生理だと思ったら妊娠の可能性も!生理痛と似た初期症状や原因を解説
生理のような出血や生理痛のような痛みがあると、妊娠していないと思いますよね。
しかし「生理だと思ったら妊娠していた」という人もいます。
妊娠しているかを確認するには、妊娠の兆候の症状を知り、必要に応じて検査することが重要です。
この記事では、生理と妊娠初期の症状の違いや、妊娠初期にみられる出血の原因、妊娠検査薬の使用タイミングなどについてまとめています。
ご自身の症状が妊娠によるものなのか判断する参考にし、不安な気持ちを解消してください。
生理のような出血や生理痛のような痛みがあると、妊娠していないと思いますよね。
しかし「生理だと思ったら妊娠していた」という人もいます。
妊娠しているかを確認するには、妊娠の兆候の症状を知り、必要に応じて検査することが重要です。
この記事では、生理と妊娠初期の症状の違いや、妊娠初期にみられる出血の原因、妊娠検査薬の使用タイミングなどについてまとめています。
ご自身の症状が妊娠によるものなのか判断する参考にし、不安な気持ちを解消してください。
生理痛のような痛みは妊娠超初期症状かも?
「生理だと思ったら妊娠していた」という場合、妊娠超初期症状として現れる腹痛や出血を、生理によるものと勘違いしていることが多いです。
妊娠の可能性がある場合は、「生理痛と出血があるから妊娠はしていないだろう」と決めつけないようにしましょう。
妊娠超初期症状とは
妊娠2〜3週頃を「妊娠超初期」と呼ぶことがあります。これは医学的な言葉ではありませんが、妊娠に気づき始める時期を表す言葉として使われています。
この時期は妊娠検査薬などによる妊娠の確認はできない時期ですが、体調に変化を感じる人もいます。これらの変化を「妊娠超初期症状」と呼びます。
妊娠超初期症状は妊娠3週目ごろから始まる
妊娠3週頃は妊娠が成立する時期なので、妊娠超初期症状が現れることもあります。
ただし、実際に妊娠していてもこの時期には妊娠検査薬では陽性の結果を得られないため、生理前症状や体調不良などと混同することも多いです。
妊娠4週からは妊娠検査薬を使用することができるため、症状をきっかけに検査をすれば、妊娠に気づくことができます。
ただし妊娠超初期症状が現れる人は多くはなく、一般的に、妊娠4週〜7週で妊娠に気づく人が多いようです。
生理前と似ている初期症状をチェック
生理前と妊娠初期の症状で似ているものは、次のようなものがあります。
- 腹痛や下腹部痛がある
- 腰痛がある
- 頭痛がある
- 胸の張りを感じる
- 眠気
- 全身の倦怠感(だるさ)
- 食欲の増大または食欲不振
- 気分が沈む
- イライラする
- めまいや立ちくらみがある
- 便秘
それぞれについて詳しくチェックしていきましょう。
腹痛や下腹部痛がある
妊娠超初期に、生理痛のようなお腹・下腹部の痛みを感じることがあります。
これは、妊娠に伴って子宮が急速に大きくなり、周辺組織も変化するためです。 通常、妊娠前の子宮の大きさは小さな鶏の卵ほどですが、妊娠すると急速に成長し、3カ月ごろには握りこぶし程度の大きさにまでなります。
この成長に伴う子宮の血流増加や筋肉の伸展、周辺組織が引っ張られることにより、お腹の違和感や痛みが生じることがあるのです。
さらに、ホルモンバランスの変化により胃腸の機能が低下することにより、膨満感や下腹部の痛みを感じることも。
これらのお腹の痛みは、安静にしていてすぐに治まるのなら、基本的には心配しなくて良いでしょう。
腰痛がある
妊娠すると、リラキシンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは、赤ちゃんが出産時に産道を通りやすくするために、骨盤や関節を緩める役割を果たします。
その結果、骨盤周りの筋肉に負担がかかり、腰痛が引き起こされることがあります。この腰痛は、しばしば生理痛に似た感覚であることが多いです。
頭痛がある
妊娠前から生理の際に頭痛が頻繁に起こる人は、妊娠超初期や初期症状でも頭痛が出やすいことがあります。
また、妊娠による食欲不振の症状がある人は食事不足から低血糖に陥り、それが痛みの原因になることもあります。
妊娠の可能性があるとき、日常生活に支障をきたすほどの頭痛がある場合は、自己判断で市販の鎮痛剤などを使ってはいけません。
服薬によって胎児に影響が出るおそれがあるので、産婦人科や頭痛外来を受診しましょう。
