お七夜の準備は何をする?命名書・料理の準備・当日の流れを解説
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お七夜とは?
赤ちゃんにとって、初めてのお祝いとなるお七夜。お七夜の歴史は古く、平安時代から始まったといわれています。
生まれてきた赤ちゃんに名前をつけ、お祝いの料理を食べ、社会の一員として仲間になることを認めてもらう儀式でした。
親族を招待し、赤ちゃんをお披露目する目的で、赤ちゃんが生まれた日から7日目の夜に盛大にお祝いをしていたそうです。
現代のお七夜も基本的な内容は変わりません。「赤ちゃんが元気に健やかに成長しますように」という願いを込め、近親者を招いてお祝いをします。
赤ちゃんの名前をつける命名式を行ったり、お祝いの食事を囲んだりします。退院後の赤ちゃんやママの負担にならないよう、形式にこだわらず無理のない範囲でお祝いをする家庭も増えてきています。
お七夜を行うときに確認しておく4つのポイント
準備と聞くと「誰がするの?」「何をするの?」と、不安になる人もいるでしょう。
ただ、しっかりとポイントをおさえれば、準備は決して難しいものではありません。
お七夜のお祝いをするときに確認しておきたい4つのポイントを確認してみましょう。
お七夜は誰が準備する?
まず、お七夜の準備を誰がするのか確認していきましょう。
お七夜の準備は、誰がするかという明確な決まりはありません。お七夜をどこで行うかによって、準備する人も変わってきます。
いくつかのパターンを紹介します。
里帰り後に実家でそのまま行う場合
里帰り後、実家でそのまま行う場合には、里帰り先(実母)が準備してくれることもあります。赤ちゃんのお世話をしながらの準備は難しいため、とても助かりますね。
自分の自宅で行う場合
自宅に実両親、義両親を招いて行う場合には、自分たちで準備することが多いかもしれません。退院後のママが準備するのは難しいため、パパの協力も必須となりますね。
義実家へ行く場合
義実家が近い場合などは、招かれることも。その場合は、代わりに準備をしてくれることもあります。
お七夜を行う場所によって、準備をする人が代わることもあるので、事前にしっかりと確認できるとよいでしょう。
お七夜はどこでやる?
お七夜を実施する場所についてもはっきりとした決まりはありません。
それぞれの状況によって、柔軟に考えていくことをおすすめします。では、候補にはどのような場所があるのか、確認してみましょう。
一般的な候補は次の4つです。
- 自宅
- 実家
- 義実家
- 外食(自宅近くや、個室のあるお店)
自宅や実家、義実家で行う場合は、慣れた場所で負担が少なく、ママも赤ちゃんのお世話をしやすいというメリットがあります。
ただ、お七夜を行う家の人は、命名書や料理の準備、後片付けなどが大変というデメリットもあります。
逆に外食であれば、お祝い膳などの準備や後片付けもなくなり、負担も減るでしょう。ただ、生後1ヶ月までの外出は、あまり推奨されていません。
赤ちゃんとママの体調や参加者の人数を踏まえて、どこでやるのか検討していく必要がありますね。
お七夜に誰を呼ぶ?
誰を呼ぶかも、お七夜を行うときのポイントの1つです。
基本的には、両家の両親が一般的です。しかし、名付け親が別にいる、両親以外にも親しい親戚などがいる場合は、呼んでも構いません。ただ、あまり大人数になると、準備も増え負担が大きくなります。
赤ちゃんとママのことを考え、お七夜としての招待はなるべく少人数にすることがおすすめです。親しい友人などは、タイミングを見計らって、お七夜ではない後日に、自宅に招待するとよいでしょう。
また、招待される側も退院したばかりの赤ちゃんとママに会えるのは、うれしい反面、気を遣ってしまうこともあります。
お互いにとって、楽しい時間になるよう、呼ぶ側も呼ばれる側の方への配慮を忘れないようにしましょう。
お七夜の費用の相場は?
