【体験談あり】排卵日が遅れても妊娠できる?周期がズレる原因・対処法も解説
妊活中は、排卵日が遅れると「妊活の予定が立てづらい」「私の体、大丈夫なのかな?」とさまざまな不安が浮かんできます。
排卵日はなぜ遅れてしまうのか、排卵日が遅れても妊娠できるのか、気になるところですよね。
そこで今回は、排卵日が遅れる原因や、排卵日が遅れた場合の妊娠の可能性などについて解説します。
「排卵日が遅れたけれど妊娠できた!」という先輩ママの体験談も紹介しますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
妊活中は、排卵日が遅れると「妊活の予定が立てづらい」「私の体、大丈夫なのかな?」とさまざまな不安が浮かんできます。
排卵日はなぜ遅れてしまうのか、排卵日が遅れても妊娠できるのか、気になるところですよね。
そこで今回は、排卵日が遅れる原因や、排卵日が遅れた場合の妊娠の可能性などについて解説します。
「排卵日が遅れたけれど妊娠できた!」という先輩ママの体験談も紹介しますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事のポイント
- 排卵日の前後に性交渉を行うことで妊娠の可能性が高まる
- ストレスや睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながる
- 排卵日がずれてもタイミングが合えば妊娠も可能!
- バランスの取れた食事や質のよい睡眠を心がけて排卵周期を整えよう
- 排卵の遅れが気になるときは医療機関を受診しよう
妊娠の仕組み|妊娠しやすいのはいつ?
妊娠は、卵子と精子が受精して子宮内膜に着床することで成立します。
「排卵期」と呼ばれる時期になると、卵子が卵巣から放出され、卵管に取り込まれます。そこで精子とタイミングよく出会えれば受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら子宮内に移動するのです。その後、子宮内膜にうまく着床できれば、妊娠成立となります。
卵子の寿命は排卵後約24時間、精子の寿命は女性の体内に入ってから約3日間なので、排卵日の3日前〜2日後に性交渉を行うことで、妊娠の可能性が高まります。
排卵日はいつくる?
生理周期が28日なら、生理開始日の約14日後が排卵日です。
排卵日は生理周期によって異なるので、排卵日を予測するには、まず自分の生理周期を把握することから始めましょう。
月経周期が安定しない場合は、基礎体温の測定や排卵検査薬を活用することで排卵日をある程度予測することができます。
排卵日が遅れる原因は?
ホルモンバランスが崩れると、排卵日が遅れることがあります。
ストレスや疲れ、過度なダイエットなどで生活習慣が乱れると、ホルモンの分泌を促す機能が低下してホルモンバランスが崩れ、うまく排卵できなくなることがあるのです。
また、病気や体調不良、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの疾患も、排卵日が遅れる原因になることがあります。
排卵が遅れる原因をしっかりと理解し、生活習慣を改善したり、必要に応じて医療機関を受診したりすることが大切です。
排卵日が遅れても妊娠できる?
排卵日が遅れても、タイミングが合えば妊娠することは可能です。
卵子の寿命は24時間程度ですが、精子は子宮のなかで3日間ほど生存できます。そのため、排卵が遅れても、卵子と精子が生きている間に性交渉ができれば妊娠できる可能性は十分にあるのです。
ただし、排卵日が遅れると、妊娠しやすいタイミングを予測しづらく、妊娠の確率が下がる可能性があります。
妊活をできるだけスムーズに進めるためにも、排卵の周期が頻繁に乱れる場合は医療機関に相談しましょう。
排卵日が遅れたことはある?
トモニテ編集部では、妊活を経験した女性を対象に、排卵と妊娠に関するアンケートを実施。
排卵日が遅れたことがあるかを調査したところ「はい」と回答した人は130人(65%)でした。6割以上の人が排卵日の遅れを経験していたことがわかります。
排卵日が遅れることは、決してめずらしいことではないようです。
排卵日が遅れても妊娠できた!先輩ママの体験談
トモニテ編集部が行ったアンケートで、排卵日が遅れても妊娠できたことがあるかを調査したところ「はい」と回答した人は31人でした。
排卵日が遅れた経験がある人のうち、15.5%が排卵日が遅れたあとに妊娠が発覚したことがあるようです。
当時の体験について3人の先輩ママから詳しく教えてもらったので、排卵日が遅れていて不安に感じている人は、ぜひチェックしてくださいね。
3児のママ・noaさんの体験談
自営業を営むnoaさんは、現在3人のお子さんを育てています。
妊活をしていた当時は生理不順だったことから、排卵日がズレることはある程度予測できていたといいます。
排卵検査薬は使用しておらず、ちゃんと排卵しているのか・どれくらい排卵が遅れているのかは不明だったので、毎日不安でした。