その際、妊娠の可能性を忘れず伝えるようにしてください。 医師が必要に応じて、妊娠中でも安全な薬を処方してくれます。
胸の張りを感じる
妊娠すると、母乳を分泌する準備が始まります。
この過程で、胸が張ったり摩擦によって痛みを感じたりする場合があります。
生理前でもホルモンの影響で胸が張ることがあるので、この症状で妊娠かどうか判断するのは難しいでしょう。
眠気
妊娠初期には眠気を感じる人が多いです。眠気がひどいと思っていたら、その後に妊娠が分かることもあります。
これは、女性ホルモン「プロゲステロン」が妊娠により増加することによるものです。 プロゲステロンは妊娠を維持し体温を上げる作用がある一方で、眠気を引き起こす働きもあるためです。
全身の倦怠感(だるさ)
前述のプロゲステロンは体温を上昇させる役割も持っています。
そのため、妊娠初期は通常よりも高い体温が持続し、この高体温の影響で、ボーっとしたり倦怠感をおぼえたりすることがよくあります。
食欲の増大または食欲不振
妊娠によるプロゲステロンの増加により、胃腸の働きが弱まり、消化不良や食欲不振の症状が現れることがあります。
一方で、プロゲステロンの影響で食欲が増すこともあり、人によって症状の出方はさまざまです。過度な摂取は体重増加につながるため、軽い運動などでカロリーを消費することが大切です。
気分が沈む・イライラする
妊娠に伴うホルモンバランスの急激な変化が、イライラや不安感などの気分の変化を引き起こすことがあります。
これらの症状は妊娠超初期にも現れることがあり、気分転換やリラックスを意識して過ごすことが大切です。
めまいや立ちくらみがある
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化により自律神経が不安定になりがちです。
さらに、貧血や低血圧のリスクが高まることで、めまいや立ちくらみが起こりやすくなります。
便秘
妊娠超初期症状の一つとして、便秘に悩むことがあります。
妊娠に伴うホルモンの変化が腸のぜん動運動を妨げることで便通が滞りやすくなります。
また、つわりの症状で食事量が減ることで、便の量が減り便意を感じにくくなる場合もあります。
生理前の不調が原因の場合も
これまで説明した症状の多くは、月経前症候群(PMS)と呼ばれる生理前と似たような症状として現れることがあります。
また、妊娠によってこれらの症状が必ずしも起こるわけではなく、感じ方も人それぞれ異なるため、これらの症状を頼りにして月経前症候群(PMS)か妊娠かを判断することは難しいでしょう。
妊娠超初期・妊娠初期に特有の症状をチェック
妊娠超初期・妊娠初期に見られる症状は、おもに次のようなものがあります。
- 吐き気
- 唾液の増加
- においに敏感になる
- 頻尿/尿漏れ
- 基礎体温が変化せず、高温期が続く
- 着床出血がある
- おりものの量が増えたり、色が変わったりする
- 生理がなかなかこない
それぞれの症状についてチェックしていきましょう。
吐き気
吐き気や嘔吐は、いわゆる「つわり」と呼ばれる症状です。妊娠超初期や初期によく見られます。 この「つわり」は、妊婦の約80%が経験するとされる一般的な症状です。
唾液の増加
妊娠超初期や初期に、唾液の増加を感じる人もいます。
この症状は俗に「よだれつわり」とも呼ばれ、多くの場合、過剰な唾液を絶えず吐き出す必要があったり、飲み込むと吐き気が出たりするなどの不快な症状が妊婦を悩ませます。
においに敏感になる
つわりの時期に、においに対して敏感になり、以前は気にならなかったにおいが突然苦手なにおいへ変化することがあります。 特定のにおいに過敏に反応する人もいれば、いろいろなにおいに対して過敏になる人もいます。
頻尿/尿漏れ
妊娠すると、体内の水分量が増加し、それに伴っておしっこの量と回数も増えます。
尿漏れは、妊娠中期以降、お腹が大きくなって膀胱が圧迫される時期に多く発生しますが、まれに妊娠初期にも感じる方がいます。
大きくなり始めた子宮に膀胱が圧迫されることや、ホルモンの影響で子宮や膀胱の筋肉がゆるみ始めるためといわれています。
基礎体温が変化せず、高温期が続く
妊娠特有の症状の一つは、生理予定日が来ても体温が下がらず高温期が持続することです。
通常、生理周期には低温期と高温期があり、排卵前後で体温が上昇し、生理開始の3〜4日前には体温が下がる傾向があります。
しかし妊娠した場合は、体温が下がらず高い状態が続くことがあります。高温期が持続した場合、妊娠している可能性が高いと考えられます。
