【管理栄養士監修】離乳食のごま油|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
ごま油はいつから食べられる?
離乳後期からOK。少量を風味づけ程度に
ごま油は離乳後期にあたる生後9~11ヶ月ごろから使用することができます。
バターなどの乳脂肪に慣れた9ヶ月以降に始めます。
油に含まれる脂質は体に必要な栄養素です。肉や魚などの食材にも含まれています。
ただし、調理で使用する油も含め、量が多いと胃腸に負担をかける場合があります。離乳食では使用量に注意が必要です。
少量を、風味づけに料理にたらして使う程度にしましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
ごま油を離乳食に使うことはできますが、必ず使わなくてはならないというものではありません。
使う量は少量にして、頻度も離乳食メニューのバリエーションを広げるためにごくたまに使う程度にとどめましょう。
ごま油の量の目安
子どもの成長に合わせて、与える量を変えます。
ごま油の時期別・1回あたりの目安量
© every, Inc.
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
ごま油は、原料にごまが使われています。初めて与える際は、食物アレルギーに注意しましょう。
また、料理に加えるときも少量にしましょう。
ごま油の選び方のコツは?
- ごま油100%の純正ごま油を選ぶ
ごま油にはごま100%の純正ごま油とほかの食用油とブレンドした調合ごま油があります。
初めて使うごま油には、純正ごま油がおすすめです。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
調合ごま油には、なたね油や大豆油などの食用油がブレンドされています。
それぞれの食用油への食物アレルギーなども気になるので、最初は純正ごま油を選ぶようにしましょう。
食物アレルギーについて
ごま油の原料であるごまは、食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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