【医師監修】妊娠初期にマンモグラフィを受けてしまった!放射線検査の胎児への影響とは
妊娠していることに気付かずマンモグラフィ検査を受けてしまったママのなかには、おなかの赤ちゃんに影響があるのではないかと不安な人もいるでしょう。
妊娠初期にマンモグラフィ検査を受けても、おなかの赤ちゃんに影響がおよぶことはありません。
この記事では、妊娠初期にマンモグラフィをはじめとした放射線検査を受けるリスクや、赤ちゃんへの影響を解説しています。
放射線検査のことを正しく理解し、不安を解消しましょう!
妊娠していることに気付かずマンモグラフィ検査を受けてしまったママのなかには、おなかの赤ちゃんに影響があるのではないかと不安な人もいるでしょう。
妊娠初期にマンモグラフィ検査を受けても、おなかの赤ちゃんに影響がおよぶことはありません。
この記事では、妊娠初期にマンモグラフィをはじめとした放射線検査を受けるリスクや、赤ちゃんへの影響を解説しています。
放射線検査のことを正しく理解し、不安を解消しましょう!
妊婦がマンモグラフィを受けてもOK!胎児にも影響なし
妊娠初期に妊娠に気づかずマンモグラフィ検査を受けても、赤ちゃんに影響はありません。
マンモグラフィ検査は、乳がんを発見するうえでとても重要な検査です。妊娠中にマンモグラフィ検査を行う必要がある場合は、おなかを遮った状態で撮影することで赤ちゃんへの影響をさらに少なくできます。
妊娠に気づかずに受けても問題ない検査ではありますが、妊娠がわかっている場合は乳腺超音波検査(エコー検査)を行う病院が多いです。
妊娠中のマンモグラフィの影響は?
ここでは、妊娠中のマンモグラフィをはじめとした放射線検査の影響を解説します。
妊娠に気づかず検査を受けてしまっても出産や胎児に影響なし
妊娠に気づかずに検査を受けたとしても、出産や赤ちゃんの発育に影響が出ることはありません。マンモグラフィ検査で受ける放射線の量は、ごくわずかです。
赤ちゃんの健康に影響することはほとんどないと考えられているので、心配する必要はありません。
レントゲン検査の放射線が妊婦や胎児に与える影響もほとんどない
レントゲン検査の放射線が妊婦さんや赤ちゃんに与える影響もほとんどありません。
検査の際に赤ちゃんが受ける放射線量が100mGy以下の場合、小児がんや白血病を発症する割合は人工的な放射線被ばくがない場合と変わらないことがわかっています。
マンモグラフィのように、おなかから離れた場所の撮影であればなおさら影響が出ることはありません。
レントゲンやX線検査の種類と放射線量
胸部X線検査(1回):0.06mSv
バリウム検査:3mSv
マンモグラフィ:0.05mSv~0.15mSv
歯科撮影:0.002mSv~0.01mSv
CT撮影:5mSv~30mSv
胸部CT検査(1回):2.4mSv~12.9mSv
核医学検査(アイソトープ検査):0.5mSv~15mSv
PET検査:2mSv~10mSv
妊娠中に乳がん検診を受ける必要はある?
妊娠中に乳がん検診を受けようか迷っている人は、自覚症状の有無で検査を受けるかどうか判断しましょう。
自覚症状がなければ検診は受けなくてOK
妊娠中であっても、乳がんになることがあります。
しかし、自覚症状がなければ無理に検診は受けなくて構いません。
妊娠中は胸が張っていることも多く、正確な結果が得られないことから、推奨していない病院もあります。
自覚症状があれば医師に相談の上で乳がん検査を受けよう
もし胸にしこりや痛みがある、乳頭から出血しているといった自覚症状があれば、早めにかかりつけ医に相談し、必要な検査を受けましょう。
マンモグラフィ以外にも超音波検査などさまざまな検査方法があります。
超音波検査は妊娠中であっても体に負担をかけず、安全に行える検査です。
最近は妊娠の高齢化の影響で妊娠・授乳中に乳がんが見つかる頻度も増えつつありますので、セルフチェックを心がけるようにし、異常が気になる場合は早めに医師や助産師に相談しましょう。
また、万が一妊娠に気づかずマンモグラフィを受けられても心配せず、正しい情報をもとに判断するようにしてください。
妊娠中のマンモグラフィ・乳がん検査に関するよくある質問
ここでは妊娠中のマンモグラフィや乳がん検査に関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう!
妊娠中に乳がんになる可能性はどのくらい?
妊娠期・授乳期の乳がんは比較的稀ですが違和感があれば相談しましょう
「乳癌診療ガイドライン2022年版 疫学・診断編」によると、妊娠期・授乳期の乳がんは比較的稀とされています。
しかし、出産年齢の高齢化により、患者数は増えているそうです。特に、授乳期に診断された乳がんは予後不良(根本的な治療が難しい状態)であることが「ほぼ確実」とされています。
妊娠中や授乳中は乳房が大きくなり診断が遅れがちです。異常に気づいたら早めに乳腺外科や産婦人科の医師、もしくは助産師に相談しましょう。
超音波検査は妊婦や胎児に影響ある?
一般的な超音波検査は、妊婦さんや赤ちゃんに影響をおよぼしません
一般的な検査で使用する超音波は体に害がなく、繰り返し当てても影響はありません。
したがって、診察で行われる超音波検査が妊婦さんや赤ちゃんに影響をおよぼすことはありません。
マンモグラフィと超音波検査の違いは?
マンモグラフィと超音波検査は、検査のしくみが違います
マンモグラフィは、女性の胸部を撮影するのに特化したレントゲンです。乳房を板で挟んで薄く引き伸ばし、放射線を当てて撮影します。一方、超音波検査は、超音波を出すセンサーを当てて、跳ね返ってくる音波を画像化するものです。それぞれメリット・デメリットがありますが、放射線を使わない超音波検査は、妊婦さんに負担が少なく安全に受けられる検査といわれています。
妊娠初期にマンモグラフィを受けても大丈夫
妊娠に気づかずにマンモグラフィ検査を受けてしまっても、おなかに赤ちゃんに影響が出ることはありません。
しかし、妊婦さんに対して積極的に行われている検査ではないので、妊娠の可能性がある場合は事前に医師にそのことを伝えておきましょう。
レントゲン検査の場合も、検査で受ける放射線の量はごくわずかで赤ちゃんに影響は出ないので、安心して検査を受けてくださいね。
- 妊娠初期にマンモグラフィ検査を受けても問題ない
- レントゲン検査の放射線が影響を及ぼすことはない
- 乳がん検査ではマンモグラフィのほか超音波検査もある
- 妊娠中でも乳がんになることがある
- 自覚症状がある場合は早めに医師に相談を
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