着床出血がある
着床出血も妊娠の症状の一つです。
着床出血とは、受精卵が子宮内に着床する際に、子宮内膜に傷をつけることで生じる少量の出血を指します。
しばしば生理と混同されることがありますが、着床出血は生理に比べて期間が短く通常1〜3日以内で終わり、出血量も少ない傾向にあります。
約4人に1人の妊婦さんに見られる症状といわれています。
おりものの量が増えたり、色が変わったりする
妊娠初期にはおりものの量や色に変化が見られることがあります。
おりものの量は女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて変動します。
妊娠するとエストロゲンの増加により、おりものの量も増えることがよくあります。おりものの形状もサラサラしたものやネバネバしたものなど人それぞれで色は、半透明から白っぽくなったり茶色っぽくなったりすることがあります。
生理がなかなかこない
生理が遅れることで妊娠の可能性を考える人は多いでしょう。
通常、生理周期が安定している人で予定日から1週間以上経過しても生理が来ない場合は、妊娠している可能性が高まります。
ただし、ストレスなどの要因でも生理周期が乱れることがあるため、焦らず冷静に対処しましょう。
生理と妊娠の見分け方は?
生理と妊娠の違いをみるには、次のような変化があるか確認しましょう。
- 妊娠検査薬が陽性になる
- 基礎体温で高温期が17日以上続く
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
妊娠検査薬が陽性になる
妊娠検査薬は、尿中のhCGホルモンの有無を判定する検査薬です。
hCGホルモンは、受精卵が着床すると分泌されるホルモンで「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン」とも呼ばれます。
妊娠を維持するために分泌されるため、妊娠検査薬はこのホルモンの有無や量で妊娠の有無を判定します。
妊娠していない場合には尿中からhCGホルモンが検出されません。
基礎体温記録で高温期が17日以上続く
基礎体温を普段から記録していて低温期と高温期が明確に分かれる人は、通常、生理前に体温が下がります。体温が下がらず、高温期が17日以上続いている場合は妊娠の可能性が高まります。
生理だと思ったら妊娠していた体験談
色は茶色みがかった色から始まり、鮮やかな色の時もありました。
きぃさん/26代/専業主婦/近畿地方/子ども1人のママ
転生さん/30代/パート・アルバイト/中部地方/子ども2人のママ
転生さん/30代/パート・アルバイト/中部地方/子ども2人のママ
このように、生理だと思ったら妊娠していたという体験をしている人はたくさんいるようです。気付くのが遅れると悲しい思いをしてしまう場合もあるので、いつもと違う何かを感じた場合、もし妊娠の可能性があれば、検査を検討しましょう。
生理と違うと思ったらすること
生理ではないかもしれないと心配に思ったら、まずは妊娠検査薬で確認すると良いでしょう。
しかし、妊娠検査薬は確実な診断ではありません。
特に妊娠初期の場合、妊娠検査薬で陰性の結果が出ても素人が判断できるものではありません。
陰性であっても、心配に思うことが続くのであれば速やかに医師の診察を受け、アドバイスを受けましょう。
妊娠検査薬のタイミングは?
妊娠検査薬は、尿を使い簡単に妊娠の有無を調べられます。 しかし正確な結果を得るには、適切な時期に使うことが重要となります。
なぜなら妊娠検査薬は、早い段階で使用しても陽性反応が出ない可能性があるためです。 詳しいタイミングや、なぜ早い検査だといけないのか理由をチェックしていきましょう。
生理開始予定日から1週間後が目安
妊娠検査薬はおもに2種類あります。 一般的な妊娠検査薬と、早期妊娠検査薬です。
- 通常タイプ…生理開始予定日から1週間ほど経過した時期が目安
- 早期妊娠検査薬…生理予定日当日から使える
通常タイプの妊娠検査薬は尿中のhCGというホルモンに反応しますが、 生理開始予定日から約1週間後に尿中で検出されるようになります。
早期妊娠検査薬は通常タイプより感度が高く、早いタイミングで検査結果を得られます。
使用するタイプを確認し、適切な時期に検査してより正しい検査結果を得ましょう。
生理のような出血があっても妊娠の可能性はある?
