おしるしがきたら出産間近?対処法や医師に相談するタイミングも解説
「おしるしが来たら出産が近づいているサイン」ということは知っていても、詳しくはよく分からない人も多いのではないでしょうか?「いざおしるしが来たらどうすればいいの?」「すぐに病院へ連絡するべき?」そんな不安を抱えている妊婦さんもいるでしょう。
そこでこの記事では、おしるしについて詳しく解説します。おしるしの原因・特徴・対処法なども紹介しますよ。
いざおしるしが来たときに慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
「おしるしが来たら出産が近づいているサイン」ということは知っていても、詳しくはよく分からない人も多いのではないでしょうか?「いざおしるしが来たらどうすればいいの?」「すぐに病院へ連絡するべき?」そんな不安を抱えている妊婦さんもいるでしょう。
そこでこの記事では、おしるしについて詳しく解説します。おしるしの原因・特徴・対処法なども紹介しますよ。
いざおしるしが来たときに慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
おしるしって何?
おしるしとはどんなものなのでしょうか?まずはおしるしの基本的なことから解説していきます。
おしるしとは
おしるしとは、出産間近に見られる少量の出血のことです。
出産が近づくと、子宮口が開こうとするために出血が起こることがあり、この出血をおしるしといいます。
おしるしは陣痛が始まる前兆ともいえ、赤ちゃんが出てくるサインです。おしるしがなくいきなり陣痛が始まる場合もあれば、陣痛がくるまでに何度か続く場合もあります。
おしるしの原因
おしるしが起こるのは、出産準備のために子宮が縮んだり、子宮口が開こうとしたりすることが原因です。
出産間近になると子宮頸管が少しずつ広がり、卵膜が子宮内の壁からはがれます。はがれる際に少し出血し、子宮内の粘液と一緒に出てくるのがおしるしです。
おしるしのタイミング・期間
おしるしは妊娠後期の出産間近のタイミングで見られます。1回で終わる人もいれば、2〜3日続く人もいます。
おしるしが来たからといってその日にすぐ出産となるとは限りません。個人差がありますが、おしるしの1〜2日後に陣痛がくる人が多いようです。
おしるしの特徴は?
ここではおしるしの特徴について解説します。色・見た目・量などを詳しく見ていきましょう。
色
おしるしの色はピンク色・茶色・薄い赤色など、人によってさまざまです。鮮血のようなおしるしが出る場合もあります。
おしるしが薄い赤色だった人のなかには、ピンク色のトイレットペーパーを使っていたために気づきにくかった、という人もいるようです。
見た目
おしるしは子宮内の粘液と血液が混ざって出てくるため、少し粘性がありどろっとしています。色のついたおりもののようなものをイメージするとよいかもしれません。
おしるしのように見えても、水っぽい場合は破水の可能性もあるので、病院へ連絡しましょう。
量
おしるしの量には個人差がありますが、一般的にはごく少量です。人によっては気づかないこともあります。
生理用ナプキンで押さえられないほどの量だったり、ダラダラと長引いて出血したりする場合は、おしるしではない可能性があるのですぐに病院へ連絡しましょう。
おしるしがきたらどうすればいい?
