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妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?妊婦さんによくある肌トラブルの対策方法やスキンケアのポイントを解説!

妊娠中は乾燥が原因でさまざまな肌トラブルが発生します。妊娠中に肌に起こる乾燥の原因は、ホルモンバランスの変化や、ママよりも赤ちゃんを優先させる体の変化によるものです。

今回は、妊娠中に肌が乾燥する原因とスキンケア方法を解説します。この記事を読んで妊娠中の乾燥対策をはじめましょう。

妊娠中は乾燥が原因でさまざまな肌トラブルが発生します。妊娠中に肌に起こる乾燥の原因は、ホルモンバランスの変化や、ママよりも赤ちゃんを優先させる体の変化によるものです。

今回は、妊娠中に肌が乾燥する原因とスキンケア方法を解説します。この記事を読んで妊娠中の乾燥対策をはじめましょう。

妊娠中に肌が乾燥する理由

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

まずは、妊娠中に肌が乾燥しやすくなる理由に迫ります。

肌の水分不足

妊娠中の乾燥は、肌の水分不足が原因です

妊娠中は、赤ちゃんの成長のためにママよりも赤ちゃんに水分が使われます。

ママ自身の水分量が不足することで肌に水分が行き渡りづらくなるため、乾燥しやすくなるのです。

また、汗をかくことで皮膚から水分が蒸発することも乾燥の一因です。妊娠中は基礎代謝がよくなり汗をよくかくようになるので、肌が乾燥しやすくなります。

つわりなどによる食生活の乱れ

妊娠中はつわりなどの影響で食生活が乱れます

食生活が乱れると、健康的な肌をつくるのに必要な栄養や水分が不足し、乾燥が促されるのです。

加えて、妊娠中は赤ちゃんに優先的に栄養が送られます。栄養不足になるとママの肌へ栄養が届きにくくなるので、乾燥しやすくなるのです。

また、食生活が乱れると便秘になりやすくなります。便秘により腸内環境が悪化すると肌荒れを引き起こすこともあるので、できる限り栄養バランスを意識して食事をすることが大切です。

ホルモンバランスの変化による毛細血管の拡張

妊娠中にホルモンバランスが変化し、毛細血管が拡張することも肌が乾燥する原因です

妊娠中は、赤ちゃんに十分な栄養や血液を送るために、女性ホルモンが増加します。すると、肌の毛細血管が拡張されて汗をかき、肌から蒸発する水分量が増えるのです。

肌の水分が少なくなることで、乾燥しやすくなるといえます。

妊娠中に乾燥しやすい妊婦さんの特徴

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

アトピー性皮膚炎の人は特に乾燥しやすいでしょう。空気が乾燥する冬は肌も乾燥しやすくなるので、注意が必要です。

また、寝不足な人や、食生活が乱れている人も肌が乾燥しやすくなるでしょう。

妊娠中の乾燥が引き起こす肌トラブルとは?

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

妊娠中の乾燥を放置してしまうと、さまざまな肌トラブルを引き起こします。妊娠中に乾燥するとどんな肌トラブルが起こりやすいのか確認しましょう。

妊娠線ができやすくなる

妊娠線とは、お腹の伸びに皮膚が追いつかず、裂けてしまったことでできる線のこと

肌が乾燥していると、皮膚の柔軟性が失われ断裂しやすくなるため、妊娠線ができやすくなります。

妊娠線をできにくくするには、肌を保湿してうるおいを与え、伸縮性の高い状態にすることが重要です。

妊娠中の乾燥を防ぎ、妊娠線ができにくい肌を目指しましょう。

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かゆみがひどくなる

肌の乾燥によってかゆみがひどくなることもあります

妊娠をきっかけに強いかゆみを発症することを「妊娠性掻痒症(にんしんせいそうようしょう)」といいます。妊娠性掻痒症は、乾燥によって、外部の刺激から肌を守る機能が低下することで起こります。

強いかゆみが生じ、不眠やストレスにつながることがあるので、症状が出た場合は主治医に相談したり、皮膚科を受診したりしましょう。

また、妊娠中はホルモンバランスの影響でメラニン色素が活発に分泌されます。かきむしった跡が黒ずみになって残ってしまうこともあるので注意しましょう。

ニキビができやすくなる

妊娠中は、乾燥によってニキビができやすくなることもあります。

妊娠中にニキビができやすくなるのは、肌の乾燥と女性ホルモンの影響です。

肌が乾燥して皮脂の分泌が促されることで毛穴詰まりを起こしやすくなり、ニキビになってしまうのです。

また、妊娠すると女性ホルモンの「プロゲステロン」が増加します。プロゲステロンには皮脂の分泌を促す働きがあるため、ニキビをさらにできやすくしてしまうことも。

妊娠中の肌の乾燥を防ぐことは、ニキビ予防にもなるのです。

妊娠中でもできる乾燥対策とは?

