洗濯ロープの使い方まとめ!張り方のコツ・おすすめロープを紹介
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洗濯ロープを使うメリット・デメリット
洗濯ロープとは洗濯物を干すために使うひも・縄のことで、洗濯ひもと呼ばれることもあります。
洗濯物を干す用途は物干し竿と同じですが、特徴が異なるため使う場所や状況によって、どちらが適しているのかが変わってきます。
まずは洗濯ロープのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。
メリット
洗濯ロープの1番のメリットは、限られたスペースでも空間を有効活用して設置しやすいということです。
アパートやマンションのベランダ、室内などのゆとりのない空間でも、ちょっとした場所に洗濯物を干すスペースを確保できます。
また、軽量でかさばらないので設置がしやすいのもうれしいポイントです。一時的に洗濯を干す場所を増設したい場合にも使い勝手がよく、使わないときの保管にもスペースをとりません。
価格も比較的安く100均でも販売されています。
物干し竿は劣化して錆びることもありますが、洗濯ロープには錆びの心配はなく、廃棄する場合も、粗大ごみとして有料回収になる物干し竿と違って、通常のゴミとして捨てることができます。
デメリット
洗濯ロープの1番のデメリットは、洗濯物をかけるとたわみやすいことです。
ある程度は張り方を工夫することでカバーできますが、たくさんの洗濯物を干したり、1箇所に重量がかかる大きなピンチハンガーを使うとたわみやすいので不向きです。
外干しの場合、風が強いとロープの中央部分や片側に洗濯物が寄ってくることがあるのもデメリットです。
また、直接洗濯ロープに洗濯物をかけて干すとロープの縄目の跡がつきやすいため、ハンガーを使ったほうがよいでしょう。
洗濯ロープがポリエチレン製やポリエステル製の場合や、ロープの端についた取り付けフックがプラスチック製の場合は、日光(紫外線)により劣化する可能性があります。
物干し竿とどっちがいいの?
洗濯物を干す場所が十分にある場合は、安定していて重いものもかけることができる物干し竿がおすすめです。
外干しができない環境であったり、梅雨の時期などで室内干しをする場合は、限られたスペースでも洗濯物を干す場所を確保できる洗濯ロープが活躍します。
普段は物干し竿を使っていても、洗濯物がたまったときや衣替えなど一時的に洗濯物を干す場所を増設したい場合には、洗濯ロープが便利です。
洗濯ロープは楽に設置でき、保管に場所をとらないため、物干し竿と併用するのがおすすめです。
洗濯ロープを張る場所の選び方
洗濯ロープの使い方を解説していくにあたって、まずは洗濯ロープを張る場所についてみていきましょう。
洗濯ロープは両端をひっかけたり、結んだりする場所さえあればどこにでも設置できます。
洗濯ロープの両端に設置用のS字フックなどパーツがついているものを選ぶと取り付けが楽にできますよ。
室外・ベランダ
室外の場合、物干し竿台など物干し竿をかける部分を利用して設置するのが一般的です。
ベランダの手すりを利用することもできます。ベランダなどに物干し竿をかけるパーツがない場合には、壁に取付けるタイプの洗濯ロープを設置するのもおすすめです。
樹木や柵など、丈夫でない場所は破損するおそれがあるので避けてくださいね。
室内
室内での洗濯ロープは、和室の長押(なげし)やカーテンレール、家具などを利用して張る人が多いようです。
しかし、室内では洗濯ロープをひっかけたり結んだりするためにちょうどいい場所がないこともあります。洗濯ロープを張るためのフックを壁に取り付けることができれば1番ですが、賃貸の場合は壁に穴を開けることができませんよね。
なげしフックやマグネットフック、ドアハンガーなどをうまく使うと、壁に穴を開けずに洗濯ロープを張りやすくなります。
ただし、固定されていない、可動する場所に結ぶ場合は注意が必要です。特に、棚など倒れる可能性がある場所は避けましょう。カーテンレールも洗濯物を干すために作られていないため、干す量が多いと破損するおそれがあります。
使用するフックの耐荷重、結ぶ場所は注意して選ぶことが大切です。
洗濯物を乾かすには、風通しのいい、高い場所が適しています。風通しの悪い湿気のたまる場所での室内干しは、嫌な臭いの原因にもなります。
サーキュレーターや扇風機、エアコン、除湿機を上手に活用しましょう。浴室など湿気がこもりやすい場所を使うときは換気扇も回すとよいでしょう。
洗濯ロープがたわまないおすすめの結び方
洗濯ロープを張る場所が決まったら実際に張ってみましょう。
パーツ・フックがある場合の結び方
両端に取り付けのためのパーツやフックがついている洗濯ロープであれば、パーツを利用して設置すればOKです。
設置場所の2倍以上の長さのロープがある場合は、二重に張るとたわみにくく強度もあがるのでおすすめです。
強度が高いもやい結び
フックがないロープや、洗濯ロープが大幅に長い場合は、結びつけるほうが張りやすいでしょう。