生理予定日の2日前あたりから、寝る前に胸焼けのような症状がありました。
当時は「夜ごはん食べすぎたかな」程度に思っていましたが、生理予定日を過ぎても生理はこず。
胸焼け感もひどくなっていたので、生理予定日+2日で市販の妊娠検査薬を使用した結果、陽性反応が。
わたしも夫も「できるだけ早く赤ちゃんが欲しいね。」と話していたので、すぐに検査薬の写真を撮って夫に報告。
電話の向こうで泣きながら喜んでくれました。
妊娠が発覚したときは、旦那さんと電話越しに喜びを共有したそうです。しかし、このうえない喜びを感じると同時に、不安も感じたといいます。
婦人科系の健診を受けたこともなかったので、自分の体が毎月排卵しているのか、妊娠できる状態なのかどうかも分からず、妊娠・出産に対しての不安はとても大きかったです。
また、妊娠が分かった時は涙が出るほど嬉しかったですが、同時に「子宮外妊娠ではないか」「化学流産ではないか」「もし赤ちゃんに障害があったらどうしよう」といった不安にも襲われました。
妊娠がわかると「赤ちゃんが元気に生まれてきてくれるかな」という、妊活中とは別の不安が浮かんできたそう。
やっとの思いで授かった赤ちゃんをしっかりと育てたい、という気持ちが強く現れていたのかもしれませんね。
最後に、排卵日が遅れがちで悩んでいる妊活中の人へのアドバイスも聞くことができました。
妊娠・出産に関する大きな不安やストレスは、更なる体の不調を引き起こす可能性があります。
もし生理不順や、排卵日の遅れに関して不安があるのであれば、できるだけ早く専門の医師に相談しましょう。
パートナー以外にも相談できる相手ができることで、より前向きな気持ちで妊活に臨めると思いますよ。
排卵日が遅れることが多いなら、早めに医師に相談することが大切ですね。
1児のママ・がみもさんの体験談
がみもさんは、自営業として働きながら1人のお子さんを育てています。
当時、排卵検査薬を使いながら排卵日を予測していたそうです。
お医者さんからは、「まだ大きさも十分じゃないから、今月は排卵日が遅れるかも。検査薬は継続して、陽性が出たら3日ほどタイミングをとってみて。」とアドバイスを受けたので、
夫にもその旨を伝えました。夫からは「あまり連続で長期間タイミングをとるのは難しい」と言われたので、しばらくはタイミングを控えることにしました。
結局一週間遅れでやっと排卵検査薬が陽性になったので、その日から3日ほどタイミングをとり、無事に妊娠することができました。
なかなか排卵検査薬が陽性にならないので、今月は無排卵なのかと不安になりましたが、ダメ元で続けたのが結果的には良かったと思います。
医師から「排卵日が遅れそう」と言われたものの、排卵のタイミングを教えてもらい性行為を行ったといいます。
排卵検査薬も何回も購入したし、時間とお金を無駄にしているような気がして焦りましたが、信じて続けたのがよかったと思います。
「いつか妊娠できるはず」と信じたことが功を奏したと語るがみもさん。
これから妊活を行う人や、現在妊活まっただ中の人は、どんなことを心がければよいのか聞いてみました。
産婦人科で見てもらうと、排卵が不規則でも何か特徴が分かったりアドバイスがもらえたりするので、一人で抱え込まずに相談してみてくださいね。
一人で抱え込まず、排卵検査薬を使うこと・医師に相談することなどを意識できるとよいですね。
2児のママ・えもさんの体験談
えもさんは、会社員として働きながら2人のお子さんを育てています。
妊活を続けてもなかなか妊娠しなかったため婦人科を受診したところ、医師からあることを告げられました。
超音波検査で「多嚢胞性卵巣症候群」と診断を受け、排卵誘発剤のクロミッド錠を処方してもらいました。主人は姉が2人いるのですが、2人ともすんなり妊娠できたこともあり、行為をすればすぐ妊娠できる、そのうちできる、というように考えていた節があり、私がなかなか妊娠できずに悩んでいても他人事のような態度でした。周りはどんどん妊娠しているのに、自分はクロミッド錠を飲んでもなかなか妊娠に至らず、また主人がそのような態度なので、とても辛かったです。
妊活を始めて1年半ほど経ち、妊娠が発覚しました。その頃には半ば諦めモードになっており、まだ生理不順はありましたが、クロミッド錠はもう飲んでいなかったと思います。
妊活を進めるうえで大きな問題になってしまう多嚢胞性卵巣症候群ですが、医師から処方された排卵誘発剤も服用しながら妊活を行い、約1年半後に妊娠できたといいます。
ですが、産婦人科を受診して超音波検査をしてもらったところ、胎嚢は確認できたものの心拍が確認できず、また1週間後に受診するよう言われました。待ち望んだ妊娠だったので、心臓が止まっていたらどうしよう、流産したらどうしようと、不安で不安で仕方ありませんでした。病院からの帰りの車で号泣したのを覚えています。
1週間後の検査で無事に心拍が確認でき、やっと安心することができました。
妊娠が発覚したものの、産婦人科で赤ちゃんの心拍が確認できなかったことから、流産のリスクをかなり心配したとのこと。
