【管理栄養士監修】離乳食のはんぺん|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
卵白や小麦等を含んでいるため、食物アレルギーに注意が必要です。
今回は、赤ちゃんにはんぺんを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
卵白や小麦等を含んでいるため、食物アレルギーに注意が必要です。
今回は、赤ちゃんにはんぺんを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
はんぺんはいつから食べられる?
離乳完了期からOK!添加物の少ないものを選んで
はんぺんは、離乳完了期の1歳〜1歳6ヶ月頃から与えられる食材です。
白身魚のすり身と山芋が主原料のはんぺんは、たんぱく質が多く、脂質が少ない食材です。
やわらかく赤ちゃんも食べやすい食材ですが、食塩のほかに砂糖などの調味料や添加物を含む製品もあります。原材料を確認し添加物の少ないものを購入しましょう。
塩分が含まれているため、使用する際は熱湯をまわしかけて塩抜きしたり、ほかの食材と混ぜて使用します。
野菜や肉・魚などの食材と混ぜて使うとふわふわとした食感になり、赤ちゃんも食べやすくなります。
食物アレルギーについて
はんぺんは、原材料に、卵白・小麦・山芋・大豆等を含むものが多くあります。
卵や小麦は、特に乳幼児に、食物アレルギーが出やすい食品です。
食物アレルギーがある場合は、原材料を必ず確認しましょう(加工食品のため、商品によって含まれるものが変わります)。
そのため、初めて与える際は少量からから始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
はんぺんは、野菜や肉・魚などと混ぜて使用すると、ふわふわの食感となりますよ。
離乳食として上手に活用してみましょう。
はんぺんの固さや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
はんぺんの時期別の固さ・1回あたりの目安量
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- 熱湯を回しかけ、塩抜きする
- 調理方法に合わせたサイズに切り、野菜、肉、魚などほかの食材と混ぜる
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
はんぺんは、メニューに合わせたサイズに切るだけで、電子レンジやボイルで手軽に煮物、汁物が作れます。小さく刻めば炒めものの具材にもなり、手づかみ食べの練習にも最適。
握るなら、長さ4~6cm、5mm~1cm角くらいのスティック状に、指でつまむなら1cm角のサイコロ型がおすすめです。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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