
妊活で男性がやるべきことは?妊娠に向けた体づくりのポイントも解説
妊活は夫婦で協力して取り組むことが大切ですが、男性のなかには具体的に何をすればよいのかわからない人もいるでしょう。
また「パートナーにも妊活に協力してほしいけど、何をしてもらえばいいんだろう?」と疑問に思っている女性もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、妊活中の男性がやるべきこと・意識してほしいことを詳しく紹介します。妊活中の男性や「パートナーにも妊活に向き合ってほしい!」と考えている女性は、ぜひ参考にしてくださいね。
妊活は夫婦で協力して取り組むことが大切ですが、男性のなかには具体的に何をすればよいのかわからない人もいるでしょう。
また「パートナーにも妊活に協力してほしいけど、何をしてもらえばいいんだろう?」と疑問に思っている女性もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、妊活中の男性がやるべきこと・意識してほしいことを詳しく紹介します。妊活中の男性や「パートナーにも妊活に向き合ってほしい!」と考えている女性は、ぜひ参考にしてくださいね。
妊活は夫婦2人で協力することが大切!

妊活とは、赤ちゃんを授かるために夫婦が協力して行う取り組みのこと。
女性が主体となって行うイメージがあるかもしれませんが、不妊の原因の約半数は男性にあるといわれていることから、男性も積極的に関わることが大切です。
妊活をスムーズに進めるため、普段の生活習慣を見直し、健康的な体をつくりましょう。また、お互いに情報を共有し支え合うことも、夫婦の良好な関係を保つために大切です。
妊活で男性にやってほしいこと