1週間後に心拍が確認できてはじめて、心から安心できたといいます。
多嚢胞性卵巣症候群は排卵の遅れの原因になるため、妊娠しやすいタイミングを予測するのは難しかったでしょう。
多嚢胞性卵巣症候群を患っている人や、排卵が遅れがちな人は、妊活を進めるうえでどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
妊活を進める際のポイントについて、えもさんからアドバイスをもらうことができました。
でも一番は、ご自身が妊活をストレスに思わないことかなと思います。これが一番難しいのですが…。私だけでなく、諦めた頃に自然に妊娠した、という話はよく聞かれるかと思います。
あまり一生懸命になりすぎず、気分転換をしながら楽しんで妊活を進めていけたら、きっと赤ちゃんは来てくれますよ。
まずは医師に相談して排卵日が遅れる原因を明らかにすることが大切とのこと。また、ストレスをためすぎず、気楽に妊活を進めることを心がけるのも、妊娠への近道だといいます。
妊活中につらいと感じたら、一人で抱え込まず医師や旦那さんに相談したり、自分なりのストレス発散法を実践したりできるとよいですね。
多嚢胞性卵巣症候群
多嚢胞性卵巣症候群は、たくさんの「卵胞」(卵子が入っている袋)が卵巣内にとどまり、卵巣が腫れて大きくなってしまう病気です。
通常、卵胞は排卵に向けて卵巣内で育ち始め、やがて排卵されます。しかし、多嚢胞性卵巣症候群の場合、卵胞がうまく成長できず、排卵されずに卵巣内にとどまってしまうのです。
うまく排卵が起きないので、不妊の原因になり得ます。そのため、妊娠を希望する場合は「クロミッド」などの排卵誘発剤を使用したり、手術をしたりして妊娠を実現するための治療を行います。
排卵が遅れる場合の対処法は?
排卵が遅れることが多い場合、排卵周期を安定させるためにホルモンバランスを整えましょう。また、医師に相談することも大切ですよ。
ここでは、排卵が遅れる場合の対処法を5つ紹介します。
栄養バランスを意識した食事を摂る
栄養バランスのよい食事を摂りましょう。特に、ホルモンの分泌を助ける栄養素を意識的に摂取することが重要です。
たとえば、ビタミンB群やビタミンEにはホルモンバランスを整える働きがあり、亜鉛には卵巣や子宮の機能をサポートする働きがあります。また、オメガ3脂肪酸には、卵巣の老化を遅らせたり、受精や着床の確率を高めたりする働きがあるといわれています。
以下のような食品から摂取してみてくださいね。
積極的に摂取するとよい栄養素・食品
ビタミンB群:玄米、レバー、納豆
ビタミンE:ナッツ類、アボカド、ほうれん草
亜鉛:牡蠣、赤身肉、大豆製品
オメガ3脂肪酸:さば、亜麻仁油、チアシード
体に負担がかからない程度に運動をする
適度な運動は血行を促進し、ホルモンバランスを整える効果があります。激しい運動ではなく、ストレスを軽減しながら体を動かせる方法を選んでくださいね。
体を動かしつつ、リラックス効果も期待できるウォーキングやヨガ、軽いストレッチなどがおすすめです。
睡眠の質を高めて十分に眠る
質のよい睡眠は、ホルモンバランスを整えるうえで欠かせません。睡眠不足や浅い眠りが続くと、ホルモンバランスが乱れ、排卵周期に悪影響を及ぼしてしまいます。
快適な睡眠を得るためには、寝室を暗く静かに保ち、リラックスできる環境を整えましょう。
また、就寝前のスマートフォンの使用を控えたり、軽いストレッチや読書などのリラックス法を取り入れたりすると、より深い睡眠が得られます。
気分転換をしてストレスを緩和する
ストレスがたまると、ホルモンバランスが乱れる原因になります。ストレスを抱えたときは、気分転換を心がけましょう。
散歩や趣味の時間を楽しむ、友人や家族とリラックスした時間を過ごすなど、自分自身に合った方法を探してみてください。
ストレス解消にあまり時間が取れない場合は、深呼吸をしてみるだけでもかまいません。心身ともにリラックスし、排卵周期が安定しやすくなるでしょう。
医師に相談する
排卵が頻繁に遅れる・大幅に遅れる場合は、医師に相談しましょう。
特に、最後の生理開始日から排卵日までの期間が20日を超える場合は「遅延排卵」と呼ばれ「多嚢胞性卵巣症候群」や「高プロラクチン血症」などの病気が隠れている可能性があります。
治療が必要となる場合もあるので、排卵の遅れが気になるときは医師に相談し、適切な処置を受けましょう。
排卵周期が遅れるときは生活習慣の改善・医師への相談を心がけよう
排卵日前後は妊娠しやすい時期です。まずは、排卵日をしっかりと把握することから始めてみましょう。
排卵周期を安定させるには、ホルモンバランスを整えることが大切です。栄養バランスの取れた食事や適度な運動、質のよい睡眠、ストレス発散などを行い、ホルモン分泌を適切に促しましょう。
日常で実践できる方法を上手に取り入れ、必要に応じて医療機関に相談しながら妊活を進めてみてくださいね。
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