寝すぎる新生児は自閉症になるって本当?気になる症状や疑いがある場合の対応を解説
育児中のママ・パパのなかには、「寝すぎる子どもは自閉症の疑いがある」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。
子どもが寝すぎていると「もしかして自閉症なのかな?」と心配になる人もいるでしょう。
しかし、赤ちゃんが長時間寝ていても、自閉症である可能性は低いといえます。
この記事では、気になる症状や自閉症の疑いがある場合の対応を解説します。
育児中のママ・パパのなかには、「寝すぎる子どもは自閉症の疑いがある」という噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。
子どもが寝すぎていると「もしかして自閉症なのかな?」と心配になる人もいるでしょう。
しかし、赤ちゃんが長時間寝ていても、自閉症である可能性は低いといえます。
この記事では、気になる症状や自閉症の疑いがある場合の対応を解説します。
新生児期に寝すぎると自閉症になるって本当?
「新生児期に寝すぎると自閉症になる」という噂を聞いたことがあるママ・パパもいるでしょう。
しかし、赤ちゃんの頃に寝すぎたからといって自閉症になるということはありません。また、長時間寝ているだけで自閉症と判断できるものでもありません。
新生児期の赤ちゃんは、1日16~20時間程度寝ているものです。
大人からすれば寝すぎと思うかもしれませんが、赤ちゃんがたっぷり寝るのは珍しいことではありません。
自閉症などの神経発達症(発達障害)には、睡眠障害を併発するケースがあります。
しかし、長い時間寝ているからといって自閉症とは断言できませんし、将来自閉症になるという医学的根拠もありません。
自閉症とは?
自閉症(自閉スペクトラム症)とは、神経発達症(発達障害)のひとつです。言葉が出るのが遅い・コミュニケーションが苦手・特定の物事に強い関心をもつ、などの特性があります。
子どもの場合、名前を呼んでも振り向かなかったり、抱っこや触られるのを嫌がったりするなどの特徴がみられます。
言葉の遅れを伴う場合は1歳6ヶ月健診や3歳児健診で気付かれることが多いといわれていますが、一部の特徴だけで判断するのは難しく確実な診断には時間をかけた診察が必要とされています。
なぜ自閉スペクトラム症になるかはまだ解明されていません。しかし、生まれつきのものと考えられており、親の育て方やしつけ方が原因でなるものではないことが多くの研究で明らかになっています。
自閉スペクトラム症の主な症状
こだわりが強い
暗黙の了解など言語外のコミュニケーションが苦手
感覚が敏感
言葉の発達が遅い
目と目が合わない
なかなか大人のまねをしない
指さしが少ない
成長にするにつれ、これらの症状が出てきた場合、早期に自閉スペクトラム症の診断を受けたほうがよいこともあります。
子どもが自閉症かも?と思ったら早めに医師に相談しよう
子どもが自閉症かも?と思ったら、まずはかかりつけの小児科で相談してみましょう。
専門家のサポートや療育を早めに受けることで、子どもとの接し方がわかり不安が和らぐこともあります。
自閉症の子どもはとても繊細なので、ストレスを受けやすかったり、不安を感じやすかったり、睡眠障害を発症しやすかったりします。
気になることがあれば早めに専門家に相談してみてくださいね。
新生児が寝すぎていると感じたときのチェックポイント
新生児が寝すぎていても「自閉症なのかな?」と心配しなくても大丈夫です。
しかし、新生児が寝すぎていると感じたら、次のことをチェックしてみましょう。
新生児が寝すぎていると感じたときのチェックポイント
苦しそうにしていないか
黄疸が出ていないか
5時間以上続けて寝ていないか
たくさん汗をかいていないか
唇がカサカサしていないか
おしっこの量が少なすぎないか
体重が増え方が鈍くないか
これらの症状がみられる場合は、脱水状態になっていたり、体調を崩していたりすることがあります。
新生児は1日の大半を眠って過ごしますが、5時間以上続けて寝ている場合はやさしく起こして、授乳してあげましょう。
新生児期の睡眠リズム
新生児期は昼と夜の区別がついておらず、昼夜関係なく短いサイクルで寝て起きてを繰り返しています。睡眠も浅く、少しの刺激で目を覚ましやすいのが特徴です。
1~4時間寝て、1~2時間起きる赤ちゃんが多いので、なかなか寝ない、一度寝るとなかなか起きないなど心配なことがあれば、小児科で相談してみましょう。
自閉症に関するよくある質問
自閉症に関するよくある質問をまとめました。赤ちゃんが寝すぎていて心配なママ・パパはぜひ参考にしてください。
新生児期に寝すぎると自閉症になるの?
寝すぎたからといって自閉症になるという根拠はありません
自閉症は先天性のものなので、寝すぎているからといって自閉症になることはありません。自閉症の子どもは、小さなことでも刺激を感じるので、眠りが浅かったり、なかなか寝なかったりすることもあります。逆に、毎日たくさんの刺激に触れて疲れてしまい、たっぷり眠る子もいます。しかし、寝すぎることと自閉症との関連性は解明されていないため、寝すぎているからといって自閉症と断定することはできません。
自閉症の赤ちゃんが寝るときによく見られる症状は?
個人差が大きいですが、反り返りや抱っこでないと寝ないなどの症状がみられることがあります
発達障害の症状は子どもによって異なるため、一概に「この症状が見られたら自閉症」ということはありません。反り返りや、抱っこでないと寝ないなどの症状がみられることがありますが、それだけで自閉症と断定することはできないでしょう。不安に感じるなら、一度病院に相談してみてください。
神経発達症(発達障害)だった場合、いつごろまでに診断される?
言葉の発達の遅れがある場合は3歳頃までに診断されることが多いようです
言葉の発達の遅れや知的障害がある場合は、1歳6ヶ月健診や3歳児健診で気付かれることが多いといわれています。しかし、言葉の遅れや知的障害がない自閉スペクトラム症の場合は、大人になってから診断されることも珍しくありません。
子どもが発達障害かも?と思ったらどうすればいい?
まずはかかりつけの小児科で相談してみましょう
子どもが発達障害かも?と思ったら、ひとりで悩まずにまずはかかりつけの医師に相談してみてください。早めに相談することで、子どもの個性に合った育て方をいち早くスタートできるでしょう。
新生児はたくさん寝るもの。寝すぎて自閉症になることはない
新生児は、1日に16~20時間ほど寝るものです。「寝る子は育つ」の言葉どおり、睡眠は子どもの成長にかかせません。
大人は「寝すぎ」と感じたり「こんなに寝ていたら発達障害になるかも」と不安になったりするかもしれませんが、寝すぎたからといって自閉症になるという医学的根拠はありません。もし子どもの睡眠について気になることがあれば、まずはかかりつけの医師に相談してみましょう。
- 寝すぎたからといって自閉症になることはない
- 寝すぎているだけで自閉症は診断できない
- 子どもの睡眠について気になることがあれば小児科で相談しよう
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