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

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妊娠中は、こまめな水分補給を意識しましょう。

妊娠中は赤ちゃんへ水分を送る必要があるため、妊娠前よりも多くの水分を必要とします

妊娠中は1日あたり約1.5〜2リットルの水分を摂取するようにしましょう。

カフェインやアルコールは避けて、ノンカフェインの飲み物や水で水分を摂取するように心がけてくださいね。

保湿ケアとUVケアをしよう

妊娠中は保湿ケアとUVケアを心がけることで、肌を乾燥から守ることができます。

1日2回は保湿をしましょう。冬など乾燥しやすい季節や肌が乾燥しやすい人は、1日2回以上保湿するのがおすすめです。いつも以上にスキンケアアイテムをたっぷり使い、しっかり保湿しましょう。

妊娠中は肌が敏感になりやすいので、低刺激で保湿力の高いアイテムを選ぶのがポイントです。

また、日焼けが原因で肌の乾燥を引き起こすこともあるので、UVケアもしっかりおこないましょう

ただし、妊娠中は肌が敏感になるので、紫外線吸収剤が使用されていない日焼け止めを選びましょう。

食生活を意識して

妊娠中は、つわりなどで栄養バランスが乱れがちですが、できる限り食べるものを意識してみましょう。

食事は肌の状態に大きな影響を与えるので、身体に必要な栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

肉や魚、野菜、炭水化物などを毎日適度に食べるよう心がけましょう。

とくに肌や髪を作る素となるタンパク質や、肌の酸化を抑えるビタミンCやビタミンE、腸内環境を整える食物繊維を意識して摂取してみてくださいね

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服装を意識してみよう

身につける衣服や下着を見直して、肌へのストレスを減らしましょう

化学繊維の下着は肌への刺激が強く、乾燥が進みやすいといわれています。綿100%の肌着を取り入れてみてもよいですね。

また、締めつけが強い服は摩擦によりかゆみを引き起こすこともあります。ゆったりとした衣服を着て、乾燥対策をしましょう。

季節に応じて生活習慣を見直そう

季節に合わせて生活習慣を見直すことも大切です。

夏はエアコンによって肌が乾燥しやすくなります。汗をかいたらこまめに体を拭いたりシャワーを浴びたりして肌を清潔に保ちましょう。体を洗う際はゴシゴシ洗わないように心がけてくださいね。

冬は空気が乾燥しやすい時期なので、加湿器を使用するとよいでしょう。気温が低いと熱いお風呂に入りたくなりますが、熱いお湯に入ることで肌の保湿機能が低下し、乾燥が悪化してしまうこともあります。ぬるめのお湯で、肌へのダメージを減らしましょう。

妊娠中に乾燥対策をおこなう際のポイント

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

妊娠中は、刺激の少ないスキンケアアイテムを選ぶことが大切です

妊娠中は肌がデリケートになりやすいので、無添加で保湿成分が多く含まれているものを選びましょう。

スキンケアアイテムの香りがつわりや肌への刺激となることもあるので、無香料のものがおすすめですよ。

自分に合ったスキンケアアイテムを選び、妊娠中の乾燥を防ぎましょう。

妊娠中の乾燥に関するよくある質問

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

妊娠中の乾燥に悩む人から寄せられる、よくある質問を見ていきましょう。

妊娠中の乾燥は産後も続くの?

  • 個人差はあるが半年から1年ほど

    妊娠中の乾燥や肌荒れは、ホルモンバランスの影響や優先的に赤ちゃんに水分が送られることによるものです。ホルモンバランスが落ち着く産後半年〜1年後には、症状がおさまる人が多いようです。

保湿クリームを塗りすぎるのはよくない?

  • 乾燥が気になったら塗ろう

    保湿クリームは、乾燥が気になるたびに塗るのが理想です。こまめに塗れない人は、肌が乾燥しやすいお風呂上りにたっぷりと塗ることを心がけてくださいね。

妊娠中は肌が乾燥しやすい!安全な方法や製品を使って適切にケアしよう

妊娠中に肌が乾燥するのはなぜ?乾燥する原因と妊娠中でもできるスキンケア方法を解説!

妊娠中の肌は、ホルモンバランスによる影響や、赤ちゃんへ水分が送られることにより乾燥しやすくなります。妊娠中の肌は敏感になりやすいので、低刺激のスキンケアアイテムを使い適切にケアしましょう。

また、妊娠前からの習慣が乾燥に拍車をかけていることもあります。肌に負担をかける行動をしていないか、再度確認して習慣を見直してみることも大切です。

  • 妊娠中はホルモンバランスの変化や食生活の乱れで肌が乾燥しやすい
  • 個人差はあるが、産後半年〜1年ほどで肌の乾燥は落ち着く
  • 乾燥を放置しておくと、かゆみや妊娠線の原因になる
  • 保湿ケアやこまめな水分補給を心がけて
  • 肌への刺激を減らし、肌に負担の少ないスキンケアアイテムを使おう

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