられる?

ハムは離乳完了期から!下ゆでを忘れずに

ハムには、骨付きハム、ボンレスハム、ロースハム、ショルダーハム、生ハムなど様々な種類があります。

離乳食には、ロースハムを使用します。


塩分が高めで脂肪分も多いため、離乳食としては完了期にあたる1歳~1歳6ヶ月頃になってから与えることができます。

ハムは弾力があるため、赤ちゃんにはまだ噛み切れないこともあります。

与える際はサイズに注意をしましょう。


また、塩分が高いので、与える際はしっかりと下ゆでをして塩抜きしましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

ハムは加工食品で、塩分や添加物を含みます。

離乳食に使用する際は、極力添加物の少ない製品を選びましょう。

どのくらいの量を与えたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて与えるときは、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

ハムの大きさや量の目安

子どもの成長に合わせて、与えるハムの大きさや量を変えます。

ハムの時期別の大きさ・1回あたりの目安量

ハムの時期別の大きさ・1回あたりの目安量/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • ハムを細かく切り、ふちの固い部分はとりのぞく
  • 鍋に湯を沸かして、切ったハムを入れ、5分以上かけて塩抜きをする
  • 鍋から取り出し、水分を切る。塩抜きしたものは保管しないで使い切る

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

ハムのふちにある固い部分は、まだ赤ちゃんには噛み切りにくいところです。

残らず取り除いてあげてください。


また、ゆでる前に細かく切ることで表面積が広くなり、効率的に余分な塩分や油を落とすことができます。ゆですぎると固くなるので注意してください。


塩分や脂肪分が抜けたあとは日持ちしませんので、下ごしらえしたものはその日のうちに使い切るようにしましょう。

調理方法

時期ごとに、調理方法をご紹介します。

初期(生後5~6ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

中期(生後7〜8ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

後期(生後9〜11ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

完了期(1~1歳6ヶ月)

塩抜きしたハムを一口大または、食べやすい大きさに切る。

食物アレルギーについて

ハムの原材料である豚肉は、食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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