おしるしが来たらどうすればよいのでしょうか? ここでは具体的な行動を解説していきます。
出血量を確認する
「おしるしかな?」と思ったら、まずは落ち着いてナプキンをあて、出血量を確認してください。
生理2日目のように一回で大量の出血がある場合は、おしるしではない可能性もあります。かかりつけの病院へ連絡してください。
入院の準備をする
いつ陣痛がきても対応できるよう、産院までのアクセスや入院に必要なものを改めてチェックしておきましょう。
足りないものがあれば早めに買っておくなど、入院時に慌てないよう対策をしておいてくださいね。
遠出を控える
おしるしが来たらできるだけ遠出を控えて、自宅でのんびりと過ごしましょう。
腹痛など特に異常がない場合は、散歩程度の外出なら問題ありません。散歩に出る際は、何かあったらすぐに自宅に戻れる範囲にとどめてください。
家族に伝える
おしるしが来たらひとまず家族にすぐ伝えて、いつでも連絡が取れる状態にしておくと安心です。
2人目以降の妊婦さんなら、上の子どもの預け先にも連絡を入れ、いざというときのサポートをお願いしておきましょう。
必要に応じて医師に相談する
おしるしがあっただけでは基本的に医師に相談・報告をする必要はありません。
しかし、出血量が多い・おしるしがサラサラしている・規則的に腹痛が続く・胎動を感じにくいなどの症状がある場合は、すぐにかかりつけの医師に連絡してください。
おしるしかどうか判断がつかないときにも、一度相談するのがよいでしょう。
医師に相談したほうがよいケース
ここでは医師に相談したほうがよいケースについて、詳しく解説します。おしるしが来たときの参考にしてください。
短時間で多量の出血がある
1回で多量の出血や短時間で何度も出血がある場合は、胎盤がはがれているおそれがあります。生理2日目以上の出血量があったら、すぐに病院へ連絡しましょう。
また、少量でも出血がダラダラと長引くときも、医師に相談してください。
強い腹痛がある
おなかが張っていて硬い状態が続いていたり、我慢できないほどの腹痛があったりする場合も、すぐにかかりつけの医師に連絡してください。
おしるしではなく、ほかの病気や危険な状態のサインである可能性があります。
規則的な痛みがある
10分間隔などの規則的な腹痛がある場合は、本陣痛が始まっている可能性があるので、病院へ連絡しましょう。
不規則に痛みがありしばらくすると収まる症状は、前駆陣痛と呼ばれるものです。時間間隔をメモしておくなどして、本陣痛に備えましょう。
真っ赤な出血が多量にある
真っ赤な色の出血が多量に出たときは、おしるしではなく胎盤がはがれている可能性もあります。
真っ赤な出血の際は、量や腹痛などその他の症状がないか様子を見て、異常があればすぐに医師に連絡しましょう。
切迫早産や前置胎盤などと診断されている
以下に当てはまる人は、おしるしが起きたあとすぐにお産が来る可能性や、リスクを伴う場合があります。
おしるしがきたら病院に連絡しましょう。
お産が早い・リスクがあるケース
出産経験がある
切迫早産と診断された
前置胎盤・低置胎盤と診断された
おしるしに関するよくある質問
ここではおしるしに関するよくあるQ&Aをまとめました。妊婦さんが気になる3つの質問を解説します。
おしるしと陣痛・破水の違いは?
いずれも出産の兆候ですが、現れる現象や痛みが異なります
本陣痛とは、一般的に10分以内の間隔で起こる定期的なおなかの痛みのことです。赤ちゃんを外へ押し出そうとして子宮が収縮するために発生します。おしるしは基本的に痛みを伴いません。破水とは、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が流れ出ることです。量や色によっては尿もれ、おしるしとの判別が難しい場合もありますが、破水であればすぐにお産に進むことが望ましいため、判断に迷ったらすぐに病院へ連絡しましょう。
粘液栓と何が違う?
見た目や形状に違いがあります
粘液栓とは、子宮内の赤ちゃんを細菌などから守るバリアのような役割をもつもの。一般的には透明なゼリー状で無臭です。卵膜がはがれる際に出た血液が、粘液栓に混ざって出てくるものをおしるしといいます。おしるしと粘液栓は、どちらも出産が近づいているサインです。粘液栓が出たらおしるしと同様の対応をしましょう。
おしるしがなくても大丈夫?
おしるしの有無には個人差があります
おしるしがないまま陣痛が来て出産が始まる人もいれば、量が少なくおしるしだと気がつかない人もいます。おしるしがあるかは人によるため、ないからといって心配しなくても大丈夫です。おしるしがない場合には、腹痛・おなかの張り・破水などその他の兆候に気を配り、少しでも不安を感じたら病院へ相談しましょう。
おしるしは出産が近づいているサイン!お産に向けて慌てず準備しよう
おしるしは出産間近に見られる少量の出血のことです。おしるし後に即入院ということはあまりないですが、量が多かったり痛みを伴ったりなどの異常を感じたら、すぐに病院へ連絡してください。
人によってはおしるしがない場合や、少量で気づかない場合もあります。おしるしがあったらナプキンなどをあて、落ち着いて出産準備を整えましょう。
- おしるしは出産が近づいているというサイン
- 粘性のある少量の出血で、色はピンク色や薄茶色など
- おしるしがきたら出産準備を整えて安静に過ごす
- おしるしがくるかどうかは個人差がある
- 出血量が多い・色が真っ赤・規則的な腹痛があるなどの場合には病院へ連絡!
【注意事項】
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