【管理栄養士監修】離乳食の大葉|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
今回は、赤ちゃんに大葉を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
今回は、赤ちゃんに大葉を与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
大葉はいつから食べられる?
離乳後期から少量OK。無理をさせないこと
シソ科の植物である大葉は、葉の色が緑色のものを「青じそ」といい、青じその若葉を摘んだものを「大葉(おおば)」と呼んでいます。
葉の色が赤紫のものは「赤じそ」と呼ばれています。
大葉は、離乳後期の生後9〜11ヶ月頃から、完了期にあたる1歳〜1歳6ヶ月頃に少量与えることは可能です。
ただし、香りが強い食材であり、香味野菜は大人でも多く食べるものではないため、無理に与える必要はありません。
香味野菜の中でも特に大葉は、独特の香りと舌ざわりが特徴的で、嫌がる子どもも少なくありません。
子どもに大葉を与えるのは離乳後期を過ぎてからで、もしも嫌がった場合は無理をさせないようにしましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
赤ちゃんに大葉を与える場合は、大人料理の取り分けで、火が通っていて大葉が刻んである料理を使用しましょう。
使用する場合は大葉の量が多くならないようにします。
ただし、離乳食で無理に使用する食材ではありません。
どのくらいの量を与えたらよい?
大人用からの取り分けなど、大葉が入った料理を少量与え、様子をみましょう。
大葉の固さや大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや与える量を変えます。
大葉の時期別の大きさ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
大人の料理から取り分け予定の時の、下ごしらえのポイントです。
※基本加熱料理で使用します。
- 真ん中の太い茎は取り除く
- 細かく刻むか、千切りにする
- 冷水に浸しアクをとる
大葉が水分を失い新鮮さがない時は、茎の先端を少し切り、水に浸すことでみずみずしさを取り戻します。
離乳食は加熱をしますのでこの下処理は必ず必要ではありませんが、新鮮な大葉を利用しましょう。
切り方は千切りかみじん切りなど細かくしましょう。
葉をくるくると巻いて千切りにすると上手に切れますよ。
真ん中の太い茎は固いので切り取り、冷水でアクをとることで食べやすくなります。
食物アレルギーについて
大葉は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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