妊活は女性だけでなく、男性も積極的に取り組むことが大切です。ここでは、妊活中の男性に実践してほしいポイントを紹介します。
タバコをやめる
喫煙は精子の機能を低下させる要因の一つです。タバコを吸う男性は、吸わない男性に比べて精子の数や運動率が少ないといわれており、勃起障害(ED)の原因になるという報告もあります。
女性がタバコを吸っていなくても、受動喫煙によって妊娠後に赤ちゃんに影響する可能性もあるため、妊活を始めたら男性も禁煙することが大切です。
過度な飲酒を避ける
アルコールを習慣的に摂取していると、精子のDNAに悪影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。適度な飲酒は問題ありませんが、飲みすぎには注意しましょう。
妊活中は休肝日を設けたり、お酒の量を減らしたりするなど、アルコールの摂取量をコントロールすることが大切です。
栄養バランスを意識する
健康な体づくりをして妊活をスムーズに進めるためには、栄養バランスのとれた食事が不可欠です。特に以下の栄養素は、健康を維持するために積極的に摂取しましょう。
妊活中に積極的に摂りたい栄養素
亜鉛
ホルモンバランスを整え、免疫力の向上効果があるといわれています。18〜29歳なら1日9mg、30〜49歳なら9.5mgの摂取が推奨されています。
豊富な食品:牡蠣、あわび、牛肉、卵、納豆など
ビタミンC
免疫力向上のほか、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの予防にも効果があります。1日100mgを目標に摂取しましょう。
豊富な食品:赤ピーマン、ブロッコリー、アセロラ、レモン、オレンジなど
ビタミンE
抗酸化作用があり、免疫力の向上につながります。男性の1日あたりの推奨量は6.5mgです。
豊富な食品:アーモンド、オリーブオイル、アボカド、うなぎ、かぼちゃなど
DHA・EPA
「n-3系脂肪酸(オメガ3脂肪酸)」の一種で、免疫機能の向上や、高血圧・脳卒中などの予防にもつながります。n-3系脂肪酸は、1日2.2gの摂取が推奨されています。
豊富な食品:さば、さんま、ぶり、いわし、にしんなど
葉酸
DNAやたんぱく質の合成、細胞の生産を助けます。体の成長に欠かせない栄養素なので、1日240μgを目標に、積極的に摂取しましょう。
豊富な食品:レバー、ブロッコリー、ほうれん草、春菊、ブロッコリーなど
日々の食事にさまざまな食材を取り入れ、栄養バランスのよい食生活を心がけましょう。
十分な睡眠をとる
睡眠不足は、精子の数や精液量に悪影響を与えるといわれています。特に6.5時間以下の睡眠が続くと、精子の機能に影響が生じる可能性が高まることが研究で示されています。
規則正しい生活リズムを心がけ、7〜8時間の質のよい睡眠を確保することが大切です。
運動習慣をつける
適度に運動をすることで血流が促進され、免疫力が向上します。また、精子の数や運動率の改善効果があるともいわれています。
過度な運動や筋トレは、かえって精子に悪影響を及ぼすことがあるため、ウォーキングや軽いジョギングなど、体に過度な負荷がかからない運動を意識しましょう。
日常生活に適度な運動を取り入れ、無理のない範囲で習慣化できるとよいですね。
ストレスをためない
ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れ、イライラや気分の落ち込み、筋力低下などさまざまな不調が現れやすくなります。また、過度な飲酒や喫煙、過食などにつながり、生活習慣病の原因となるおそれもあるでしょう。
ストレスをため込まないよう、こまめに運動をする、趣味の時間をつくるなどして、リラックスできる環境を整えることが大切です。
また、パートナーに悩みを共有したり、会話を楽しんだりしてコミュニケーションをとることで、ストレス解消だけでなく良好な夫婦関係を維持することにもつながるでしょう。
睾丸を温めすぎない
精子や精巣は熱に弱いため、睾丸を温めすぎると精子の機能に影響する可能性があります。
睾丸が温まりすぎないよう、長時間のサウナやタイトな下着の着用は避けましょう。妊活中はサウナをなるべく控え、下着もゆったりとしたトランクスを選ぶのが望ましいです。
禁欲しすぎない
長期間射精しない状態が続くと、精子の運動率やDNAに悪影響を及ぼす可能性があります。
2〜3日に1回を目安に、定期的に射精しましょう。
風疹の検査を受ける
妊娠初期の女性が風疹に感染すると、胎児に先天性障害を引き起こす可能性があります。パートナーに感染させないよう、風疹にかかったことがない男性は早めに抗体検査を受け、必要に応じてワクチンを接種することが大切です。
妊娠のしくみについて理解を深める
妊活を進めるうえで、妊娠のしくみを正しく理解することはとても大切です。
排卵のリズムや妊娠しやすい時期を理解しておくことで、妊活のタイミングも把握しやすくなるでしょう。
正しい知識を身につけ、パートナーとともに計画的に妊活を進めましょう。
パートナーとのコミュニケーションを大切にする
妊活は長期間にわたることもあり、精神的な負担を感じることも少なくありません。
そのため、夫婦でのコミュニケーションを大切にし、お互いの気持ちを理解し合うことが大切です。定期的に妊活や子どもに対する考えを共有することで、妊活を進めるうえでの目線合わせにもなります。
小さなことでも話し合い、お互いの気持ちを尊重しながら支え合うことで、妊活に前向きに取り組みやすくなるでしょう。
必要に応じて不妊検査にも協力する
妊活を続けてもなかなか妊娠しない場合、必要に応じて不妊検査を受けることも大切です。
不妊の原因の約半数は男性にあるとされています。検査によって精子の数や運動率、形態などを調べることで、妊娠しにくい要因を特定でき、今後の妊活の進め方を考えるきっかけになるでしょう。
パートナーと話し合い、必要であれば検査に取り組むことも検討してくださいね。
妊活中は男性も生活習慣と健康管理に気をつけよう

妊活は夫婦2人で協力しながら進めることが大切です。男性も、禁煙や適度な運動、バランスの取れた食事を心がけ、健康的な体をつくりましょう。また、ストレスをこまめに発散すること、十分な睡眠をとることなども健康管理に欠かせません。
夫婦で協力しながら、できることからはじめてみましょう。
- 不妊の原因の約半分は男性側に原因があるといわれている
- 妊活中は、女性だけでなく男性も健康的な生活習慣を意識することが大切
- 亜鉛や葉酸などをはじめ、さまざまな栄養素をバランスよく摂取しよう
- 睾丸の温めすぎや過度な禁欲は精子の機能に影響する可能性がある
- パートナーとコミュニケーションをとり足並みをそろえながら進めよう
出典