おりものがピンク色だと妊娠の可能性がある?妊娠初期の症状・生理の出血との違いも解説
おりものがピンク色の場合、妊娠によるホルモンバランスの変化や、着床出血が原因である可能性があるでしょう。
しかし、子宮頸部からの出血や性行為の刺激による出血など、妊娠以外の原因も考えられます。
この記事では、ピンク色のおりものの原因や対処法を解説します。ピンク色のおりものの原因やほかの症状との違いや、妊娠しているかを確認する方法、必要な対処法を確認しましょう。
おりものがピンク色の場合、妊娠によるホルモンバランスの変化や、着床出血が原因である可能性があるでしょう。
しかし、子宮頸部からの出血や性行為の刺激による出血など、妊娠以外の原因も考えられます。
この記事では、ピンク色のおりものの原因や対処法を解説します。ピンク色のおりものの原因やほかの症状との違いや、妊娠しているかを確認する方法、必要な対処法を確認しましょう。
ピンク色のおりものは妊娠のサイン?
ピンク色のおりものは、血が混ざっていることを示します。
おりものに血が混ざっている場合、妊娠の可能性があるかもしれません。
妊娠初期にはホルモンバランスの変化や着床出血が原因で、おりものに血が混ざることがあるためです。
ピンク色のおりものが出る原因は?
ピンク色のおりものが、必ずしも妊娠のサインとは限りません。ホルモンバランスの変化や子宮頸部からの出血などさまざまな原因が考えられます。
ここでは、ピンク色のおりものが出る原因を解説します。
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化によりピンク色のおりものが出ることがあります。これは、女性ホルモンである「エストロゲン」の影響です。
エストロゲンには、子宮内膜を厚くする役割があります。エストロゲンの分泌量が変化することで厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、少量の血が出ることがあるのです。
これにより、ピンク色のおりものが出ることがあります。
着床出血
着床出血とは、受精卵が子宮に着床する際に内膜が傷つき、微量の出血が起こることです。
着床出血には個人差があり、起こらない人もいますが、生理予定日あたりに1〜4日間ほど、ピンク色や茶色のおりものが確認できる人もいます。
妊娠の可能性があり、生理予定日あたりにピンク色のおりものが確認できたのなら、着床出血の可能性が高いでしょう。
子宮頸部からの出血
子宮の入り口である子宮頚部からの出血がおりものに混ざることで、ピンク色のおりものが出ることがあります。
子宮頸部からの出血の場合、子宮頚部の炎症や子宮筋腫、クラミジア頚管炎など子宮の病気が考えられるため、注意が必要です。
性行為による出血
性行為によって膣や子宮腟部に傷がつき、軽い出血が生じることで、ピンク色のおりものが出ることがあります。腟や子宮腟部は修復する力が強いので、特に治療することなく直る場合がほとんどです。
性行為のたびにピンク色のおりものが確認できる場合、腟部びらんやポリープが原因である可能性もあります。
内診による出血
産婦人科を受診したあとにピンク色のおりものが出てきた場合、内診による出血の可能性が高いでしょう。
内診によって子宮頸部に軽い損傷が生じることがあるためです。
ストレスや生活習慣による影響
ストレスや生活習慣がホルモンバランスに影響を与えることもあります。
過度なストレスがたまったり不規則な生活が続いたりすると、女性ホルモンの分泌に関わる脳の視床下部に影響を与えます。自律神経やホルモンバランスが乱れて不正出血が起こり、ピンク色のおりものや茶色いおりものになってしまうのです。
ピンク色のおりものが出たときの対処法は?
ここでは、ピンク色のおりものが出た場合の対処法を解説します。
まずは出血の状況を確認する
ピンク色のおりものが出たら、落ち着いて出血の状況を把握しましょう。
ピンク色のおりものが少量で一時的な場合は、生理前後や排卵期の正常な変化である可能性が高いでしょう。
妊娠の可能性が考えられる場合は、妊娠検査薬を使用してから病院を受診してみてください。
また、「痛みはないから」と放っておくと、病状を悪化させかねません。症状が続く場合は、産婦人科を受診しましょう。
気になる状態・症状を記録する
おりものの状態を確認したら、その内容をメモに記録しておきましょう。
記録を残しておくことで、病院をあとで受診する際に診察がスムーズに進みます。
おりもののほか、気になる症状があればあわせて記録しておいてください。
チェックしておくとよい項目
いつから始まったか
色や量、形状はどのようなものか
発熱・下痢・腹痛などの症状はないか
乳房の張りや痛みはないか
倦怠感や眠気はないか
吐き気はないか
医師に相談する
ピンク色のおりもの以外に上記で挙げたような症状がある場合は、産婦人科を受診しましょう。
また、不安を抱えたままにしておくと、ストレスにより症状がさらに悪化することも。自己判断をせず、不安なことがあれば医師に相談しましょう。
ピンク色のおりものがみられたときによくある質問
ここでは、ピンク色のおりものがみられたときによくある質問と回答をまとめました。
妊娠検査薬を使うタイミングは?
生理予定日の1週間後に使用しましょう
市販されている妊娠検査薬の多くは、生理開始予定日の1週間後から使用することが推奨されています。妊娠検査薬は尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を計測し、妊娠しているかを判断します。妊娠検査薬を使うタイミングが早いと、hCGの分泌量が十分に増えていないため、妊娠していても陰性の結果が出ることがあるのです。妊娠検査薬は取扱説明書をよく読み、生理予定日の1週間後から使いましょう。
ピンク色のおりものが出たら病気の可能性はある?
子宮の異常や感染症が疑われることもあります
ピンク色のおりものは、不正出血の症状でもあります。子宮頸部の炎症や感染症、子宮筋腫などの可能性があります。ピンクのおりものが続いたり、腹痛や腰痛があったりする場合は要注意です。自己判断をせずできるだけ早めに専門医を受診し、適切な検査と治療を受けましょう。
ピンク色のおりものは妊娠のサインかも?自己判断せず病院を受診しよう
おりものがピンク色の場合、妊娠の可能性があります。しかし、ピンク色のおりものには、ホルモンバランスの変化や着床出血、子宮頸部からの出血などさまざまな原因が考えられます。
ピンク色のおりものがみられたら、まずは出た期間や量、他の症状をチェックすることが重要です。
妊娠の可能性があったり、気になる症状があったりする場合は、早めに産婦人科を受診しましょう。
- ピンク色のおりものが出たら妊娠している可能性がある
- 性行為や内診による可能性や、ストレスや生活習慣による影響も
- 妊娠の可能性があるなら、妊娠検査薬を正しい時期に使用する
- ピンクのおりものが持続する、腹痛・腰痛がある場合は病院を受診して
【注意事項】
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