妊娠中、市販薬、漢方薬、サプリメントは必ず相談しながら服用を
市販薬には必要でない成分も含まれるので注意が必要!
今まで普通に買って飲んでいた市販薬には、場合によっては使用をおすすめできないものもあるので注意しましょう。ただ、妊娠に気づかない時期に市販薬を服用してしまったということがありますが、妊娠1カ月まで(妊娠4週未満)の服用であれば問題ありません。
まず風邪薬ですが、市販薬には複数の成分(特に多いものでは10種類以上)が含まれていて、なかには必要でないものもあります。妊娠が分かっていればやめる、もしくは主治医に処方してもらうのがベストです。特に、熱を下げる成分である非ステロイド性抗炎症薬のイブプロフェンは、妊娠後期に続けて使うと、胎児の心臓に近い動脈管に影響がある場合があり、生まれてからも後遺症が残ることがあります。また、最近、痛みどめとしてよく市販されているロキソニンも妊娠後期の服用は避けましょう。
湿疹など皮膚疾患の治療に使う外用薬は、塗布した部分だけに作用するので、通常の用法・用量を守れば使用できます。また点鼻薬や目薬は用法、用量を守っていれば問題ありません。
漢方薬は専門家に相談して服用を
いろいろな症状に対して、漢方、生薬のほうが安心なのでは? という声がよくありますが、漢方、生薬だから安心、とは言い切れません。海外の例ですが、甘草という成分を摂り過ぎたために、妊娠後期に悪影響が出たという報告もあります。もちろん安全性が高いものはいろいろあるので、必要な場合には専門家に相談して正しく摂取するようにしましょう。
サプリメントは種類によっては積極的摂取を
妊娠中のサプリメントの摂取ですが、最近厚生労働省からも推奨されているものとして、ビタミンBの一種である葉酸があげられます。葉酸の摂取によって、先天異常のひとつである脳神経管閉鎖障害の、リスクを下げられることが分かり、推奨されているもので、2002年から母子手帳にもその記載がされています。葉酸の摂取はできれば妊娠前からが有効とされていて、食事に加え、サプリメントで1日0.4㎎を摂取できるとよいと言われています。ホウレン草やブロッコリーに含まれている葉酸は、サプリメントとしても一般的です。
また、海外のデータに、ビタミンAに含まれるレチノールという成分の摂り過ぎによって先天異常が増えたという報告もされています。ビタミンAを過剰に摂らないようにしましょう。
妊婦さん向けのサプリメントもたくさんありますので、栄養バランスに心配のある人は、用量を守って摂取するとよいでしょう。
下痢・便秘・痔は妊婦によくある症状
下痢は原因を明確にすることが大切。あまりひどいと脱水症状を起こすので、つらい場合は迷わず主治医に相談を。便秘は、妊婦さんの場合、子宮が腸を圧迫したり、運動不足になりがちなので、たいていの人が経験するはず。毎日決まった時間にトイレに行くなどの習慣をつけることが大事ですが、あまりにもつらい場合は酸化マグネシウムなどの緩下剤を処方してもらうことが可能です。
また妊婦さんの痔もよくある症状。塗り薬や座薬は産婦人科でもたいていは処方してくれますので、恥ずかしがらずに主治医に相談してください。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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