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家事はこんなにあった!どうすれば楽にできる?

家事はこんなにあった!どうすれば楽にできる?

日々の生活のなかでなんだかとても忙しいと感じることはないでしょうか。忙しいと感じている人でも、忙しさの原因を特定できている人は多くありません。今回は家事の多さを正確に把握して楽になる方法をご紹介します。
日々の生活のなかでなんだかとても忙しいと感じることはないでしょうか。忙しいと感じている人でも、忙しさの原因を特定できている人は多くありません。今回は家事の多さを正確に把握して楽になる方法をご紹介します。

家のなかの仕事はすべて「家事」である

国立社会保障・人口問題研究所は、家事の種類として次の項目を挙げています。

  • ゴミ出し・買い物・掃除・洗濯・食事の準備

家庭生活に欠かせない仕事はすべて家事になります。
そして家事には、「凝るほど、究めるほど、こだわるほど仕事が増える」という性質があります。

例えば、「あまり冷凍食品に頼りたくない」というこだわりを持っているとします。
そうなると、新鮮な肉や野菜を頻繁に買わないとならないので、買い物の回数が増えます。
生の食材は調理に時間と手間がかかるので、食事の準備の手間と時間も増えます。
掃除も、「3日に1回は掃除機をかけたい」「掃除機を動かす以上、すべての部屋をきれいにしたい」と思えば作業が増えます。

出典:「第5回全国家庭動向調査」(厚生労働省)、2020年8月閲覧

「見えない家事」があなたの負担を増やしている

家事には、見える家事と見えない家事があり、負担が大きくなっているのは、たいていは見えない家事です。

例えば、食材の買い物は見える家事ですが、調味料の補充は見えない家事に数えられます。
料理を始めようと準備に取りかかったところ、醤油が切れていたとします。
仕方がないので割高と知りつつ、近所のコンビニに行って小瓶の醤油を買えば、それも家事です。そして、家計簿をしっかりつけている人なら、
「○月○日、□□コンビニ、醤油(小)、150円」と書かなければなりません。
これも、調味料の補充の裏に隠された、見えない家事です。
そして醤油の小瓶を買えばすぐになくなるので、次にスーパーに買い物に行くとき、忘れずに大瓶の醤油を買わなければなりません。

また、「洗濯」と「寝室の掃除」のなかに隠れているのが、ベッドメイキングです。
洗濯した寝具をベッドに敷くことは、意外に重労働です。

家事を楽にこなすことは可能

家事の負担を減らすには、2つの方法があります。

  • 手を抜く
  • 工夫する

家事にこだわりがある人は、手を抜いてまで楽になりたいとは思わないでしょう。
家のなかを常にベストの状態に保ちたい人は、手を抜いて家事の負担を減らす方法は採用できないはずです。
しかし、工夫することによって、家事は確実に楽になります。

家事をすべて洗い出してわけてしまう

妻(または夫)の家事を減らす最短ルートは、夫(または妻)に手伝ってもらうことです。

そこで、家事をすべて洗い出して、夫婦それぞれに割り振ってしまいましょう。
家事の洗い出しは、事細かく行なってください。

例えば「掃除」なら、居間の掃除・寝室の掃除・トイレ掃除・風呂掃除・玄関の掃除・庭掃除・家の外壁の掃除・物置の掃除と、掃除する箇所をすべて挙げます。
次に、「夫:トイレ掃除・庭掃除・家の外壁の掃除・物置の掃除」「妻:居間の掃除・寝室の掃除・風呂掃除・玄関の掃除」とわけてしまいます。
ただしこの担当わけは「完全強制」ではなく「半ば強制的」にとどめておきます。そうしないと夫婦関係が窮屈になってしまうからです。

もし体調不良や仕事の都合などで、できないときには柔軟に作業内容を交換し妻と夫の役割を一時的に見直すのもよいかもしれません。

夫婦家事分担ボードを使う

妻が夫にスムーズに家事を手伝ってもらうツールとして、夫婦家事分担ボードを紹介します。

クリップボードを用意して、そこに「夫:やること」「夫:やれた」「妻:やること」「妻:やれた」を書きます。
そして、クリップを用意して、クリップに「トレイ掃除」や「食材の買い出し」など、家事の名称を書いていきます。
夫婦で相談して、「トイレ掃除は夫」「食材の買い出しは妻」と決めたら、トイレ掃除クリップを「夫:やること」に挟み、食材の買い出しクリップを「妻:やること」に挟みます。
そして夫がトイレ掃除を終えたら、「トイレ掃除」のクリップを、「夫:やれた」に挟みます。
これで、やるべき家事、やれていない家事、やれた家事が一目でわかります。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

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夫婦が考える家事負担の割合

大和ハウス工業が行った「共働き夫婦の「家事」に関する意識調査 第1回~家事への意識の違い編~」で、とてもユニークな結果が出ました。
子供がいる共働き夫婦に「家事負担の割合」を尋ねたところ、夫は「自分は3割、妻は7割」と考えている人が多かったのに対し、妻の多くは「自分9割、夫1割」と答えました。
つまり、妻が「夫は家事の1割しかやってくれない」と思っているのに、当の夫たちは「自分は3割はやっている」と思っているのです。

出典:大和ハウス工業
共働き夫婦の「家事」に関する意識調査 第1回~家事への意識の違い編~

家事は、やっている本人と家族を幸せにする仕事です。しかし「大変」なので、家事にはストレスが伴います。
家事に「参っている」人は、我慢せず、対策を練ってください。夫婦で上手に家事を分担することで、家事の負担は確実に減ります。

参考:
第5回全国家庭動向調査」(厚生労働省) 、2020年8月閲覧
共働き夫婦の「家事」に関する意識調査 第1回~家事への意識の違い編~ 」(大和ハウス工業)

写真提供:ゲッティイメージズ

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