出血があると生理だと思いがちですが、妊娠初期に出血が起こる可能性もあります。
出血の性質やタイミングを注意深く観察し、心配なことがある場合は婦人科を受診しましょう。
生理ではないなら妊娠の可能性はある
出血が本当に生理によるものなら、妊娠はしていません。
ただし、出血が生理とは別の原因なら妊娠の可能性があります。
たとえば着床出血と呼ばれる現象は、受精卵が子宮内に着床する際に起こることがありますが、出血量は少ないことが多いようです。
しかし生理の出血が少ない人の場合は、着床出血を通常の生理と混同するかもしれません。 正確な結果を知るためには、婦人科の受診が必要でしょう。
生理並みの出血があったのに妊娠していたら
妊娠した場合、通常は生理が起こりません。
生理は子宮内膜を交換するための周期的な現象であり、受精卵が子宮内に着床すると子宮内膜ははがれ落ちず、生理が来ないのが普通です
ただし、時折「生理並みの出血」があっても妊娠していたというケースもあります。
この場合は出血は生理ではなく、別の原因によるものである可能性が高いです。
生理の出血量は個人差が大きいですが、性器からの出血が他の原因である場合、これは「不正出血」と呼ばれ、原因と出血量には個人差があります。
着床出血や切迫流産などさまざま
出血の原因はさまざまです。 出血が生理時より多かったり腹痛がひどかったりする場合は、妊娠の有無にかかわらず婦人科を受診しましょう。
特に、妊娠検査薬の検査結果が陽性で超音波エコーをしていない場合に急激な腹痛や大出血があるときは、子宮外妊娠の可能性も考えられます。
また、生理と勘違いする可能性がある出血の原因はさまざまです。
- 着床出血…受精卵が子宮に着床することで起こる少量の出血
- 切迫流産…流産の危険がある状態のための少量の出血や腹痛
- 炎症や性器の傷 ・腫瘍、ホルモン異常
個人で出血の原因を判断するのは難しいため、いつもと違う症状があれば早めに婦人科を受診しましょう。
妊娠したかもと思ったらするべきこと
妊娠したかもと思ったら次の点を意識しましょう。
- お酒やタバコをやめる
- 薬を使う場合は医師に相談する
- カフェインを摂りすぎない
ひとつずつチェックしていきましょう。
お酒やタバコをやめる
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があり、胎児に酸素や栄養を送るのを妨げる可能性があります。 これが原因で、低出生体重児や早産のリスクが高まることが知られています。 同様に、飲酒も胎児に悪影響を及ぼすことがわかっており、 低体重や形態異常、脳障害など胎児性アルコール・スペクトラム障害を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
薬を使う場合は医師に相談する
妊娠中に薬を使用する場合、必ず医師に相談してから服用しましょう。 市販薬などには一般的に胎児に有害な成分は含まれていませんが、自己判断せずに医師の指示に従うのが安心です。
カフェインを摂りすぎない
カフェインの過度な摂取は、出生時の低体重リスクを高め将来の健康へのリスクも生じるため、摂取量に注意が必要です。
とはいえ、過度に避ける必要はありません。妊娠中のカフェイン摂取上限として定められている約200mg〜300mg/日を超えないように心がけてください。
生理と妊娠初期症状は似ているので注意
妊娠の初期兆候はつわりや唾液増加、においへの過敏、頻尿、高温期の持続、おりものの変化、生理の遅れ、出血、腹痛などが挙げられます。
妊娠は妊娠検査薬や基礎体温で確認が可能ですが、正常な妊娠かどうか知るためには医師の診察で超音波検査してもらうことが重要となります。
初めての妊娠であれば特に、体の変化に戸惑い心配になることも多いでしょう。
不安な気持ちを解消するためには早めに医師へ相談しましょう。
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