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【管理栄養士監修】1歳までNG!離乳食のはちみつ

【管理栄養士監修】1歳までNG!離乳食のはちみつ

ビタミンやミネラル、アミノ酸などを含むはちみつ。
大人にとっては砂糖に代わる自然由来の甘みとして人気ですが、赤ちゃんには1歳まで絶対NG!リスクの高い食材であることが知られています。
今回は、離乳食のはちみつはなぜNGかなどをご紹介していきます。
ビタミンやミネラル、アミノ酸などを含むはちみつ。
大人にとっては砂糖に代わる自然由来の甘みとして人気ですが、赤ちゃんには1歳まで絶対NG!リスクの高い食材であることが知られています。
今回は、離乳食のはちみつはなぜNGかなどをご紹介していきます。

はちみつはいつから食べられる?

1歳までは絶対NG! 腸の抵抗力がつく1歳半頃から

はちみつを含む食品に書かれている「1歳未満の乳児には与えないで下さい」という表示を見たことがある方も多いと思います。
これは、はちみつにはボツリヌス菌という細菌が含まれており、「乳児ボツリヌス症」という感染症にかかってしまう危険があるからです。

「乳児ボツリヌス症」とは、乳児特有の感染症で、まれに死に至るケースもあるため厳しく制限されています。
またボツリヌス菌は熱に強いのも特徴です。通常の加熱や調理では死なないので、1歳までは熱を加えたとしても与えるのはNGです。

お菓子や飲料、料理の調味料として使われている場合もあるので、注意しましょう。

厚生労働省から出されている、重要なお知らせについても確認しましょう。

出典:「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」(厚生労働省)、2020年6月30日に利用

ただし腸内環境が整えば、はちみつはリスクの高い食材ではありません。
始める時期は1歳が目安になりますが、1歳になったからすぐ大丈夫というよりも、体調やお腹の調子など様子を見ながら与えるようにしましょう。

余裕を見て、1歳半頃まで待ってみると安心ですね。

どのくらいの量を与えたらよい?

はちみつの甘味度は砂糖の1.3倍とされており、砂糖よりも少量で同じ甘みを感じられます。
そのまま与えると甘みが強いので、ヨーグルトやパンケーキなどに少しかける程度にしましょう。

1歳半を過ぎて急いであげる食品ではありませんが、使用する場合はごく少量をたまに与える程度にしましょう。

食物アレルギーについて

はちみつは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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