結ぶ場合は、蝶結びや固結びでは、洗濯物をかけた重みでたわんだり外れてしまうことがあります。たわみにくく、ほどけにくい結び方としては、アウトドアシーンでもよく使われるもやい結びがおすすめ。
もやい結びは、一度結んだら結び目が緩まないのが特徴です。
- ベランダの柵など(ロープをくくりつけるもの)にロープを巻きつけます。右手にロープの先端を、左手に長い方のロープを持ちます。
- 長い方のロープで6の字のように輪をつくります。ロープが重なるところは、先端につながる方が上・手前になるようにします。
- 輪の中に右手で持っているロープの先端を輪の奥から手前に通します。
- 先端側のロープを長いほうのロープの下をくぐらせ、ロープの先端を輪の手前から奥に通します。
- ロープの端を輪に通したら、ロープの先端と長いほうのロープそれぞれをひっぱり、結び目を締めれば完成です。
ほどくときは締まった輪から、ロープの先端を抜けば簡単にほどくことができます。
干すときのポイント
洗濯ロープに干すときに、ハンガーを使うのであれば、洗濯物が中央に寄らないよう固定する必要があります。
ハンガーをひっかける穴がある、はしごタイプの洗濯ロープやハンガーが寄らないためのストッパーがついた洗濯ロープを使うと便利です。
タオル類などを直接ロープにかけて干すときには、ロープの縄目の跡もつきやすいので、タオル用ハンガーを使いましょう。
洗濯ロープの種類
洗濯ロープには大きくわけるとはしごタイプと紐タイプの2種類があります。
はしごタイプは、2本の縄の間にはしご状に縄が張ってある構造で、穴にハンガーをひっかけることができるようになっています。洗濯ロープがたわんだり、強風が吹いたりしても、ハンガーがずれないので便利です。
紐タイプは、一本の紐、ワイヤーのみのシンプルな構造です。洗濯ロープがたわんだり、強風が吹いたときにハンガーがずれるので、ストッパーや洗濯バサミがついているタイプも販売されています。
洗濯ロープは、両端に設置用の固定パーツがついているものも多いです。S字フックタイプなどパーツの形状にもバリエーションがあり、設置のしやすさも考えて選ぶといいでしょう。
材質は、ポリエステル製やポリエチレン製の縄状のものが多いですが、ゴム状のものや、ステンレス性のワイヤータイプもあります。
比較的お手頃な価格で販売されているので、長さや耐荷重も確認しながら選びましょう。
おすすめの洗濯ロープ
おすすめの商品をご紹介します。
ハンガーが横ずれしない洗濯ロープ
シンプルでオーソドックスなはしごタイプの洗濯ロープです。両端には取り付けに便利なS字フックがついています。
このタイプは比較的長さがあり、100均でも販売されているので、洗濯ロープを試してみたい人におすすめの商品です。
巻取り式洗濯ロープ
メジャーのような巻取り式の紐タイプの洗濯ロープです。長さの調整がしやすく、長さが余った端の部分も邪魔になりません。
紐タイプですが、ハンガーをかけることができる穴が空いているので洗濯バサミ不要なのもうれしいです。持ち運びや片付けにも便利です。
物干しワイヤー
シンプルなデザインで、壁に取付けるワイヤータイプの洗濯ロープです。室内・屋外どちらにも設置でき、一度設置してしまえば使用するときにワイヤーをひっぱり出すだけ。布団も干すことができます。
吸盤タイプ洗濯ロープ
バスルームの壁面に吸盤で設置できる洗濯ロープで、賃貸物件に住む人でも使いやすいです。吸盤タイプのため多くは干せませんが、ちょっとしたデッドスペースの有効利用や、人に見られたくないものを乾かすときにはぴったりです。
干すスペースがない・乾かないときは
洗濯物の量が多くて干すスペースが足りなかったり、梅雨の時期や天気が悪い日は、自宅で洗濯しないというのも選択肢のひとつ。
乾燥までできるコインランドリーを使ったり、自宅に取りに来てくれる宅配クリーニング・洗濯代行のサービスもおすすめ。
きれいに洗濯して畳まれた状態で届けてくれるので忙しいときや洗濯物が溜まってしまったときに活用してみるとよいでしょう。
あると便利!洗濯ロープを使いこなしてみよう
洗濯ロープは、限られた場所でも洗濯物を干す場所を確保できるため、とても便利です。
普段は物干し竿をメインにしていても、必要なときに洗濯ロープを使って干す場所を増設するという使い方もできます。
洗濯ロープは、防災グッズとしても使えるので、1つ持っておくと役立つアイテムです。たまに使うだけで普段は使わないのであれば、保管場所は防災グッズの中にしておくのもおすすめですよ。
ぜひ活用してみてくださいね。
- 洗濯ロープがあれば限られたスペースでも洗濯物を干すことができる
- はしごタイプや紐タイプなど場所やシーンに合った洗濯ロープを選ぼう
- 設置するときは固定された場所に設置しよう
- 室内の設置場所に困ったらフックを利用すると設置場所が増やせる
- 100均でも販売されているので防災用にも1つ持っておくとよい
写真提供:ゲッティイメージズ
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