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妊娠10か月(36週)以降の様子

妊娠10か月(36週)以降のママと赤ちゃんの様子

ママの様子

  • 食欲が戻る
    赤ちゃんの位置は出産に向けて下がりぎみになるので胃の圧迫感がとれます。胃がすっきりしてきます。
  • 下半身が突っ張る
    赤ちゃんはますます大きくなり、反り返ったママの背中はますます反り返ることに。背中から下半身が突っ張る感じになり腰痛は相変わらず。適度に動かし、マッサージをしてもらいましょう。
  • 頻尿や便秘になりがち
    膀胱や直腸は赤ちゃんが下がってくるので、いっそう圧迫されます。トイレが近くなります。
  • 胎動が少なくなれば出産間近
    胎児の頭が骨盤にすっぽり入り、固定されるとあまり動かなくなります。
妊娠10か月(36週)以降の様子

赤ちゃんの様子

  • 器官や神経系が成熟
    内臓や神経系のはたらきもしっかりしてきます。
  • からだが4等身になる
    さらに皮下脂肪もついて、ピンク色の健康そうな肌になります。からだは丸々とした4頭身。もういつママのからだから出てきても生きていけます。
  • 準備万端
    生まれたらすぐに呼吸や体温調整をし、おっぱいを飲む準備が整っています。
  • 出産のしるし
    頭が骨盤にすっぽり入って固定されると、それまでママに感じられていた胎動も少なくなって、いよいよ出産の時を迎えます。

陣痛がきてもあわてないで

 陣痛がいつ起こっても大丈夫なように、出産準備は万全に。病院の時間外の受付の場所や、夜間電話番号なども確認しておきます。

 車でいく場合、渋滞する時間帯はいつか、どこのタクシー会社に頼むかなどを調べておきます。

 パパが立ち会う予定の人は、細かく打ち合わせをしておきます。

 また、陣痛が始まっても焦らないように。おしるしがあると、多くは1~3日以内に1時間に6回くらいの規則正しい陣痛が始まります。初産では出産まで平均14~15時間。定期的な陣痛が始まっても、シャワーを浴びたり、サンドイッチなどの軽食を食べたりしてから出かけても間に合います。

 予定日を超過した場合にはリスクが上昇するので、予定日を1週間過ぎるころから入院管理になることが多いです。

POINT1 リラックスしていますか?

 健診も異常なし、とくに注意されるようなことがなければゆったりした気分で、出産のしるしを待ちます。これまで続けていた運動や散歩も続けて、ふつうに家事も行い、心身ともに健康な状態で出産を迎えたいものです。

 予定日より遅れている場合は慎重に管理が必要です。

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予定日が近くなると、入院や産後に向けた準備はもちろん、出産に備えて心の準備をしておくことが大事です。お産の始まり方・進み方は人によってさまざま。まずは出産の経過をおさらいして、不安や緊張をやわらげることから始めましょう。

POINT2 こんな兆候がありますか?

  • 胎動が少なくなる。
  • 下腹部が張ったり痛んだりする。
  • 胃がすっきりして食欲が出る。
  • おりものがふえる。
  • 不規則だった陣痛が、1時間に6回以上の規則正しい陣痛になる。
  • おしるし(少量の出血)がある。
    おしるしがなくて破水する場合もあります。
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予定日が近くなると、入院や産後に向けた準備はもちろん、出産に備えて心の準備をしておくことが大事です。お産の始まり方・進み方は人によってさまざま。まずは出産の経過をおさらいして、不安や緊張をやわらげることから始めましょう。

POINT3 家を空ける準備はしましたか?

 里帰り出産をする予定のママは1〜3か月、自宅近くで出産予定の人は1週間程度、家を空けることになります。前もって予定を立て、留守に備えた準備をします。パパや同居している家族には、何がどこにあるかを教えておくと安心ですね。また、食材が傷まないよう、冷凍できるものは早めにしておきます。産後のために食事を作って冷凍しておくのも。

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予定日が近づき、妊娠36週に入ると定期健診が週に1回となります。赤ちゃんが下りてきて胸やけがなくなる代わりに、膀胱が圧迫されてトイレが近くなったり、夜も何回か目が覚めるようになります。お産はもう間近。入院の準備と家族との連絡の最終チェックをしましょう。

パパへ パパもスタンバイしてください

 出産本番では、パパのサポートは大きな力になります。ママといっしょに呼吸法を練習したり、リードの仕方を覚えたりしておきましょう。

 また陣痛の間は、いきみたいけれど、いきんではいけない時間がありママにとってはとてもつらい時。そんなときは、テニスボールなどで肛門周辺を圧迫すると少しラクになるママが多いようです。パパが親指のつけ根などで押すという方法もあるので、事前にシミュレーションしておくとよいでしょう。腰やおしりのマッサージの仕方も頭に入れておきます。

 そのほかにも、留守中にすることをママに聞いておく、ママが入院したら誰に連絡するか決めておく、なども大切です。

 パパは、本番まで自分がついているから大丈夫、とどっしり構えておきましょう。

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