【管理栄養士監修】離乳食の手づかみ食べ、しないときはどうしたらいい?
手づかみ食べをしない!どうしたらいい?
手づかみ食べは離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から盛んになってくるといわれています。
手づかみし始める時期には個人差があるため、生後8ヶ月頃から始める子どももいれば、1歳を過ぎて始める子どももいます。
焦らなくて大丈夫なので、大人が手づかみのお手本を見せてあげたりしながら、子どものペースを尊重して始まる時期を待ってあげましょう。
また、自分から食べようとする行動を促すには、ご飯の時間にしっかりおなかが空いていることも大切です。
たっぷり遊んだり、できる範囲で規則的な食事リズムを心がけたりしてみるとよいかもしれません。
食べ物を触ったり握ったりすることで、その触感を体験し、食べ物への関心や自分で食べたいという意欲につながるため、子どもが食べ物に手を伸ばし始めるようになったら、積極的に触れさせてあげるとよいでしょう。
手づかみ食べしやすくなる工夫
次のような、子どもが手づかみ食べをしやすくなるような工夫をするのもおすすめです。
- 手づかみしやすい大きさや形にする
上下の前歯が生えてきている場合は、前歯を使って自分なりの一口量を噛みとる練習ができるように、子どもの一口大よりも大きめ・長めの大きさにするとよいです。
(例)
・ご飯をおにぎりにする
・野菜をスティック状にする
・ハンバーグやおやきなどを小判形にする
- 手が汚れにくいメニューを取り入れる
手が汚れてしまうのが嫌で手づかみ食べをしたがらないこともあるので、手が濡れたりべたついたりしないものを試してみてみることもおすすめです。
(例)
・食パン
・パンケーキ
・おやき
・ナゲットなど
手づかみ食べはさせないとだめ?
手づかみ食べの役割
手づかみ食べをすることで、目で食べ物を確認し、手で食べ物をつかんで口に運び入れるという、目と手と口の協調運動が起こります。
食べ物の位置や大きさ、形、固さ、温度などを確かめるとともに、どれくらいの力で握ればよいかという感覚も身に付けていきます。
これらは、食器やスプーンやフォークを使えるようになる上で、重要な役割を担っています。
片付けが大変でつい手づかみをやめさせたくなってしまうこともあるかと思いますが、これも子どもの成長に必要な段階なのだと捉えて温かく見守りたいですね。
片付けを少しでも楽にする工夫
机の周りや床や服が汚れてしまい掃除や洗濯などの手間が増えるなど、親にとっては大変な時期でもありますよね。しかし、この周りが激しく汚れる時期がずっと続くわけではありません。
だんだん上手に食べられるようになるにつれて、片付けの大変さも少しずつ減ってきます。
少しでもママの負担が減るように、以下のような工夫をしてみるとよいかもしれません。
・周りや服を汚しにくい食事エプロンをつける(ポケット付き、長袖付き、ランチョンマットと一体型など)
「ビーボックス トラベルビブ」
食べこぼしをキャッチするポケット付きの食事エプロンです。ポーチの形になり持ち運びにも便利です。
・テーブルにくっつく食器を使う
「イージーピージー ハッピーマット」
テーブルにぴったり吸着するので、お皿がひっくり返らず周りを汚しにくいです。
© every, Inc.
・テーブルの下に新聞紙やビニールシート、使い捨てシートなどを敷く
100円ショップで買えるレジャーシートなどもおすすめです。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【管理栄養士監修】離乳食の手づかみレシピまとめ | 動画で見られる
参考:
五十嵐隆(監修)「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き」公益財団法人 母子衛生研究会、2020年
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写真提供:ゲッティイメージズ
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