お七夜を行う際に気になるものの1つが費用の相場ではないでしょうか。お七夜の費用は準備の内容によって大きく変わります。
たとえば、命名書1つとっても、無料のものを自分でダウンロードするのか、お店に外注するのかによって、差額が5,000円以上になることもあります。
お祝い膳も同様に、自宅で作るのか、人数分を外注するのかによって、大きく変わりますね。
相場を気にしすぎるよりは、ある程度の予算を組んでから、方法を考えていく方が準備がスムーズかもしれません。
また、ご祝儀を渡す場合は1人当たり5,000~10,000円程度が相場となっているようです。ただ、家族間でのルールや関係性によって、相場がかわることも。
ご祝儀の相場を目安の1つとして、準備する予算や費用を検討してみてもよいでしょう。
お七夜で準備するものと費用
「誰が準備するのか」「どこでやるのか」「誰を呼ぶのか」「費用の相場はどれくらいか」などのお七夜のポイントをおさえたら、次は準備に取りかかりましょう。
事前に準備するもの、準備するものの費用、当日に行うことなども一緒に考えることが大切です。
主に、命名書、お祝い膳、当日の服装、記念撮影、赤ちゃんの手形、足形などを検討する必要があります。
命名書
お七夜で準備するものの1つが命名書です。
命名書(奉書紙)は、名付け親の人が準備をし、必要な項目を書き入れるのが一般的です。
命名書として使用する奉書紙。奉書紙を購入し、最初に正式なやり方に基づいて、奉書紙を三つ折りにし、子どもの名前や生年月日、父親・母親の名前、命名した日付などを毛筆で書き入れます。
ただ、すべてを自分たちで記入するのは大変な作業です。最近では、色々な準備方法があります。予算もそれぞれあります。
ここでは、いくつかのパターンを確認してみましょう。
パソコンからテンプレートをダウンロードする
- 無料のテンプレートをダウンロードすれば、費用は無料
- 奉書紙への印刷は難しい
- テンプレートによって、枠だけにしたり、名前も印刷したりと、デザインを選ぶことができる
- 仕上がりによっては、安っぽくなってしまうこともある
業者に頼む
- 命名書の用紙のみを注文することも可能(250円から)
- 必要項目もすべて明記してくれるものの注文も可能(1000円前後)
- 紙ではなく、アクリルのフォトフレームを作成してくれたり、写真や手形も入れてくれたりと、デザインの種類も豊富(2000円から)
- 費用はかかるが、自分の好みに合わせた命名書を注文できる。
命名書は完成したら、神棚や床の間などに飾り、神様や集まってくれた親近者に赤ちゃんの名前を披露します。
命名書を飾る期間は主に生後7日目のお七夜~14日目頃までとなっています。神棚や床の間がない場合は、リビングなど人目につきやすい場所に命名書を飾る場合もありますよ。
お祝い膳
お七夜で準備をするお祝い膳の一般的なメニューは、次のようなものになります。
- 尾頭/付きの鯛
- お赤飯
- お吸い物
- お造り(お刺身)
- 天ぷら
- 煮物
地方により、多少の違いもありますが、ほかに紅白なますや、昆布巻きなどの縁起のよい料理を用意することもあります。
また、退院後に赤ちゃんのお世話をしながら、お祝い膳を手作りするのは大変です。簡単に済ませるには、通販やデリバリーもおすすめ。
金額も1人前で約5,000円からと、リーズナブルなものもありますよ。一部の料理は、自分で用意したい場合は、手のかかる尾頭付きの鯛だけをデリバリーするなど、上手に使い分けられると、負担も減りますね。
そして、お祝い膳の代わりにお寿司を頼むなど、お祝い膳といっても、準備する料理は、家庭によってさまざま。どんな料理をどのように準備したいのかを考え、体調や予算なども配慮しながら、準備ができるとよいですね。
赤ちゃん・両親の服装
お七夜での赤ちゃんと両親の服装は、プチフォーマルが一般的となっています。スーツほど、きっちりと決める必要はありませんが、儀式の1つなのであまりラフ過ぎる服装は控えるのがよいでしょう。
授乳のあるママは、少し綺麗めな前開きのシャツやワンピースを着るだけでも、よいですね。産後すぐは、体型も戻っていないため、産前に着ていたワンピースなどでも代用は可能かもしれません。
赤ちゃんにはベビードレスなどがあれば、着せてあげるとよいでしょう。洋服に迷うときには、少しおしゃれなスタイを付けるだけでも、グッとおしゃれ度がアップしますよ。
記念撮影
自宅で記念写真を撮影する場合には、次のようなものがあるとおすすめです。
- カメラ(スマホやデジカメ)
- 明るい背景(明るめの壁紙やフォトシーツなど)
最近では、スマホのカメラ機能でも十分ですが、性能のよいデジカメや一眼レフなどがあれば、さらに綺麗に撮れますね。
また、スタジオで撮影する場合には、準備するものはほとんどありません。もし、着用している服以外で着せたい衣装がある場合には、持参するようにしましょう。
スタジオによっては、自宅出張撮影が可能なところもあります。大型チェーン店や、個人スタジオなどの撮影会社によって、金額も大きく変わります。
どのような写真を撮りたいのか事前に明確にし、予算に合ったスタジオを選ぶことが大切ですね。
手形・足形
お七夜のお祝い記念として、赤ちゃんの手形や足形を取ることを検討している人もいるのではないでしょうか。
もちろん、手形と足形は、自宅にある絵の具やスタンプを使って取ることもできます。ただ、最近では、手軽に手形が取れるような市販のキットも多くの販売されています。
自宅にある絵の具や安価なスタンプ台を使用すれば、500円もかかりませんね。スタンプ付きのキットを購入する場合にも1,500円程で選ぶこともできます。予算に余裕があれば、取った手形、足形をパネルにしてくれるようなサービスもありますよ。
また、命名書に手形をを貼るスペースのある既製品や、赤ちゃんの手足を汚さずに形の取れる商品もあり、幅広く選ぶことができます。
赤ちゃんとママの体調を最優先に!
お七夜の準備で配慮したいのは、赤ちゃんとママの体調です。お七夜だからといって、生後7日にこだわる必要は全くありません。
体調がすぐれない場合には、日付をずらしましょう。体調が回復してから行った方が、赤ちゃんにもママにもよい思い出になりますね。また、里帰り出産の場合には自宅に戻ってからお祝いもおすすめですよ。
お七夜の準備を楽しもう!
儀式の準備と聞くと、少し構えてしまいますが、お七夜の準備は難しいものはほとんどありません。また、退院したばかりで、無理をする必要もありませんよ。
最近では、簡単にお祝いできる安価なサービスも多くあります。上手に工夫することで、準備の負担も減らせますね。
- 準備では、どこで、誰をよび、どのくらいの費用でやるかを決めるとよい
- 必要なものは、命名書、お祝い膳が基本、記念撮影もおすすめ
- 赤ちゃんとママの体調を最優先!延期や中止も選択肢にいれておこう
赤ちゃんにとっても、ママにもとっても、一生に一回のお七夜。無理をせずに準備からぜひ楽しんでくださいね。
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