離乳食のさやえんどう|初めてはいつから?保存方法やレシピ・栄養・下ごしらえなどを解説【管理栄養士監修】
さやえんどうは、えんどうの未熟豆を若いさやごと食べるものをいいます。βカロテンを含む緑黄色野菜です。
今回は、赤ちゃんにさやえんどうを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
さやえんどうは、えんどうの未熟豆を若いさやごと食べるものをいいます。βカロテンを含む緑黄色野菜です。
今回は、赤ちゃんにさやえんどうを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
さやえんどうはいつから食べられる?
さやえんどうは離乳中期からOK!塩を入れずにやわらかくゆでて
さやえんどうは、離乳中期の生後7〜8ヶ月頃から与えられる食材です。
煮物、和え物、スープの具などに活躍します。
ヘタと筋を取り除き、塩を入れずにやわらかくゆでて使います。
どのくらいの量を与えたらよい?
調理したものを、子ども用スプーンの1さじから徐々に量を増やしていきます。 初めて与える際には、ほかの食材と混ぜずに与えます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
さやえんどうは、さやに張りがあり薄く、ヘタの色が鮮やかなものが鮮度がよい証拠です。選ぶときにチェックしましょう。
さやえんどうの大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや与える量を変えます。
さやえんどうの時期別の大きさ・固さの目安
離乳食のさやえんどうの下ごしらえのコツは?
離乳食のさやえんどうを下ごしらえするときの方法を紹介します。
離乳食のさやえんどうの下ごしらえのしかた
ヘタをさやえんどうの直線側に向かって折る
筋を先端に向かって取る
離乳食のさやえんどうの調理方法
離乳食の時期ごとにさやえんどうの調理方法を解説します。
離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)
塩を入れずにやわらかくなるまでゆで、2~3mmのみじん切りにします。水分を少しずつ加えながら、ツブツブ感の残るジャム状にしたものを与えましょう。
離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)
やわらかくゆでたさやえんどうを、5~8mmの粗いみじん切りにして与えます。
離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)
ゆでたさやえんどうを、約1cm角や千切りにして与えます。
さやえんどうの食物アレルギーについて
さやえんどうは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
さやえんどうの栄養について
さやえんどうにはビタミンCやカロテン、食物繊維が豊富に含まれています。
これらの栄養素は免疫力を高め、消化を助ける効果があります。
さやえんどうの味はほんのり甘く、シャキシャキとした食感が特徴です。
離乳食のさやえんどうの保存方法は?
さやえんどうの保存方法について解説します。
冷蔵保存する場合
乾燥を防ぐために湿らせたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れてから冷蔵庫の野菜室に保管します。
冷蔵保存では3〜4日程度が目安です。使う前に再度洗ってから調理してください。
冷凍保存する場合
さっとゆでてから冷水で冷やし、水気をしっかり切ってから小分けにして保存袋に入れます。
保存期間は約1ヶ月程度です。汁物や炒め物なら、冷凍したまま使えます。
離乳食のさやえんどうに関するよくある質問
ここでは、さやえんどうの離乳食に関するよくある質問をまとめています。
さやえんどうのレンジ調理は可能ですか?
可能です。下茹でした後に加熱しましょう。
さやえんどうを耐熱容器に入れ、少量の水を加えてラップをし、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。加熱時間は量やレンジの出力により異なりますが、約2〜3分が目安です。
さやえんどうのアレンジレシピは?
オリーブオイルと塩で炒めるのがおすすめです。
さやえんどうをオリーブオイルと少量の塩で炒めるとよいでしょう。炒めた後、冷ましてから赤ちゃんに与えてください。
保存についての注意事項
- 作ったものは常温のまま長時間放置しないでください。雑菌が増える原因になります。
- 清潔な保存容器を使用してください。
- 解凍したものの再冷凍はしないでください。雑菌が増える原因になります。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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