「律」の意味や由来は？名前に込められる思いや名付けの例を紹介！

まずは、「律」という字について知りましょう。

十字路の半分を模した彳（ぎょうにんべん）に、筆記用具を持った手を表す「聿」が組み合わさって、「人の進むべきみち」という意味を指しました。

また、音楽の世界での「手本とするもの」として、音階という意味もあります。「旋律」「調律」といった熟語はこの意味からきたものです。

姓名判断の観点から見ると、9画の漢字一文字で名付けをするとよくないと言われることがあります。

しかし、そもそも総格や人格に重きをおく流派が多く、名前全体でバランスがとれていることの方が重要なので、ほかの漢字と組み合わせれば気にする必要はありません。

また流派によっては、一文字名の場合は名前に1画足して数える「霊数」という考え方もあるため、一文字名の9画であっても捉え方によって問題がないと言えます。

「律」は、ルールや規則、法律などを指すことが多く、厳格さや規律を重んじるイメージがある漢字です。

また、音を調べ整える「調律」、音楽の中心的要素の「旋律」など音楽の分野でも使われ、芸術的でバランスの取れた印象も受けます。

真面目で誠実なイメージだけでなく、柔らかく凛としたイメージも持ち合わせた漢字です。

「律」の字が持つ掟や定め、手本とするという意味から、「規律正しく行動してほしい」「法律や規範を守れる人になってほしい」という願いが込められます。

また、自分が正しく行動して終わりではなく、周りの人も正せるような「信頼される人になってほしい」という思いを込めても素敵です。

ほかには、「調律」「旋律」のように音楽に関わる言葉としての側面も持つため、「調和や美を追求する人生を歩む」といった願いを込め、人間関係や物事に対して一定の調和やバランスを保ちつつ、自己成長をしていくことを期待した名付けもできます。

男女問わず多く使われるのは「りつ」の読みです。

男の子であれば、「のり」「ただし」とも使われます。ほかの漢字とも組み合わせやすいですが、一文字での使い方も人気です。

字面からは堅実な印象を受けますが、音の響きからは柔らかな印象も与えますね。

「律」を使った名前からは、真面目で規律を重んじる誠実な人物がイメージできます。

また、音の響きが柔らかで美しく、凛とした雰囲気を連想できるため、堅実な印象を与えつつ硬くなりすぎない名付けが可能です。

社会や人々と調和しながら、秩序ある行動を尊重する人間に成長することを願う親心を反映した名付けができます。

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