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抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもいいの?事故の危険性や注意点も解説

【医師監修】抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもいいの?事故の危険性や注意点も解説

抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもよいのか気になっている人もいるでしょう。

この記事では、自転車の運転で抱っこ紐を使用する際の正しい乗り方や注意点を解説します。交通ルールを正しく理解して、子どもとのお出かけを安全に楽しみましょう。

抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもよいのか気になっている人もいるでしょう。

この記事では、自転車の運転で抱っこ紐を使用する際の正しい乗り方や注意点を解説します。交通ルールを正しく理解して、子どもとのお出かけを安全に楽しみましょう。

抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもよい?

抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもいいの?事故の危険性や注意点も解説

抱っこ紐で子どもを前向きに抱っこしたまま自転車を運転することは、道路交通関係法令違反になります。

抱っこをしたまま自転車に乗ると、以下のような危険性があるためです。

抱っこでの運転が危険な理由

  • 赤ちゃんとの隙間ができやすい

    自転車をこぐと前傾姿勢になりやすいため、赤ちゃんとの間に隙間ができやすくなります。隙間ができると抱っこ紐が正しく機能せず、転落してしまう危険性があります

  • 足元が見えにくい

    赤ちゃんの身体で前方の視界が遮られ、足元が見えにくくなります

    段差や障害物に気づかず、転倒などのリスクがあるため危険です。

  • バランスがとりづらい

    抱っこをしていると、重心が安定せずバランスが取りづらくなってしまいます。赤ちゃんの身体で両腕の可動域が制限され、ハンドル操作が不安定になるので、転倒のリスクが高くなります。

  • 運転に集中できない

    どんなに運転に集中しようと思っても、目の前の赤ちゃんについ気を取られることもあるでしょう。安全に運転しているつもりでも、注意散漫によって事故につながるおそれがあります。

赤ちゃんをおんぶして自転車に乗ることは、法律上の違反には該当しませんが、危険が及ぶリスクがあるため避けてください

運転中の振動は赤ちゃんの負担になるうえ、走行中は赤ちゃんの様子が見えないため、赤ちゃんが転落しても気づきにくいというリスクがあります。

赤ちゃんを連れてお出かけする場合は、安全性を最優先に考えましょう。

運転に不安がある場合は、無理せず違う移動手段を検討してください。

子どもと一緒に自転車に乗るときの注意点

抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってもいいの?事故の危険性や注意点も解説

子どもと一緒に自転車に乗る際は、以下の点に注意しましょう。

チャイルドシートを使用する

未就学児の子どもと一緒に自転車に乗るときは、必ずチャイルドシートを使いましょう。自転車に子どもと同乗できるのは、チャイルドシートを設置した場合のみです。

必ず月齢・年齢に合った幼児用座席を使用すること、座席用ベルトをしっかりと装着することを忘れないでください。

ヘルメットを着用する

令和5年4月から、年齢を問わずヘルメットの着用が努力義務となりました。自転車に乗るすべての人が対象であるため、自転車に乗る子どももヘルメットを着用しなければなりません。

しかし、なかにはヘルメットを嫌がり、途中で勝手に脱いでしまう子もいるでしょう。

着用しなくても法令違反にはなりませんが、事故や転倒の際に子どもが大けがをしてしまう可能性があります。

子どもがどうしてもヘルメットを嫌がる場合は、ベビーカーなど別の移動手段を検討してください。

白井沙良子先生
白井沙良子先生
小児科医
0歳児用のヘルメットもありますが、自転車のチャイルドシートは基本的に1歳以上の子が使用する設計となっています。そのため、1歳未満の赤ちゃんと移動するときは、自転車以外の手段を検討しましょう。

抱っこ紐と自転車の併用に関するよくある質問

ここからは、抱っこ紐をしたままの自転車の利用に関する疑問をまとめています。

クエスチョン吹き出し

子ども乗せ自転車と通常の自転車はどう違う?

  • クエスチョン回答吹き出し

    子ども乗せ自転車は重心が低く設計され、安全面が工夫されています

    子ども乗せ自転車は、子どもを乗せることを考慮してつくられた自転車です。安定性が高いため、通常の自転車にチャイルドシートを付けて乗せるよりも安心でしょう。子どもを2人乗せる場合は、自転車に「幼児2人同乗基準適合車マーク」がついているかを確認してください。また、基本的に幼児用チャイルドシートを使用できるのは1歳〜小学校就学前です。チャイルドシートのサイズが合わないと、転落したり正しく機能しなかったりするおそれがあるので、対象年齢をしっかり確認してから使いましょう。

クエスチョン吹き出し

子ども2人と自転車に乗る場合はどうしたらよい?

  • クエスチョン回答吹き出し

    1人をおんぶする場合は、もう1人は幼児用座席を使用しましょう

    小学校就学前の幼児であれば、専用の自転車を使用することで2人まで同乗することが可能です。1人をおんぶする場合は、もう1人は幼児用座席を必ず使用しましょう。 また、同乗する子どもが2人とも1歳を超えている場合は、前後の幼児用座席に乗せることもできます。

自転車に子どもを2人乗せる方法

  • 1人をおんぶ、もう1人を後部の幼児用座席に乗せる

  • 1人をおんぶ、もう1人を前部の幼児用座席に乗せる

  • 1人を前部の幼児用座席、もう1人を後部の幼児用座席に乗せる

    子どもが2人とも1歳を超えている場合に限ります。

抱っこ紐をしたまま自転車に乗らないで!ほかの移動手段を検討しよう

抱っこでもおんぶでも、抱っこ紐をしたまま自転車に乗ってはいけません

抱っこをして運転すると法令違反になるうえ、赤ちゃんが大けがをしてしまうおそれがあります。

未就学児の子どもと一緒に自転車に乗るときは、必ずチャイルドシートを使用し、ヘルメットを正しく着用しましょう。チャイルドシートの対象年齢は基本的に1歳以上なので、1歳未満の子と移動するときは自転車以外の手段を検討してください。

  • 抱っこでの運転は法律違反、ケガや事故の原因になる行為のため絶対にダメ
  • おんぶでの運転も重いけがのリスクがあるため避ける
  • 未就学児と自転車に乗るときはチャイルドシートを必ず使おう
  • 1歳未満の子どもとの移動は自転車以外で
  • 自転車に子どもを乗せる際は、子ども乗せ自転車の利用がおすすめ

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