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エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

エコー検査で赤ちゃんの大きさや推定体重、心拍がわかると赤ちゃんの存在がより身近に感じられますよね。トクトクと動く小さな心臓を見て、感激したママ・パパもいるでしょう。

エコー検査で心拍をチェックすることは、赤ちゃんの状態を知るためにとても大切です。この記事では、妊娠週数別のチェックポイントや、心拍波形に異常が見られる原因などを解説します。

エコー検査で赤ちゃんの大きさや推定体重、心拍がわかると赤ちゃんの存在がより身近に感じられますよね。トクトクと動く小さな心臓を見て、感激したママ・パパもいるでしょう。

エコー検査で心拍をチェックすることは、赤ちゃんの状態を知るためにとても大切です。この記事では、妊娠週数別のチェックポイントや、心拍波形に異常が見られる原因などを解説します。

心拍波形とは?

エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

赤ちゃんの心拍を示す心拍波形。見方がわからないという人もいるでしょう。ここからは心拍波形がどういうものか解説します。

心拍は赤ちゃんの状態を示すバロメーター!

心拍とは、心臓が1分間に何回動いたかを示すものです。この心拍の回数を図に表したものが心拍波形です。

一般的な心電図と同じように、波形を見ることで心臓が正常に動いているか、心拍の速さがどの程度かがわかります。

心拍をチェックすることは、赤ちゃんが元気に育っているかを知るうえでとても重要です。流産のリスクを抑えることにもつながりますよ。

エコー検査やNSTでチェックできる

赤ちゃんの心拍数・心拍波形は、エコー検査やNST(ノンストレステスト)で確認できます。エコー検査なら、早ければ妊娠6週頃には心拍が確認できますよ。

医療機関によっては、ドップラー聴診器という器具を使って耳で赤ちゃんの心臓の音を聞いて、心拍を確認するところもあります。

NSTとは?

NSTとは、妊娠後期に行われる検査です。ママのおなかに専用の装置をつけて、赤ちゃんの心拍数、胎動、子宮収縮の有無を調べます。妊婦健診では妊娠34週以降に行う医療機関が多いようです。なお、NSTで使う装置は、切迫早産などの危険があるときや分娩の際に赤ちゃんの状態を把握する手掛かりとして使用することがあります。

赤ちゃんの心拍数はどれくらい?

エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

ここからは、赤ちゃんの心拍がどれほどの速さなのかを妊娠週数別に解説します。

妊娠5週~8週ごろの心拍数

初めて赤ちゃんの心拍が確認できるのは、妊娠5~6週頃です。

この頃の赤ちゃんの心拍数は1分あたり90~100回ほどで、妊娠9週目頃にかけて増え続けます。

妊娠9週~11週ごろの心拍数

妊娠9週頃になると赤ちゃんの心拍数はピークに達し、1分あたり170~180回にのぼります。

9週を過ぎると心拍数が少し落ち着き、1分あたり120~160回ほどになりますよ。

妊娠12週以降の心拍数

妊娠12週頃の赤ちゃんの心拍数は、1分あたり110~160回ほどです。

赤ちゃんも大人と同じく、寝ているときは心拍数が下がり、起きているときは心拍数が上がり、一定ではありません。

心拍数に乱れがあっても、正常範囲内に収まっている・医師から特に指摘されない場合は、心配しすぎないでくださいね。

心拍に問題があるときに考えられることは?

エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

赤ちゃんの心拍が速すぎる・遅すぎる場合や一定でない場合、不安に感じるママ・パパもいるでしょう。

ここからは、赤ちゃんの心拍の様子から考えられることを解説します。

心拍が速いときに考えられること

赤ちゃんの心拍が速く、心拍数が多い場合は一時的なものかどうかをチェックします。

心拍数が一時的に160回/分を超えても、赤ちゃんが元気な証拠なので特に心配はいりません。

一方、常に心拍数が多い場合は、絨毛膜羊膜炎などの感染症にかかっていることがあるため、詳しい検査と治療が必要になります。

心拍が遅いときに考えられること

赤ちゃんの心拍が遅く、心拍数が少ない場合も一時的かどうかをみます。

子宮が収縮して一時的に心拍が遅くなるのは正常な反応です。

しかし、妊娠初期で110回/分未満の状態が続く場合、流産や、先天的な心臓の病気、胎盤の機能不全が疑われます。詳しい検査を受けて、赤ちゃんの状態を確認する必要があるでしょう。

心拍が時々止まるときに考えられること

赤ちゃんの心拍が時々止まったり急に遅くなったりする場合は、胎児機能不全が疑われます

胎児機能不全とは、何らかの原因で臓器の機能が低下し、赤ちゃんの安全がおびやかされている状態です。ママが妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になっていたりすると、胎児機能不全になりやすいといわれています。

胎児機能不全であっても特別な治療は必要ありませんが、場合によっては帝王切開を行うこともあります。

心拍が不規則なときに考えられること

赤ちゃんの心拍が一定間隔でなく、早くなったり遅くなったりを繰り返す場合は胎児不整脈が疑われます

不整脈は心臓が一定のリズムで血液を送り出せていないときに見られる症状です。不整脈になるとおなかに水が溜まったり、皮膚がむくんでしまうことがあります。

胎児不整脈と診断された場合は、薬を投与して治療を行います。

心拍は赤ちゃんの状態のバロメーター!不安なことは早めに医師に相談しよう

エコー検査の心拍波形の見方は?異常がある場合に考えられることや胎児の心拍について解説!

心拍の回数や強さを示した心拍波形は、赤ちゃんの状態を知るために欠かせません。心拍は、妊娠9週頃に160~180回/分にまで増加しますが、そのあとは少しずつ落ち着いてきます。

心拍波形を見て何か不安に思うことがあれば、早めに医師に相談しましょう。心拍が極端に少ない、または多い状態が続く場合は、治療が必要なこともあります。

心拍は超音波検査やNSTで測定できるので、検査を受ける際は気にしてみてくださいね。

  • 心拍は赤ちゃんの状態を知る大事な手がかり
  • 赤ちゃんの心拍数は大人より多い
  • 赤ちゃんの心拍数は妊娠9週頃にピークになる
  • 赤ちゃんの心拍数は超音波検査やNSTで測れる
  • 極端に少ない・多い状態が続くときは医師の指示に従おう

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